場所を開くことの意味:2020年12月12日
12月12日のポレポレの様子をお伝えします。
例年なら忘年会の日でしたが、
この日はいつも通りの活動を行いました。
忘年会を楽しみにしていた裕士くんから、
仕事の都合で来るのが難しいということで、
サイモンさんに手紙が届いたそうです。
ポレポレで来年は沢山絵を描きたいです
みんなに会いたいです
こんな文章と共に、
誰よりも忘年会を楽しみにしていた、
長塚さんの絵はがきが添えられていました。
お二人の気持ちは、
サイモンさんやメンバーのみなさんにも届いていますからね。
また、しばらくは描きに来れないけど、
また来たいと思っているというメッセージを、
親戚の方が代理で届けに来られたということもありました。
そんなこの日のテーマは……。
「あそぶ」
メンバーの作品を見てみましょう。
「あそぶ」というテーマは、
8月にも出ていたのですが、
こちらの方から提案があり、設定されたそうです。
天気のよい日に、ピクニックにでも行ったのかな?
これからボールで「あそぶ」ようですね。
大きな刷毛を使って、下地を塗っている美名子さん。
塗り終えた後は、雑巾で拭き取っていましたが、
本当に雑巾で絵を描いているのかと思うくらい、
使う時間が長かったです。
時々「たのし〜い!」と言っていたので、
雑巾で画材にしながら、「あそんで」いたのかな?
納得するまで雑巾を使った後は、
パステルで絵を描き始めましたが……。
ワイン色の下地の上に登場していたのは、赤のパステル!
色彩がよく目立っていました。
最初は植物を描いているのかと思ったのですが、
尋ねたところ、「人間!」とのことでした。
踊っていたり、身体を曲げていたり……。
いろいろなポーズをとっているようですが、
ここからどんな展開を見せるのか楽しみです。
美名子さんの後ろで描いていた萌さんは、
裕也くんがお休みだったこともあって、
作品の中に変化が現れていました。
この日のテーマを聞くと、
甥っ子さんと「あそぶ」場面を思い浮かべたそうです。
1枚目は、萌さんが下の甥っ子さんと一緒に、
サッカーをしている絵を描いていました。
上の甥っ子さんが『鬼滅の刃』が好きだとのことで、
2枚目には、鬼滅の刃ごっこをしている場面を描いていました。
剣を持っているのは、炭治郎とのこと。
調べたところ、炭治郎の衣装は緑と黒なんですね。
甥っ子さんへのやさしい思いがよく現れていて、
印象深い作品となりました。
萌さんはいつものテーブルで描いていましたが、
卓也くんは、裕士くんが座ることの多いテーブルで描いていました。
まずはテーマにちなんだ作品を描き始めました。
動物を登場させることにしたようです。
ネコがじゃれ合って「あそんで」いる場面でしょうか?
テーマの絵を描き終えると、女性の絵を描いていました。
水彩絵の具が塗られることで、
女性の存在感が際立っている気がしました、
最近、欠かさずにポレポレに来られている大河原くん。
最近楽しんでいる、ティーボールの絵を描いたそうです。
こちらは釣りでしょうか? 多趣味なんですね。
一方で、こんな作品もありました。
「明るい年に」というタイトルが付けられていて、
大河原くんの率直な思いが現れていました。
そんな一年になることを願いましょう。
こちらでは太一くんの作品を近くに置いて描いていますが……。
気持ちのよいくらい絵の具をたっぷりと使った作品もあれば……。
こんな文字の作品も描いていました。
同じ方が描いたと思えないかもしれませんが、
これもご本人から湧き出た表現ですし、
この時間があるからこそ、
絵の具のダイナミックな表現が生まれているのかもしれません。
太一くんもそうですが、
描くことを通して、テーマ通り「あそんで」いたのかもしれませんね。
今後もいろいろなことを試してもらえたらと思います。
この日、忘年会は開催できませんでしたが、
思いがけないことがありました。
以前に何回か来られていたお子さんが、
久々に「ポレポレに来たい」と思ったそうで、
親子で来られていました。
作品は完成しなかったのですが、
「あそぶ」場面の絵を笑顔で描いていたし、
萌さんが気遣って、画材を勧める姿も見られ、
印象に残る場面となりました。
ポレポレでは特に出席をとっておらず、
「来たい時にどうぞ!」というスタンスをとっていますが、
久々に来ても何事もなかったかのように参加できて帰って行けることは
ポレポレの魅力でもあると思いますし、
場所を開くことの意味を考えさせられた一日でした。
メンバーのみなさんが帰ってから、
私はサイモンさんにインタビューを撮らせていただきました。
このことに関しては、
日を改めてお伝えしようと思っていますが、
私にとっては、忘年会と同じくらい、濃い一日となりました。
先日もお伝えしましたが、
今年は12/26にもポレポレを開催しますので、
来られる方はお待ちしていますね。
深くかかわるテーマ:2020年11月28日
11月28日のポレポレの様子をお伝えします。
感染者数が増えている中で、参加を迷われた方もいたかもしれません。
ポレポレではできる対応を取りながら、通常の開催を行っておりますが、
不安を感じる場合は無理をなさらないでいただけたらと思います。
この日のテーマは……。
「きょうそうする?」
メンバーの作品を見てみましょう。
いろいろな種類のパステルを並べているのは……。
前回の続きに取り組む美名子さんでした。
普段は暗めの色彩を用いることの多い印象がありますが、
この日は淡い色彩を用いていました。
青色が多い中で、
ピンク色の部分に目が向いたのは、私だけでしょうか……?
私には、水の中から手が伸びているように見えたのですが……。
そんなことが気になっているうちに、
水色系の色彩がどんどん塗り進められていきました。
途中でサイモンさんを呼び、相談をしていました。
何か思ったのか、これまでとは違った色彩が登場してきました。
最終的にはこのような作品になりました。
空と海をイメージした作品で、
オレンジ色に塗っていたのは雲だったようです。
こちらのふたりは用事があるとのことで、
早めに帰られていました。
萌さんは時々花瓶を描くことがあるのですが、
この日はテーマにちなんで、
花瓶が「きょうそうする」場面を描くことにしたそうです。
「3人で歩く近道」というタイトルが付けられていましたが、
「3人」というのは、自分たちと、嵐の松本潤さんとのこと。
競争という概念にも、人それぞれの形があるようですね。
花瓶たちの表情もそうですが、見ていて楽しい作品が生まれていました。
「きょうそうする?」というテーマだからか、
ゆうまくんの作品にも、生き物が2種類登場していました。
ホッキョクグマとアザラシが、
冷たい海の中で競争している場面とのことです。
お互いを見つめ合っていて、いいライバル関係にあるのかな?
この日も後半のほうに顔を出していた大河原くん。
こちらの作品には、
「半魚人におそわれる日」というタイトルが付けられていました。
半魚人に「競争する?」と聞かれたら、困ってしまいますね……。
こちらの作品には、
「びょうきをせいばい」というタイトルが付けられていました。
サイモンさんが「心で描く」という言葉を使いますが、
最近の大河原くんの作品には、切実な思いが現れていますね。
こちらは、刷毛や筆、へらなどを使い分けながら、
エネルギーを発散させるように描く姿が印象的でした。
こちらは一部の作品ですが、
見ていて気持ちのよくなる作品がたくさん生まれていました。
ポレポレでは時々目にする光景ですが、
絵の具をたっぷりと使っているからか、
一枚描き終わるごとに、
飛び出した色彩が、額縁のように現れていました。
この日には完成しませんでしたが、神話にも登場する、
「山の背比べ」の作品を描いている方がいました。
この日のテーマを最初に聞いたときは、意外な感じがしたのですが、
ポレポレという空間の中で共に創っている点では「共創」、
切磋琢磨するという点では「競争」、
制作する中でお互いに影響を受け合う点では「協奏」
している面もあるかもしれませんね。
「きょうそうする?」という問い掛けは、
実はポレポレに深くかかわるテーマだったようです。
まだまだいろいろと考えられそうですね。
先日もお伝えしましたが、12月は毎年恒例の忘年会を見合わせ、
12/12と12/26の2回、通常のアトリエを開催しますので、
よろしくお願いします。
12月のポレポレ開催日について
12月も近付き、急に冷え込むようになりましたね。
アトリエ・ポレポレでは、12月になると毎年、
忘年会(クリスマス会)を行ってきました。
ただ、新型コロナウイルス感染症が流行している状況で、
普段より多くの人が来る忘年会を行うことは、
感染リスクを高める恐れがあるため、
非常に残念ですが、今年は開催を見合わせることにしました。
上の画像は、太郎さんのお母さんがつくられたケーキですが、
サイモンさんによると、
これまで12月に忘年会をしなかったことはなかったとのこと。
楽しみにされていた方には大変申し訳ありませんが、
事情をご理解ください。
その代わりに、今年は12/12と12/26の2回、
通常のアトリエを開催することにしました。
感染者数がまた増えてきましたが、
今後も緊急事態宣言が出たり、3331が休館となったりしない限りは、
ポレポレは通常通り第2・4土曜日に開催予定です。
熱が37.5℃以上あったり、せきが出たりと体調に異変を感じた場合は、
ポレポレに行きたい気持ちはあっても、無理をなさらず静養してください。
今後もよろしくお願いします。
アトリエ・ポレポレ
















































