親父と息子の口喧嘩(村上春樹さん新作、「南京事件」犠牲者「四十万人というものも」で波紋) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「先月発売された世界的な人気作家、村上春樹さん(68)の4年ぶりとなる長編小説『騎士団長殺し』(新潮社)が思わぬ波紋を呼んでいるんだそうだ(産経ニュ-ス2017.3.7 17:12更新)。

論議を呼んでいるのは第2部、謎に包まれた登場人物「免色」のセリフだそうだ。

彼がある人物の過去を語る中で〈南京虐殺〉に触れ、主人公の肖像画家に対し、日本軍が降伏した兵隊や市民の大方を殺害したなどと説明。〈おびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中国人死者の数を四十万人というものもいれば、十万人というものもいます〉と語っている場面がインタ-ネット上で論議をよんでいるらしいな。

四十万人という数字はどこから出てきたのかねえ。

正直なところ、私はこの作家の作品を一行も読んだことがない。

この機会に、初読してみたいもんだ。

早速、近所の本屋に走ろうかな。」

 

 

息子 「これは、まずちょっと読んでみないと何とも言えないねぇ。

 

村上春樹氏のかなり昔の小説は、好きだったけどね。

正直言って、つまらなくなっていく一方だった。

 

これで、こんな全く間違ったような内容が含まれているのなら、もう救いようがないな。」

 

親父「村上さんの『騎士団長殺し』第2部を購入した。

確かに『南京大虐殺』に触れた記述があるな。

気になる条りは、『日本軍には捕虜を管理する余裕がなかったので、降伏した兵隊や市民の大方を殺害してしまいました。』だな。

日本軍に捕虜を管理する余裕がなかったのは事実だ。

そんな兵員の余裕も食糧もなかった。

だが、何故殺害をしなければならなかったんだ。

釈放すれば済んだことだ。

日本軍は、現にそうした。

市民に至っては、殺害する理由など皆無だ。

当時の日本軍は補給が追いつかなくて、常に弾薬不足に悩んでいた。

南京攻略戦に参加した熊本第六師団も、その例外ではなかった。

抵抗もしない投降兵や一般市民を皆殺しにするだけの弾薬を生憎持ち合わせていなかった。」

 

親父「私が不快を覚えるのは、40万人とか10万人とか、『被害者』の数が独り歩きしていることだ。

あの広島原爆でさえ、放射線による急性障害が一応おさまった昭和20年(1945年)12月末までに、約14万人が死亡したと推計されているぐらいだ。

被爆当時の広島の人口は約35万人だ。

40万人という数が、いかに桁外れのものかが、これでよく分かるはずだ。」

 

 

息子 「確かに。どうもシナは、もう荒唐無稽というくらい数字を膨らませてきている。

 

ちょっと頭が回らないのかね。嘘があまりに過ぎると、今度は一般の知らない人からも、『まさか、それは無いよ』と思われ逆効果となるのに。。

 

まぁそこまで考えていないのだろうね。

冗談ではなく、このままだと、死者数千万人、数億人とまで行く勢いだ。

 

もうすでに主張する方の頭がおかしい、というレベルだ。当時の南京の人口約20万人の倍の人数が殺されたと、言っているのだ。

 

前回のテーマでも書いたが、既に彼らはGDP額を2倍ほどに水増し発表している。自制が聞かないのだ、古今東西の共産党は。

 

親父「別なテ-マのときに、書いたことがあるが、昭和20年 7月26日午後11時過ぎ、

第三海軍燃料廠のあった山口県徳山市は、侵入してきたB29 約100機の波状攻撃を受けた。

多数の焼夷弾と小型爆弾が投下され、市街地は炎に包まれた。

B29を護衛してきたグラマン戦闘機が逃げまどう市民たちの頭上から容赦のない機銃掃射を浴びせかけた。

市街地の約90%が焼け野原と化し、罹災面積100万坪を超えた、

空襲による死者は、482人に及んだ。

482人は決して少なくはない。

しかし、40万人に比べれば、取るに足らぬ人数だ。

私は徳山大空襲で亡くなられた方々を侮辱しているのではない。

私が言いたいことは、ただ一つ。

それは、人殺しには膨大なエネルギ-が必要だということだ。

熊本第六師団には、短期間で40万人を殺戮可能なエネルギ-は蓄えられてはいなかった。」]

 

親父「これも前に書いたが、40万人分の遺体の処理は、何処の誰がどのような方法で行ったんだ。

何処かに集団埋葬したのなら、掘り返せば遺骨は発見できるはずだな。

全部、長江に流したと主張するなら、そのような大量の死骸が連日のように流れてきたら、下流近辺には大勢の目撃者が存在し、その記録も残っているはずだ。」

 

親父「もし『南京大虐殺』が事実なら、被害者の遺族やその子孫と名乗る何十万人にのぼる大集団が現れて日本政府に賠償を迫るはずだよね。

中共政府なら、それを認め歓迎するはずよね。」

 

 

息子 「根本から嘘なので、誰も被害者と呼ばれる人が現れるはずはないね。

 

ここに決定的な話がある。渡部昇一氏の著書からだ。

 

”日本人が本当の市民を殺した信用できる数字はどこか…それは安全区にある。ここにしか市民がいないはずだから、ここで何人殺されたかを見ればいいわけである。”

 

注・・・安全区とは。南京駐在のアメリカ人宣教師を中心として「国際委員会」が急遽設立され、「南京攻略戦」の経過の監視と難民収容先としての「安全区」が作られた。

 

”これに対しては、反日で凝り固まった白人が現地にはたくさんいた。彼らが日本の公使館に文句を言っている。それらの数字を全部合わせても、占領後3ヵ月間で47人ぐらいである。

 

とばっちりで殺された人もいると思うが、本当に確実に殺されたという証言は、東京裁判の証言でも1人なのだ。なぜこんな確実な数字が世の中に知られないのか。”

 

この数字をもっと多くの日本人に知って欲しいな。」

 

親父「前掲の記事によると、人民網日本語版は4日、南京大虐殺記念館がブログの中で、歴史に直面する村上氏の姿勢を評価した、などとする記事を掲載したらしいな。

『歴史にまっすぐに向き合う村上氏の姿勢は、批判よりも賛同の声をより多く集めている』と報じたそうだ。

早速、利用されているわけだな。

歴史にまっすぐに向き合えば向き合うほど、皮肉なことに、この『事件』の虚構性が顕になってくるな。

だって、本当のところ中共自身が信じていないんだから説得力は皆無だな。」