北里柴三郎記念館 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

北里柴三郎記念館に来ました。
生誕地の熊本県小国町にあります。



北里柴三郎先生は破傷風菌の研究で世界的に有名な医学博士です。


あだ名は「ドンネル」ドイツ語で「雷(雷親父)」という意味。上の建物は「ドンネル館」と名付けられています。



阿蘇群の山林の深い地域にあるかなり田舎町です。ここで生まれ育ち研究所を開設、その後記念館となりました。

ここには北里先生御夫婦お手植えの夫婦杉があります。


上の写真は北里文庫。
「未来を担う子どもたちのために」と建設した図書館です。


こちらは「貴賓館」帰省の際の邸宅。大正5年に建てられたものです。


2階から見える里山と北里川からの爽やかな風で心が癒やされます。


こちらは生家。
元は北里川河川敷に空き家となっていて、ふた棟あったようですが、河川の改修工事で今の場所に縮小して移築されたようです。


時がゆっくり流れ、いつまで見ていても飽きません。



先生は、私の故郷でもある伊東を愛し、温泉プール付き別荘を建て市民に開放したり、私財を投じて子どもたちのために通学用の橋を整備するなど、地域に貢献してくださいました。


今年の7月から北里柴三郎先生は1000円札の顔になります。
ひと足早く400円で手に入れました(笑)