組み合わせがNGな食べ物ってありますね。昔から有名なのは「ウナギと梅干し」とか。ちなみにウナギと梅干しは今はNGではないというか、医学的根拠はないらしいです。昔は流通も発達してなかったし、冷蔵庫もなかったから鮮度管理上いろいろ問題があったのでしょう。だからNGだったものもたくさんあったようです。一方で、近代になって判明したNGな食べ合わせも結構あるんですね。大きく2種類あって一つは一緒になることで有害な物質が発生したり内蔵に負担をかけてしまう組み合わせ、もう一つは有害性はないが「相方」の長所を阻害してしまう、つまり栄養価を低減させてしまう組み合わせです。前者としては、焼き魚と漬け物とかハムとバターとか例にあがってました。あと、グレープフルーツと焼酎とか・・・こんなの聞くとハムサンドはどうするんだとか、グレープフルーツサワーが飲めなくなる、って話になりますが対処法もそれなりにあるようです。後者では生のキュウリとトマトとかネギとわかめなどが例に出てました。ネギとわかめなんかも味噌汁や麺類で一緒になること多いですよね。っていうかわかめの出番がある時は大体ネギも出番があると言っても過言じゃないでしょう。これらは勿論一部に過ぎず他にもたくさんの事例が出ており、大半は日常的に見かける組み合わせです。知ったらなにも食べられなくなります。

 

で、NGな食べ合わせで思い出すのが中学の同級生だったOY君。彼は「我が家ではジャガイモと味噌は一緒に食べない」というのです。聞けば「うちの祖父さん、それで死んだ」とのこと。それ以来、彼の家では一緒に食卓に供されることはなくなったらしい。で、それを聞いた私ですが、母親の作る味噌汁で一番好きだったのが「わかめとジャガイモ」。つまり、ジャガイモと味噌は小さいときから日常的に食しており、その食べ合わせで健康を害した記憶は一切ありませんし、他からもそんな情報聞いたこともなかったので大して気にもしませんでした。後年、彼の話を思い出し色々調べてみたこともあったのですが、有害だという説はどこにもありませんでした。後付けで考えると、ジャガイモと味噌の食べ合わせが悪かったのではなく、ジャガイモの芽を取ることなく大量に食べたんではないかと思うのです。言うまでもなく、芽は毒ですからね。それでも死ぬってのは他の要因もあったんじゃないかなあ。OY君とは中学卒業以来会ってないのですが、彼は未だにその「家訓」を守っているのだろうか。

このように個人や一家庭だけのNGな食べ合わせとか、NGな食べ物って、実はその食べ物が悪いのではなく、一緒に食べたものが悪かったとか、その時の体調が悪かったとかってパターンも多いですね。私が牛丼が食えなくなったのも牛丼のせいではありません(この話は長くなるので別の機会に)。

人間の世界も似てますね。一緒に居ただけで、あるいはそこに居ただけで悪者にされたってのが。

 

 

先日、就活のwebテストでの替え玉受験のニュースがありました。容疑者は京大大学院卒の関電社員。世間の論調は「そんなエリートが何故?」ってのがそこそこ有り、その能力をもっと別のところに生かせば、というところまで踏み込むメディアもありました。少し趣きは違いますが高度な知的能力を要する犯罪や、いわゆる悪知恵に対し「その能力をもっと別のところに生かせば」ってのが半ば常用句のように使われますね。でもね・・私思うのですが知恵ってのは悪いことには無限に湧き出るものなんです。この私だってそう。良いことにはなかなか知恵は出てこないけど悪いことはいくらでも思いつきます。その理由を考えてみました。まず良い知恵は、法令・ルール・慣習、そして良識という壁があります。その壁の中で考えなければなりません。ちょっと何か閃いても大体壁のどこかに抵触する。悪知恵にはその「壁」がない。だからやり放題。思いついても実行に移さないのは最後の壁である「良識」が働くから。

昔愛読していた「ナニワ金融道」や「ミナミの帝王」はいわば悪知恵の百科事典。カード詐欺に取り込み詐欺、地面師にダイヤルQ2(今は死語か)を悪用した不正課金、書類改竄は朝飯前だし「ちょっとここに住所氏名書いてくれればいいんや」となにも知らない人間に手形の裏書きをさせる等々、なんでもあり。作者の取材も半端ないなって思う作り込みでした。読んでいた当時は「こんな奴ほんとにいるんか」って感じでしたが、5年くらい前から友達になったTH君。彼の仲間も含めると上記の半分はやってました。彼自身はカード詐欺で服役してます。彼の仲間のRさんは福島原発の東京電力への補償請求詐欺、もっともRさんは元々実直で地味な事務屋さん、その事務処理能力が買われて詐欺の書類作成をしてしまったようで、黒幕というか図を描いたのはこれまた私も懇意にしているM社長、勿論服役してます。要するにTH君の周りは詐欺仲間だらけ。で、私が知り合った頃は既に出所して真人間(自称)になって出直している時でした。だから「真人間」になってからの彼しか知らないのですが、今一しょぼいのです。もっと金儲けの才能あるかと思ったけど全然ぱっとしないのです。やはり冒頭の「法則」が当てはまるようですね。悪いことはどんどん思いつくけど良い知恵はなかなか・・・

でも勿論彼に「元に戻れ」なんて望みません。このまま「真人間」で貫いて欲しいです。そして知り合ったのが「真人間」になってからで良かったです。昔からの友達だったら私も「連座」してたかも、って思います。そのことをTH君に言ったら「あんたはそういうこと絶対やらない人だから最初から誘わないよ」って言ってくれましたけど、人間なんてわかりませんよ。私は良心より目先の銭の方が勝ってしまう人間ですから・・・・

 

まいばすけっと・・・首都圏在住の方ならほとんどご存知と思いますが、イオン系のミニスーパーです。2000年代後半に誕生し、どんどん店舗を拡大、今年1000店を超えたようです。私が最初に見たのは川崎大師の近くの店。当時私まだコンビニ経営しており、その時点で「まいばすけっと」の存在や名前は既に知ってました。「これが噂のまいばすけっとか。こんなのうちの近くに出来たらやばいな」と思いましたが、当時は横浜、川崎、東京城南地域で数店展開している程度、まだ「対岸の火事」程度の感覚でした。ところが「敵」は予想を上回るスピードで店舗展開を進め、あっという間にうちの近所にも出店。しかも誘致したのは懇意にしているK不動産のK社長。K社長そりゃ無いよ、と思いましたが、商売だから仕方ない。私もK社長の立場ならやってるでしょう。それまで私の意識は「ライバルは他のコンビニ」でしたが、それ以上に他業態がライバルだということを改めて認識した瞬間です。実際、コンビニと他業態ってコンビニが出現した当初は「時間」が最大の差別化ポイントでした。つまり長時間営業であること。ところが他業態もどんどん営業時間を拡大しました。そうなるとコンビニの優位性ってそんなに無くなるのです。むしろ商品の品揃えや価格面ではハンディがあります。で、実際うちの近くに、まいばすけっとが出来た結果、うちよりコンビニLが影響を受けました。つまり、コンビニLの方がうちより更にまいばすけっとの近くにあった・・・早い話が隣だったのです。その後、コンビニLはオーナーが辞めて直営になり、店内厨房展開等で「対抗」してましたがほどなく撤退となりました。

 

さて、まいばすけっとですが、イオングループがコンビニに対するリベンジのために生まれたスーパーなのだそうです。イオングループは言うまでも無く日本の流通業の覇者です。グループ内では色々な業態があります。イオンはそのあらゆる業態で「覇者」になってきました。ところがコンビニの業態ではなかなか覇者になれない。イオングループのコンビニと言えば「ミニストップ」・・これがトップどころか上位3社にも食い込めない。これが悔しくてしかたない、でイオンはミニストップをどうこうするのではなく、全く新しい業態を作る手に打って出ます。これが「まいばすけっと」。コンビニへのリベンジで誕生したわけですが業態はあくまでもスーパー。それをコンビニサイズの店舗でも成り立つ工夫をして出店戦略はコンビニのドミナント方式。つまりスーパーとコンビニのいいとこ取り。逆にそれぞれの余計なものは省きます。例えばスーパーのような店内調理もないし、日常の買い回りで間に合うものを中心とした品揃えに特化、あの面積で大型スーパーの品揃えはとうてい無理なのでそこは捨てる。そしてコンビニのようなカウンターサービス(宅配便、料金支払い、その他諸々の取り次ぎやサービス)、これらはオペレーションが増えるだけで利益にも貢献しない、しかもレジの待ち時間を増やしてしまう、こんなものはコンビニにやらせておけ、ってことで一切やらない、その他チラシ打ったり特売やったり、そういう余計なことはしない。これらの戦略が効を奏します。他にもコンビニと違う点があります。FC(フランチャイズ)方式はとらず、全て直営である店です。つまりオーナーに気を遣わない?で済む分、出店スピードがとにかく速い。失敗しても撤退も早い。それにFCの場合、ドミナント(一定の地域に集中して出店すること)は配送や管理が効率化できるという、あくまでも本部側のメリットしかありませんが、直営であれば更に店舗間の人員や商品、資材の融通や効率運用が出来るわけです。

 

私、現役だった頃は意地でも他のお店には行きませんでした。それは他のコンビニというだけでなく他の業態もです。「卒業」した後もそれまで経営していた店を利用しました(2015年2月末を以て経営は離れましたが、オーナーチェンジなので、お店はそのまま残りました)。それは今までお世話になったという恩義や、これからも頑張ってくださいという応援からくるものだったのですが、通っているうちに「コンビニ使えねえ」と感じることが増えました。そしてかつてライバルだった、まいばすけっとやその他の店にも出入りするようになります。そしてコンビニやってたとき、いかに「井の中の蛙」だったかを知ることになります。今も、そのコンビニあります。でも利用するのは、宅急便出すとき、料金の支払いするとき、ゴミの券を買うときくらい、月に2~3度程度でしょうか。言うまでもなく、店の利益にならないものばかり。でもしょうが無いよね。買うもの無いもん。今はそのコンビニの前を素通りして信号渡って「まいばすけっと」に通う日々。あまりにも通うもんだから、イオンの株買って優待券使い倒してます。