定期テストを作成する際には、各教科ともその平均点を70程度に揃えるのがセオリーだ。
それは、授業内容を問うた場合に、おおよその生徒が7割程度の理解度を持つような授業を教員がしていなければならないということ。平均点が著しく低い場合は、テスト問題のバランスが悪いか、またはクラス全体の理解度が低くなっていることを疑わなければならない。
ただ、私自身は、難問が多く平均の低いテストであっても、各観点がしっかりと評価できる工夫がなされているなら、それもいいと思う。高度な思考力を育てる取り組みを前提として、よく考える問題を出題するのも面白い。
もっとも、平均点を各教科で揃えるのは、保護者に対する説明を簡単にするという狙いもあるそうだが。