損益計算書 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

いよいよ年度末、決算の時期です。
誰しも聞いたことがあると思いますが、そもそも決算とはなんだろう?

超基本的な事を自分の勉強も含めまとめてみました。

高校の頃から理系を選択し、建築の専門分野に進学した私は、実は経営や会計のことなど一度も習ったことがないのです。

しかし経営者となった今、経営や、会計知識の必要性を身に沁みて感じます。

まずPLって何だ?
いま選抜高校野球が開催されていますが、私がイメージするのはPL学園(笑)

PLとは損益計算書のことです。
1年の収益と費用から企業の経営成績がわかる表です。


まずは「売上高」、その売上高から原価を引いたものが「粗利益」。

粗利益から販売費、一般管理費(人件費や賃料)を引いたものが「営業利益」。

営業利益から営業外収益、営業外費用(利息や持分法投資損益)を差し引いたものが「経常利益」。

経常利益から特別損出、特別利益を差し引いたものが「税引前利益」。

税引前利益から税を引いたものを「当期純利益」

この純利益が会社の最終的なもうけを示します。


このように6つのステップで利益は分割され、それぞれが会社の状態を測る指標になります。

純利益/売上高=純利益率。
効率的に利益をあげているか判断できる指標となります。

純利益率は業種により異なります。小売業のように商品を仕入れて販売する業種は一般的に低く2〜3%になります。仕入れがない銀行業などは10〜15%と高くなります。

PLは会社の健康診断のようなものです。それぞれの指標の意味がわかるように勉強しておきたいと思います。