10月は「住生活月間」~これからの住まい方を考えてみませんか~
10月に入りました。
今月は、国土交通省が定める「住生活月間」です。
住まいは、私たちの暮らしの一番身近な場所です。
でも、毎日暮らしているからこそ、
「これからこの家に何年住むのだろう」
「住宅ローンは大丈夫だろうか」
「子どもたちが独立した後、この家をどうするのだろう」
そんなことを、普段はあまり考えないかもしれません。
金利が動き始めた今、住まいについて考える
最近、住宅を取り巻く環境の中で気になるものの一つが金利の動きです。
金利の変化は、これから住宅を取得する人だけの問題ではありません。変動金利型の住宅ローンを返済中の人にとっても、将来の返済額や家計を考えるきっかけになります。
住宅ローンは何十年という長い期間にわたるものです。
だからこそ、
「今払えているから大丈夫」ではなく、これからの暮らしまで含めて住まいを考える。
そんな視点が大切になってきているのではないでしょうか。
「家を買う」だけが住教育ではありません
私は住教育というとき、新しく住宅を購入するための知識だけではないと思っています。
家を大切に使うこと。
必要に応じて修繕すること。
家族構成の変化に合わせて住み方を変えること。
そして、自分たちが使わなくなったときに、その家をどう次の人へつないでいくのか。
そこまで考えることが住教育ではないでしょうか。
日本では空き家が増えています。
2023年の住宅・土地統計調査では、全国の空き家は約900万戸、空き家率は13.8%となっています。私が空き家課題トータルコンサルタント講習で使用している資料でも、この数字を取り上げています。
空き家になる前に考える
空き家対策では、「空き家になった住宅をどうするか」に目が向きがちです。
しかし、本当に大切なのは、その一歩前から住まいの将来を考えておくことではないでしょうか。
空き家を発生させない。
そして、使われなくなった住宅には次の役割をつくる。
売却する。
賃貸する。
地域のために活用する。
古民家ならその価値を生かして再生する。
そして最近、私自身が特に可能性を感じているのが「二地域居住」です。
一つの家、一つの地域に縛られない暮らしへ
都市と地方など、二つの地域に生活拠点を持つ二地域居住。
地方にある空き家や実家を、
「使わない家」
ではなく、
「もう一つの暮らしの拠点」
として活用できれば、空き家対策だけではなく、地域との新しいつながりを生み出すことにもつながります。
私自身も二地域居住を実践しながら、その可能性を感じています。
国土交通省も二地域居住の促進を進めています。
2026年9月30日には、二地域居住の促進に向けた2つの支援事業について、計15件の採択を公表しました。
住まいから、自分たちの未来を考える
今月、私は藤沢・伊東・三鷹の3カ所で住教育セミナーを行う予定です。
住宅ローンや金利のこと。
空き家のこと。
古い住宅をどう活かしていくか。
そして、二地域居住という新しい暮らし方。
一見すると別々の話に見えますが、すべては
「これから、どこで、どのように暮らしていくのか」
という一つの問いにつながっています。
住まいから、自分たちの未来を考える。
10月の「住生活月間」を、そんなきっかけにしてみませんか。
私も藤沢・伊東・三鷹の3つの地域で、皆さんと一緒に、これからの「住まい」と「暮らし」について考えていきたいと思います。
