前回、521系の2両編成を入手してから興味を持ってしまったJR西日本の近郊型223系。
軽い気持ちで勉強がてら入手したら・・・それはそれは、もう大変な「沼」にハマってしまいましたw
そういえば、関西を走っているJRの近郊型電車ってみんなこんな顔してましたもんね〜。
さて、届いた223系2000番台の2両がこちらになります。
とても丁寧に組立てられていました。
ありがとうございます。
さっ!とりあえず当線への入庫を控えて、いつもの全般検査に入りましょう。
特に機器設備の異常はありませんでした。
(まぁ〜あるわけないんですw)
ホイっと検査が終わって出庫しました。
そうかぁ!今はこの車両が「新快速」なんですね。
もはや古典領域な自分は、153系以来、乗った事が無いので特に新鮮なんですよぉ~www
それでは521系と一緒に記念撮影します。
おぉ~!確かにベースの車体が同じなのが分かりました。
さぁ!それでは軽い気持ちで「沼」な車両に手を出してしまった、哀れな関東人の後悔をお楽しみくださいw
=223系の概要=
民営化直後に開発された221系の後継車になるんですね。現在でも225系とともに「新快速」の現役車両として活躍しています。
アーバンネットワーク(京阪神地区)の各線におけるサービス向上と従来車の置換えを目的として、1994年(平成6年)から導入が開始されたんですね。
この223系の導入により、「新快速」の最高速度が130km/hに向上して、後継車となる225系の登場まで10年以上の長期間にわたり製造されました。
阪和線・関西空港線用の0番台・2500番台、東海道本線・山陽本線(琵琶湖線・京都線・神戸線)用の1000番台・2000番台、東海道本線・山陽本線・福知山線用の6000番台、北近畿地区用の5500番台、岡山地区用の5000番台の7つの番台が在籍するほか、試作車として製造されたのちに事業用車に改造された9000番台も在籍していました。
また、本系列をベースとしつつ各線区ごとの事情に合わて仕様変更した車両も存在していて、単行電車の125系や交直流区間用の521系、さらにJR四国所有の5000系が導入されているんです。
=223系の主要概要=
製造会社:0番台(川崎重工業・近畿車輛)
1000番台・2000番台(川崎重工業・近畿車輛・日立製作所)
2500番台(1・2次車:川崎重工業、3次車:近畿車輛)
5000番台(川崎重工業)
5500番台(川崎重工業・近畿車輛)
6000番台(川崎重工業・近畿車輛、※全車が2000番台から改造です。
9000番台(川崎重工業)
製造年:0番台(1994年「平成6年」)
1000番台(1995年「平成7年」~1997年「平成9年」)
2000番台(1999年「平成11年」~2008年「平成19年」)
2500番台(1次車:1999年「平成11年」、2次車:2007年「平成18年」、3次車:2008年「平成19年」)
5000番台(2003年「平成15年」)
5500番台(2008年「平成20年」)
6000番台(2008年「平成20年~2022年「令和4年」※全車が2000番台から改造されました。
9000番台(1998年「平成10年」)※2019年「令和元年」廃車
製造数:総合計でなんと!927両の大所帯なんですね。
0番台:68両
1000番台:92両
2000番台:648両(※内6000番台:4両編成×13本、6両編成×2本、4両編成×14本「合計81両」)
2500番台:72両
5000番台:14両
5500番台:32両
9000番台:1両
投入線区:0番台(大阪環状線・阪和線・関西空港線・きのくに線)
1000番台・2000番台(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・湖西線)
2500番台(大阪環状線・阪和線・関西空港線・きのくに線・嵯峨野線・湖西線・草津線)
5000番台(瀬戸大橋線)
5500番台(山陰本線・福知山線・嵯峨野線)
6000番台(JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線、福知山線、草津線・湖西線)
9000番台(非営業車:事業用)
軌間:1,067mm(狭軌)
電気方式:架空電車線方式(直流1,500v)
編成:0番台(2・6両→3・5両→4・4両)
1000番台(4・8両)
2000番台(4・6・8両)
2500番台(3・5両→4両)
5000番台・5500番台(2両)
6000番台(4・6両)
最高運転速度:120km/h(0番台・2500番台・5500番台・6000番台)
130km/h(1000番台・2000番台・5000番台)
130km/h(曲線通過は+20km/h)9000番台
最高設計速度:120km/h(130km/h準備工事)0番台・2500番台
130km/h(1000番台・2000番台・5000番台・6000番台)
120km/h( 5500番台)
起動加速度:2.0km/h/s→2.5km/h/s(0番台)
2.1km/h/s(5500番台・6000番台)
2.5km/h/s(1000番台・2000番台・2500番台・5000番台・9000番台)
減速度(常用):3.5km/h/s(0番台・2500番台・5500番台・6000番台)
4.3km/h/s(1000番台・2000番台・5000番台・9000番台)
減速度(非常):4.2km/h/s(0番台・2500番台・5500番台・6000番台・9000番台)
5.2km/h/s(1000番台・2000番台・5000番台)
全長:20,000mm(※9000番台:19,670mm)
全幅:2,950mm
全高:3,640mm
車体:ステンレス鋼
自重:サハ223(0番台:27.7t、1000番台:28.1t、2000番台・6000番台:29.0t)
クハ222(0番台:31.1t、1000番台:32.0t、2000番台・6000番台:32.4t、2500番台:31.7t、5500番台:34.4t)
モハ223(0番台:38.0t、1000番台:38.0t、2000番台:36.7t)
※6000番台(パンタ1基:36.7t、パンタ2基:38.5t)
クモハ223(0番台:39.0t、1000番台:40.0t、2000番台・6000番台:40.7t、2500番台:40.5t)
※5500番台(パンタ1基:42.0t、パンタ2基:42.3t)
クモヤ223(39.4t)
台車:ボルスタレス台車
0番台:円錐積層ゴム式(WDT55A:電動車、WTR239A:付随車)
1000番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー付き)(WDT56:電動車、WTR240:付随車)
2000番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー・アンチローリング付き)(WDT59:電動車、WTR243:付随車)
2500番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー付き)(WDT59:電動車、WTR243A:付随車)
5000番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー・アンチローリング付き)(WDT59:電動車、WTR243:付随車)
5500番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー付き)(WDT59:電動車、WTR243E:付随車「駐車ブレーキ準備」)
6000番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー・アンチローリング付き)(WDT59:電動車、WTR243:付随車)
※種車が6・7次車の付随車はWTR243E「駐車ブレーキ準備」
9000番台:短腕軸梁式(ヨーダンパー付き)(WDT56XA)
主電動機:かご形三相誘導電動機
0番台:180kW(WMT100B:登場時)→230kW(WMT102C)
1000番台:220kW(WMT102A)
2000番台・2500番台・5000番台・6000番台:220kW(WMT102B)
5500番台:230kW(WMT102C)
9000番台:全閉自冷式永久磁石同期電動機「270kW(WMT926)」
駆動方式:WNドライブ
歯車比:6.53
制御方式:VVVFインバータ制御(1C1M)
0番台:3レベルGTO-VVVFインバータ(WPC4)→PWM-IGBTーVVVFインバータ(WPC13)
1000番台:PWM-IGBTインバータ(WPC7)静止形インバータ一体型
2000番台:PWM-IGBTインバータ(1次車:WPC10、2次車以降:WPC13)静止形インバータ一体型
2500番台:PWM-IGBTインバータ(1次車:WPC10、2次車以降:WPC13)静止形インバータ一体型
5000番台・5500番台:PWM-IGBTインバータ(WPC13)静止形インバータ一体型
6000番台:PWM-IGBTインバータ(旧1次車:WPC10、旧2次車以降:WPC13)静止形インバータ一体型
9000番台:2レベル電圧型PWM-IGBTインバータ(WPC902)
制動装置:電力回生併用電気指令式空気ブレーキ、抑速ブレーキ
0番台:電気指令式(直通予備・回生・抑速)→電気指令式・全ブレーキ
1000番台:電気指令式(直通予備・回生・抑速)
2000番台・2500番台・5000番台・5500番台・6000番台:電気指令式(直通予備・回生・抑速)・純電気ブレーキ
9000番台:電気指令式(回生・発電)
保安装置:EB・TE装置、列車防護無線装置、それぞれ各種ATS
0番台:ATS-SW、ATS-P、車両異常挙動検知システム
1000番台・2000番台・2500番台・5500番台・6000番台・9000番台:ATS-SW、ATS-P
5000番台:ATS-SW(ATS-P準備工事のみ)
※5500番台はワンマン対応
=223系の車体構造=
1991年(平成3年)に登場した207系通勤型電車で採用された軽量ステンレス鋼製を引き続き採用しました。
前頭部のみ一般構造用圧延鋼材(SS400)の溶接組立構造になっています。
前面形状は新設計の半流線形で、221系と同様に非常時貫通構造としました。
ただし、常時貫通構造の5000番台・5500番台は上部が垂直な形状となっています。
前照灯は、0番台のみ円形で、1000番台以降は角型前照灯とフォグランプを2灯ずつ備えています。
尾灯は、1000番台以前は前面下部のステップに設置、2000番台以降は前照灯と同じスペースに収まっています。
運行番号表示器は、2000番台1次車と2500番台1次車のみLED式が採用されたが、2018年(平成30年)以降、順次撤去されており、その他の車両はマグサイン式になっています。
カラーデザインは、0番台・2500番台が関西国際空港のイメージカラーである「青」と「白」のグラデーション、その他は221系と共通のイメージで、「白」に「茶」が関西急電シンボルカラー、「白」と「青」がJR西日本コーポレートカラー、「白」と「ベージュ」が新快速シンボルカラーの4色帯で、「茶」色の帯は戸袋部分や窓周りにも貼付され、乗務員室横には「白色」のJRマークが配されています。これは後継車となる225系も同様のデザインを踏襲しています。
側窓について、0番台は221系に準じた窓配置で戸袋窓が設けられていて、開閉可能な窓は下降式になっています。
1000番台では車端部を除き戸袋窓が廃止、2000番台・2500番台以降は戸袋窓が無くなり、内折れ式の開閉窓に変更されました。
5000番台および2000番台5次車、2500番台3次車以降は再び下降式の開閉窓になりました。
種別行先表示器は、221系以降JR西日本の標準となった幕式種別表示器とLED式行先表示器の組み合わせを引き続き採用。
先頭車前面には新たに行先表示器が設けられたほか、車体側面の種別幕の寸法が拡大されました。
また、側面の行先表示器のLEDは寿命保持のため走行中は消灯しています。
=223系の車内構造=
221系に準じた転換クロスシートを配置しながら、投入線区に合わせた仕様変更が行われています。
阪和線・関西空港線向けの0番台・2500番台は関西国際空港利用客の大型荷物への対応や、ラッシュ時の収容力確保のために車端部の4人掛けボックスシートを除き2人+1人掛け配置として、座席のモケットはブルー系になっています。
0番台の座席は当初ノルウェーからの輸入品(エクネス社製)で1人掛け席の肘掛け下には荷物を固定するためのワイヤーが備えられていましたが、2006年(平成18年)までに転換式の座席が全て2500番台と同様の日本製(住江工業製)に交換されワイヤーおよび窓側の肘掛けが廃止されています。
扉間の座席は0番台が221系と同じく6列、2500番台は1列少ない5列となっています。2011年(平成23年)からは225系5000番台に準じた座席モケットに変更された車両も登場していて、0番台はすでに交換が完了しています。
東海道本線・山陽本線・瀬戸大橋線向けの1000番台・2000番台・5000番台・6000番台の車両は、2人+2人掛けの配置で座席モケットはブラウン系が採用されています。
扉間の座席を221系より1列減らした5列として乗降扉付近のスペースを拡大して、同スペースの固定座席の背面には収納式の補助席を設けて、車掌の操作により補助席の一斉ロックを可能とすることで、ラッシュ時の混雑緩和を図るとともに補助席使用時には1両あたりの座席定員を221系より8席増やしています。
なお、1000番台では補助席ロック時に点灯する案内表示ランプが設けられ、補助席の座面を引き出すと背もたれ部分が連動してせり出す構造になっています。また、2000番台以降はこれらが省略され、補助席の案内表示はプレート化されました。
さらに阪和線・関西空港線向けの0番台・2500番台には補助席が設置されていません。
ワンマン仕様の5500番台は1000・2000・5000・6000番台の仕様を踏襲しつつ、車端部が4人掛けのロングシート化されたほか、整理券発行機が設けられたスペースには阪和線・関西空港線と同じく補助席の設置がありません。
トイレは0番台・1000番台は和式で、トイレの向かい側には4人掛けのボックス席が設けられています。
2000・2500番台以降は車椅子での利用に対応した大型の洋式トイレとして、向かい側は手すりとヒーターを備えた車椅子スペースになっています。
車内乗降扉上部にはLED式の車内案内表示装置が設置され、英語での案内にも対応。
0番台は1両あたり6カ所(全てのドア上)に設置。1000番台以降は浜側2カ所・山側1カ所の千鳥配置になっています。
207系に引き続きドアチャイムを設置。当初は207系前期車と同様に閉扉時のみに鳴っていたが、後に開扉時も鳴るよう改造されました。なお、半自動時には鳴りません。
=223系の乗務員室=
運転台のマスコンは221系から引き続きブレーキとマスコンが別々の横軸ツインレバー型が採用されています。
車掌スイッチは間接制御式(リレー式)を採用、個別開閉にも対応しています。
207系と同様に補助警笛としてミュージックホーンが設置されていて、運転席足下のペダルを軽く踏むとミュージックホーンのみが、強く踏むと通常の空気笛とあわせて鳴る仕組みになっています。
=223系の機器類=
221系では動力車の性能調整をMM’ユニット方式と単独電動車(1M)方式の2種類の電動車を用意していましたが、本系列ではVVVFインバータ・補助電源装置・集電装置など、走行に必要な機器類を1両の電動車に集中搭載して、粘着性能の向上を図るとともに、編成組成の自由度を向上させています。1000番台以降の一部編成には、三菱電機・東芝・日立製作所製のVVVF装置が車両単位で混在した編成も存在しています。
冷房装置は221系を踏襲した集約分散式2基を搭載。
電動車の屋根上後方寄り(大阪駅基準で播州赤穂・和歌山寄り)に下枠交差型パンタグラフ(WPS27D)を搭載。
前位寄りには搭載準備工事としてパンタ台が設置されています。
網干総合車両所宮原支所所属の6000番台と福知山電車区所属の5500番台では、一部編成でパンタグラフを2基搭載しています。
台車はボルスタレス式を採用、基礎ブレーキとして電動台車には踏面ブレーキ、付随台車にはディスクブレーキを備えています。
最高速度を130km/hに向上させた1000番台以降は、高速走行を行う681系での採用実績がある軸梁式に変更してヨーダンパが追加装備されました。
=223系の型式による分類=
・クモハ223形、クモヤ223形
車体前位に運転台を備えた制御電動車になります。
パンタグラフ・VVVFインバータ。静止形インバータ(SIV)・車両制御装置・空気圧縮機(CP)を搭載しています。
※クモヤ223形は主要機器をすべて搭載しています。
2000番台の1次車とそれを番台変更して6000番台(網干総合車両所所属)に存在する3000番台・7000番台は主電動機を1基省略
した3基を設置。上り向きに連結されてします。なお、0番台と100番台はCPを搭載していません。
・モハ223形
中間電動車で搭載機器はクモハ223形と同様です。5000番台・5500番台以外は各番台に存在しています。
0番台はCPを搭載していません。
2000番台2次車以降でCPを搭載していない車両は100を加算して2100番台としています。
(網干総合車両所宮原支所の6000番台の車両は6100番台としています)
・モハ222形
中間電動車でモハ223形から補機類(SIV・CP)を除いた車両で、2000番台1次車とそれを番台変更した6000番台(網干総合車
両所所属車両)にのみ存在しています。3000番台・7000番台は主電動機を3基設置しています。
・クハ222形
車体後位に運転台を備えた制御車。2位寄りにトイレを備えて、0番台と100番台はCPを搭載しています。
・サハ223形
中間付随車で100番台はCPを搭載しています。5000番台・5500番台以外の各番台に存在しています。
=まとめ=
最近の電車は、ほぼほぼ家電のごとく、特徴のない電車ばかりなのかと思っていましたが、一段と進化した省エネルギーテクノロジーとバリアフリー対策で進化し続けているんですね。
223系は、それまでの従来車(221系等)との併結運用も考慮した上で、全車の置換えが完了したのちには、運用の共通化と高速化まで考慮して投入された車両だったんですね。
特に昔から関西地区では私鉄との競合区間が多く、熾烈な闘いが繰り広げられました。
現在でも、乗り心地を含めた居住性と速達性にしのぎを削っていますからね〜。
各鉄道会社が細かい顧客ニーズを拾ってしっかりと車両に反映させてくるのが関西の鉄道会社なんです。
まだまだ、日本の鉄道車両は西高東低の時代が続きそうです。
あっ!そう!そう!気になっちゃった1000番台もやっと届きました!w
さぁ!アナタも是非!JR西日本の「沼」の車両の世界へ一緒にドップリと漬かりましょう!w
次回はこの223系1000番台の番台別の違いも勉強しなくちゃならなくなっちゃいました(泣)www















