第一歩:2020年6月27日
新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、開催を見合わせていた
アトリエ・ポレポレの活動を、6/27に無事に開催することができました。
前回のポレポレが2/22だったので、4ヶ月ぶりの開催でした。
開催を見合わせている間に、
今後の活動再開に向けて懸念されたことが、
地下の会場でどのように換気をしたらよいのか・・・・・・ということでした。
音が苦手という方もいるかとは思いますが、
会場のある地下に降りると、大型のサーキュレーターが稼働しています。
また、建物全館で、常時換気を行っています。
会場となるマルチスペースでも、小型のサーキュレーターを稼働させ、
窓を常時開けることで、できる範囲で換気に努めています。
会場内では、事前に検討を重ねながら、物の配置を見直し、
これまで置いていなかった所にも新たにテーブルを設置したり、
対面にならないように座ってもらったりすることで、
メンバーのみなさんが少しでも距離を取れるようにしました。
今回は少ないだろうな・・・・・・と思っていましたが、
最終的な参加者は、普段通りの人数になりました。
それぞれのメンバーのみなさんが入れ替わりで来られており、
密な空間にはなっていませんでした。
いつもにぎやかなポレポレですが、
メンバーのみなさんも、コロナ禍の状況を踏まえ、
おしゃべりしすぎないように、気を遣われていた気がします。
久しぶりの開催となったこの日のテーマですが・・・・・・。
サイモンさんの意向で、
この日のテーマはなしになりました。
メンバーの作品を見てみましょう。
久しぶりのポレポレで一番最初に生まれたのは、
太郎さんの作品でした。
自粛中は、コロナウィルスに気を付けながら、
散歩をされていたという太郎さん。
制作風景を撮ろうと思ったら、私が事務処理を行っている間に、
描き終え、2時には帰られていました。
変わらないな・・・・・・と笑ってしまいました。
今日は緑の世界ではなく、土と空だったようですが、
川上先生、いかがでしょうか?
麻子さんは、「お休み中にしていたこと」を、
自分のテーマにして描いたそうです。
次の作品では、虹のように最初に色を塗ると・・・・・・。
別の色を上から塗り重ね、その後でスクラッチの技法を使って、
「アマビエ」を描いたそうです。
「アマビエ」に関しては、エイブルアート・カンパニーでも
取り上げているそうですが。
お恥ずかしながら、経緯を私はいまひとつわかっておりませんでした。
「疫病退散」ということだったんですね。
世の中の流行を察知して取り入れている、
麻子さんらしい作品だな・・・・・・と思いました。
こちらは、「おおきい、ちいさい」というテーマで
以前描かれた作品の続きですが、
好きなキャラクターを描きながらも、背景を塗り分けるなど、
新たな一面が見られて楽しかったです。
「プレゼント」と言って、制作した人形を置いていかれましたが、
平面で描いた作品が、立体として飛び出してきたようで、
その技術に驚かされました。
同じテーブルで描いていた重さんは、
この日のポレポレの再開を聞くと、すぐに「行く!」と決めたそうです。
描いていたのは、好きな果物シリーズでした。
重さんの色彩といえば、オレンジや茶色のイメージがありましたが、
この日は背景に涼しげな色を用いていました。
重さんの隣のテーブルでは、力くんが描いていました。
この日は、2枚描き終えていましたが、
以前出会った店員さんを描かれたそうです。
お二人ともいろいろな装いをされていますが、
また出会えることを願っています。
美名子さんは、この日は普段よりも小さい紙に描いていました。
金色の絵の具をたくさん使って、1日で完成させていました。
船の部分は、コラージュを取り入れていますが、
飛び出して見えますね。
こちらは、近くで描いていた美名子さんの技法を参考して、
へらを使って絵の具を塗ることにしたようです。
筆で描いていた時とは、違った質感が出ていますね。
同じ場で一緒に描くことで、
表現に新たな広がりが見られており、これからが楽しみです。
裕也くんと一緒に描いていた萌さんが、
「ピンポーン!」とアレンさんを呼んでいます。
どうやら作品ができあがったようです。
淡い色彩で描かれたこちらの作品は。
「コロナウィルスをやっつける花」、
「コロナウィルスを天国に送る花」とのことでした。
まさにみなさんの気持ちを代弁されているのではないでしょうか?
ただ、まだワクチンも開発途上ですし、
今は、それぞれが手洗いやうがいに努め、
不要不急の外出は避けることで、感染予防を図りながら、
自身の健康を保つということしかありませんが・・・・・・。
メンバーのみなさんは、念入りに手洗いを行っていました。
入館時もそうですが、会場への入室時にも、
アルコール消毒をお願いしています。
使用した画材は、戻す前に高濃度アルコールで拭くようにしています。
こちらの作品では、アルコールが登場するなど、
コロナウィルスへの対策が、日常に定着していますね。
一方で、麻子さんや萌さんの願いが叶うように、
医療従事者や医学・生物学系の研究者のみなさんが尽力されていることを
忘れないようにしなければなりませんね。
後半のほうにやって来た大河原くん。
梅雨の時期らしい、こんな作品が生まれていました。
サイモンさんが「おもしろい!」と言われていましたが、
世相に敏感な大河原くんらしい作品も登場していました。
だんだん暑くなってくると、マスクの着用も苦しいですよね。
そんな心情がよく現れているな・・・・・・と思いました。
濱田さんは、タブレットを開きながら描いたのですが、
何を見ていたのかというと、
りかちゃんが2011年に書いた、ポレポレのブログとのこと。
確認していたのは、こちらの作品でした。
「あの方へのオマージュとして描こうと思っている」とのこと。
ポレポレのブログを見たことがある方なら、
おわかりでしょうか・・・・・・?
そうです!
長塚さんが描かれた作品です!
あれから8年半か・・・・・・。
濱田さんが描かれた作品がこちらです。
長塚さんの作品が夜だとしたら、
濱田さんの作品は、昼間の風景とのこと。
私は思いも寄らなかったので、びっくりしてしまいましたが、
きっと長塚さんは再開のことも含め、
二重に喜んでいるんじゃないかな・・・・・・。
今は、この場に来られない状態だとしても、
メンバーのみなさんがいない人のことを気にかけ、
こうやって同じ場でつながっているんだな・・・・・・ということに
大変驚かされました。
この日のポレポレでは、
テーブルの配置を変えたり、お茶会をしなかったりと
これまでと変わっていることもあったのですが、
その一方で、「4ヶ月も開催していなかったんだっけ・・・・・・?」と
思うくらい、流れている時間が変わりないな・・・・・・と実感しました。
開催を見合わせていた期間に、
サイモンさんのほうからメンバーのみなさんに、
お手紙を出されて、それに対して寄せられたメッセージを
読ませていただきましたが、メンバーのみなさんが、
「とにかくポレポレに来たい」という思いがよく現れていました。
サイモンさんも前日はなかなか寝付けなかったとのことですが、
この日を迎えるにあたり、さまざまな議論があり、
私自身はプレッシャーに押しつぶされそうな日々が続いておりました。
再開することができて、ほっとした一方で、
いったん電車に乗ってしまうと、
いろいろな所に行きたくなってしまうから・・・・・・ということで、
参加はしたかったけど、自粛された方もいます。
健康状態など、それぞれの事情でまだ来られない方もいるでしょう。
この日は第一歩ですが、ポレポレの意味通り、
「ゆっくり、ゆっくり」と場を続けていけたらと思います。
今回のポレポレ開催の準備にあたり、
先立って開催された、エイブルアート芸術大学の運営を
参考にさせていただきました。
ファシリーテーターの中津川さん、
エイブルアート芸術大学の参加者や運営ボランティアのみなさん、
声を掛けていただいたNPO法人エイブル・アート・ジャパンの柴崎さん、
ありがとうございました。
中津川さんが先日、「場があることってやっぱりいいことだよね!」と
言われましたが、その言葉が改めて身に沁みた一日でした。
また、ポレポレの活動を守り抜いてきた、
アトリエ・ポレポレの創設メンバーのひとりである太田さん、
会計として関わっていただいている陽代さん、
コンティオの山口さんや杉さん、
NPO法人エイブル・アート・ジャパンの中塚さんや内野さん、
寄付をいただいたみなさん、
全員の名前をあげることはできませんが、
ポレポレに関わるすべてのみなさん、ありがとうございました。
特に、太田さんは、ポレポレのつながりをつくるような方法を、
今もなお真摯に考えておられることを、
この場を借りてお伝えしておきます。
アトリエ・ポレポレは、
いろいろな人の思いが詰まっている場所だということを
忘れないようにしたいと思います。
今後の活動については、通常通り第2・4週の開催を予定しております。
ただ、実際、東京都の感染者数が増えてはいますし、
第2波の到来も今後想定されるため、
開催については、状況を見ながらその都度判断する形になります。
よろしくお願いします。






































