この場所に来ることの意味:2020年7月11日
7月11日のポレポレの様子をお伝えします。
理由はわかりませんが、最近ブログの閲覧数が増えています。
ポレポレのことを、みなさん気にしてくださっているのでしょうか?
いつもありがとうございます!
東京都の新型コロナウィルス感染者数が200名を超えている状況でもあり、
換気や消毒等、できる限りの対策はとっていますが、
この日のポレポレへの参加を迷われた方も多かったようで、
参加者は少なめでした。
この日のテーマですが・・・・・・。
「なく」
このテーマに決まった理由ですが・・・・・・。
会場の準備をしているときに、
ある方から、前回のポレポレでどうやって描いてよいか悩んでしまって、
家に帰って泣いてしまったという話があったからかもしれません。
前回、長塚さんへのオマージュとして描かれた作品がありましたが、
長塚さんも、ポレポレでサイモンさんと話をする中で、
いろいろなことに思い悩みながら描いていた様子が、
ご本人のブログの中に書かれていました。
(こちらの記事を紹介しておきます。)
ポレポレは楽しい時間でもありますが、
一方で、まわりのメンバーの作品から刺激を受けたり、
様々な対話を経て、時には試行錯誤したりすることも、
きっと貴重な時間になるのではないかと思います。
ご本人も、「泣いて気持ちがすっきりしました」と言われていましたし、
これからどんな作品が生まれるのか、楽しみにしていますね。
20年以上ポレポレに通われている美名子さんにも、
試行錯誤してきた時間がいっぱいあったはずです。
この日は普段に比べると、小さいサイズの作品に取り組んでいました。
色彩だけ見ていたら、
チョコレートケーキとモンブランではないかと思ってしまいそうですが・・・・・・。
そこに黒の色が入ることで、雰囲気が変わっていきました。
今回は画集を参考しながら描いたようです。
コラージュも加えて、作品が完成しました!
波の上には、ヨットが浮かんでいるそうです。
その後は緑の色の画面の上に、
木炭を使って描いていました。
馬が仲良くしている場面でしょうか?
いろいろなことに挑戦している美名子さんでした。
美名子さんの後ろのテーブルでは、
バンドの練習が再開したことを、
裕也くんが萌さんに対してうれしそうに話していました。
「ピンポーン」の声が聞こえ、
萌さんの所に駆けつけたアレンさん。
淡いタッチのこちらの作品は、
花瓶に入れたあじさいの絵を描いたそうです。
梅雨の時期ならではの作品ですね。
後半のほうに来た大河原くんが描いているのは、
なにやら見覚えが・・・・・・。
前回もマスクをしている場面がありましたが、
この日もマスクが登場!
「泣くマスク」というタイトルが付けられていました。
暑くなってくると、マスクを付けるのは大変ですね・・・・・・。
その後には、こんな作品もありました。
本来であれば、次回のポレポレの頃に
東京オリンピックが開催予定でしたね。
大河原くんのように楽しみにされていた方にとっては、
泣きたい気分かもしれませんね。
大河原くんと同じテーブルでは、力くんが描いていました。
描いていたのは、珍しく静物画でした。
真ん中に見えるのは・・・・・・なんと、タマネギ!
そして、その横にあるのは、トウガラシ!
経験のある方なら共感されると思いますが、
想像しただけで涙が出てきそうです・・・・・・。
こちらのテーブルには、カラフルな額縁が見えますが・・・・・・。
絵の具を使って勢いよく作品が描かれた結果、生まれた額縁でした。
バックヤードには、たくさんの作品が並んでいましたが、
これからどんな作品が生まれるのか楽しみです。
この日に流れていたのは、インドの音楽でしたが、
裕士くんが来たら、きっとクリスタルキングがまた流れるでしょうね。
裕士くんは来られませんでしたが、
この日に描くのは難しいけど、ポレポレの様子が気になったからと、
顔を出された方がいました。
その際、「この場所があってよかった!」という言葉をいただきました。
描くという形ではありませんでしたが、表情を見ていると、
この日のポレポレのテーマを、
文字通り実践されているのに気付きました。
心に沁みる言葉でした。
その一言が、メンバーのみなさんの思いを象徴していると思いましたし、
ポレポレを続けていくことの意味を、改めて感じた一日となりました。
貴重なお言葉をいただき、ありがとうございました。
作品の続きが見られることを楽しみにしていますね。
まだまだ感染リスクがないわけではないので、
この状況の中では、決して無理をなさらないでいただければと思いますが、
次回も会場で、メンバーのみなさんをお待ちしていますね。
第一歩:2020年6月27日
新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、開催を見合わせていた
アトリエ・ポレポレの活動を、6/27に無事に開催することができました。
前回のポレポレが2/22だったので、4ヶ月ぶりの開催でした。
開催を見合わせている間に、
今後の活動再開に向けて懸念されたことが、
地下の会場でどのように換気をしたらよいのか・・・・・・ということでした。
音が苦手という方もいるかとは思いますが、
会場のある地下に降りると、大型のサーキュレーターが稼働しています。
また、建物全館で、常時換気を行っています。
会場となるマルチスペースでも、小型のサーキュレーターを稼働させ、
窓を常時開けることで、できる範囲で換気に努めています。
会場内では、事前に検討を重ねながら、物の配置を見直し、
これまで置いていなかった所にも新たにテーブルを設置したり、
対面にならないように座ってもらったりすることで、
メンバーのみなさんが少しでも距離を取れるようにしました。
今回は少ないだろうな・・・・・・と思っていましたが、
最終的な参加者は、普段通りの人数になりました。
それぞれのメンバーのみなさんが入れ替わりで来られており、
密な空間にはなっていませんでした。
いつもにぎやかなポレポレですが、
メンバーのみなさんも、コロナ禍の状況を踏まえ、
おしゃべりしすぎないように、気を遣われていた気がします。
久しぶりの開催となったこの日のテーマですが・・・・・・。
サイモンさんの意向で、
この日のテーマはなしになりました。
メンバーの作品を見てみましょう。
久しぶりのポレポレで一番最初に生まれたのは、
太郎さんの作品でした。
自粛中は、コロナウィルスに気を付けながら、
散歩をされていたという太郎さん。
制作風景を撮ろうと思ったら、私が事務処理を行っている間に、
描き終え、2時には帰られていました。
変わらないな・・・・・・と笑ってしまいました。
今日は緑の世界ではなく、土と空だったようですが、
川上先生、いかがでしょうか?
麻子さんは、「お休み中にしていたこと」を、
自分のテーマにして描いたそうです。
次の作品では、虹のように最初に色を塗ると・・・・・・。
別の色を上から塗り重ね、その後でスクラッチの技法を使って、
「アマビエ」を描いたそうです。
「アマビエ」に関しては、エイブルアート・カンパニーでも
取り上げているそうですが。
お恥ずかしながら、経緯を私はいまひとつわかっておりませんでした。
「疫病退散」ということだったんですね。
世の中の流行を察知して取り入れている、
麻子さんらしい作品だな・・・・・・と思いました。
こちらは、「おおきい、ちいさい」というテーマで
以前描かれた作品の続きですが、
好きなキャラクターを描きながらも、背景を塗り分けるなど、
新たな一面が見られて楽しかったです。
「プレゼント」と言って、制作した人形を置いていかれましたが、
平面で描いた作品が、立体として飛び出してきたようで、
その技術に驚かされました。
同じテーブルで描いていた重さんは、
この日のポレポレの再開を聞くと、すぐに「行く!」と決めたそうです。
描いていたのは、好きな果物シリーズでした。
重さんの色彩といえば、オレンジや茶色のイメージがありましたが、
この日は背景に涼しげな色を用いていました。
重さんの隣のテーブルでは、力くんが描いていました。
この日は、2枚描き終えていましたが、
以前出会った店員さんを描かれたそうです。
お二人ともいろいろな装いをされていますが、
また出会えることを願っています。
美名子さんは、この日は普段よりも小さい紙に描いていました。
金色の絵の具をたくさん使って、1日で完成させていました。
船の部分は、コラージュを取り入れていますが、
飛び出して見えますね。
こちらは、近くで描いていた美名子さんの技法を参考して、
へらを使って絵の具を塗ることにしたようです。
筆で描いていた時とは、違った質感が出ていますね。
同じ場で一緒に描くことで、
表現に新たな広がりが見られており、これからが楽しみです。
裕也くんと一緒に描いていた萌さんが、
「ピンポーン!」とアレンさんを呼んでいます。
どうやら作品ができあがったようです。
淡い色彩で描かれたこちらの作品は。
「コロナウィルスをやっつける花」、
「コロナウィルスを天国に送る花」とのことでした。
まさにみなさんの気持ちを代弁されているのではないでしょうか?
ただ、まだワクチンも開発途上ですし、
今は、それぞれが手洗いやうがいに努め、
不要不急の外出は避けることで、感染予防を図りながら、
自身の健康を保つということしかありませんが・・・・・・。
メンバーのみなさんは、念入りに手洗いを行っていました。
入館時もそうですが、会場への入室時にも、
アルコール消毒をお願いしています。
使用した画材は、戻す前に高濃度アルコールで拭くようにしています。
こちらの作品では、アルコールが登場するなど、
コロナウィルスへの対策が、日常に定着していますね。
一方で、麻子さんや萌さんの願いが叶うように、
医療従事者や医学・生物学系の研究者のみなさんが尽力されていることを
忘れないようにしなければなりませんね。
後半のほうにやって来た大河原くん。
梅雨の時期らしい、こんな作品が生まれていました。
サイモンさんが「おもしろい!」と言われていましたが、
世相に敏感な大河原くんらしい作品も登場していました。
だんだん暑くなってくると、マスクの着用も苦しいですよね。
そんな心情がよく現れているな・・・・・・と思いました。
濱田さんは、タブレットを開きながら描いたのですが、
何を見ていたのかというと、
りかちゃんが2011年に書いた、ポレポレのブログとのこと。
確認していたのは、こちらの作品でした。
「あの方へのオマージュとして描こうと思っている」とのこと。
ポレポレのブログを見たことがある方なら、
おわかりでしょうか・・・・・・?
そうです!
長塚さんが描かれた作品です!
あれから8年半か・・・・・・。
濱田さんが描かれた作品がこちらです。
長塚さんの作品が夜だとしたら、
濱田さんの作品は、昼間の風景とのこと。
私は思いも寄らなかったので、びっくりしてしまいましたが、
きっと長塚さんは再開のことも含め、
二重に喜んでいるんじゃないかな・・・・・・。
今は、この場に来られない状態だとしても、
メンバーのみなさんがいない人のことを気にかけ、
こうやって同じ場でつながっているんだな・・・・・・ということに
大変驚かされました。
この日のポレポレでは、
テーブルの配置を変えたり、お茶会をしなかったりと
これまでと変わっていることもあったのですが、
その一方で、「4ヶ月も開催していなかったんだっけ・・・・・・?」と
思うくらい、流れている時間が変わりないな・・・・・・と実感しました。
開催を見合わせていた期間に、
サイモンさんのほうからメンバーのみなさんに、
お手紙を出されて、それに対して寄せられたメッセージを
読ませていただきましたが、メンバーのみなさんが、
「とにかくポレポレに来たい」という思いがよく現れていました。
サイモンさんも前日はなかなか寝付けなかったとのことですが、
この日を迎えるにあたり、さまざまな議論があり、
私自身はプレッシャーに押しつぶされそうな日々が続いておりました。
再開することができて、ほっとした一方で、
いったん電車に乗ってしまうと、
いろいろな所に行きたくなってしまうから・・・・・・ということで、
参加はしたかったけど、自粛された方もいます。
健康状態など、それぞれの事情でまだ来られない方もいるでしょう。
この日は第一歩ですが、ポレポレの意味通り、
「ゆっくり、ゆっくり」と場を続けていけたらと思います。
今回のポレポレ開催の準備にあたり、
先立って開催された、エイブルアート芸術大学の運営を
参考にさせていただきました。
ファシリーテーターの中津川さん、
エイブルアート芸術大学の参加者や運営ボランティアのみなさん、
声を掛けていただいたNPO法人エイブル・アート・ジャパンの柴崎さん、
ありがとうございました。
中津川さんが先日、「場があることってやっぱりいいことだよね!」と
言われましたが、その言葉が改めて身に沁みた一日でした。
また、ポレポレの活動を守り抜いてきた、
アトリエ・ポレポレの創設メンバーのひとりである太田さん、
会計として関わっていただいている陽代さん、
コンティオの山口さんや杉さん、
NPO法人エイブル・アート・ジャパンの中塚さんや内野さん、
寄付をいただいたみなさん、
全員の名前をあげることはできませんが、
ポレポレに関わるすべてのみなさん、ありがとうございました。
特に、太田さんは、ポレポレのつながりをつくるような方法を、
今もなお真摯に考えておられることを、
この場を借りてお伝えしておきます。
アトリエ・ポレポレは、
いろいろな人の思いが詰まっている場所だということを
忘れないようにしたいと思います。
今後の活動については、通常通り第2・4週の開催を予定しております。
ただ、実際、東京都の感染者数が増えてはいますし、
第2波の到来も今後想定されるため、
開催については、状況を見ながらその都度判断する形になります。
よろしくお願いします。
【重要】6/27からの活動再開のお知らせ
新型コロナウィルス感染リスクの増大に伴い、
アトリエ・ポレポレは3月よりしばらく活動を見合わせてきました。
6/19(金)から都道府県をまたいだ移動が全面的に可能となるなど、
さまざまな社会状況を考慮し、
6/27(土)から、アトリエ・ポレポレの活動を再開することにしました。
アーツ千代田3331では、全館換気を行っており、
階段を降りると、このような大型サーキュレーターを目にするなど、
可能な限り、換気に関する対策をとっております。
ただ、コロナウィルス感染のリスクが全くないわけではないので、
参加に関しては、無理をなさらないでいただければと思います。
<お願い>
・保健所からの要請により、アーツ千代田3331への入館に際しては、
個人情報の記入が必要になっています。
・事前に検温をしていただき、苦手な方もいるかもしれませんが、
マスクの着用をお願いします。
・会場でもサーモグラフィー型の体温計により検温を行いますが、
体温が37.5℃以上ある方や、せきが出るなど、体調不良の方は、
参加を見合わせてください。
・座り方に関しては、対面にならないように、
距離を取った形で座っていただき、
使用した画材に関しては、返却前に消毒を行います。
・お茶会に関しては、しばらく実施を見合わせます。
その他、細かい注意点がいろいろと出てくるかもしれませんが、
事情をご理解いただけたらと思います。
サイモンさんのところには、
「早くポレポレで絵を描きたい!」という声が
数多く寄せられていると聞きました。
以前と全く同じような活動とはならないかもしれませんが、
できる限り変わらずにポレポレの雰囲気をつくれたらと思っています。
今後もよろしくお願いします。

































































