こんばんは。
品川区議会議員の
あべ祐美子です。
【７月２日追記：
この記事は書いてから３か月経っても
多くの方にお読みいただいているので
７月４日投票の都議選関連のリンクを貼ります。
ぜひ応援よろしくお願いします】
JR東日本は先日
JR大井町駅西側エリアの開発計画の
説明会を大井町で開きました。
（仮称）広町地区開発計画
（仮称）広町地区開発計画は
JR大井町駅から品川区役所に至る
約７。１haの計画。
品川区とJR東日本が共同で検討を進め
平成３０年にまちづくり協定書を締結。
昨年11月にまちづくり方針を策定するなど
調整を進めてきました。
品川区ではその検討状況を
ほとんど議会に報告することなく
情報公開請求をしてもほぼ黒塗り。
ひろまち保育園の閉園問題では
庁内連携の悪さから
多くの利用者の方々に
大きなご迷惑をおかけしてしまいました。
そのことには今も大きな疑問があります。
一方でこの計画は、
品川区が新庁舎の移転新築を
同エリアを想定して進めていることもあり
区民の方々にとって
関わりの深い計画です。
説明会資料に基づいて
その内容についてざっくりお伝えしますね。
所在地と現状は
まずは、現地です。
現在は劇団四季の劇場や
キャッツシアター、
区立ひろまち保育園、
スポル、品川区役所があります。
駅前の一等地ではありますが、
東に線路、北に車両工場、
西に区役所、南に東急の高架があり
今のところこのエリアには
高架下の1か所からしか
進入することができません。
その上高低差も複雑。
かなり特殊な制約がある土地です。
周辺道路は車道も歩道も狭く
区の中心地としては容量不足。
西側の地域には
防災上の脆弱さもあります。
こうした課題にどう向き合うか？
そこで、土地区画整理事業の手法を使い
区有地（ピンク）の一部を
JRの土地（黄色）の一部と
換地することに。
これをもとに今回
以下のような整備方針が示されました。
大井町駅から点線のような
歩行者動線を確保します。
水色部分は区が整備
オレンジと緑の部分はJRです。
もう少し詳しく見てみましょう。
大井町駅の北側に
広場があります。
駅の出入り口ができそうです。
そこからデッキで各エリアをつなぐことで
高低差の問題を
カバーしようとしています。
また、エリア北側に
東西方向の区画道路を通し
バス停のある交通広場を
設ける案となっています。
ただし、今の区庁舎を取り壊さないと
この道路は造ることができません。
JR東日本の計画によると
東側がA-1地区。
業務機能棟は２３階建て
宿泊・住宅機能棟は２６階建てで
どちらも高さ約１００ｍ。
延べ床面積は、２棟計約２５万㎡。
宿泊・住宅棟は
下部が宿泊、上部が賃貸住宅。
サービスアパートメントのような
形態になるかもしれません。
道を挟んだA-2地区の広場は
真下にりんかい線が走る約４０００㎡。
実際はちょっと谷間っぽくなるかも。
広場内には、低層の
店舗棟も計画されています。
建物完成までのスケジュール案です。
JR東日本では今後、都市計画決定を経て着工、
２０２５年度の完成を目指したいとのことです。
この表を見ても、来年度いっぱいは
工事には着工しない見込み。
ひろまち保育園の閉園が
本年度となったことを
今も残念に思っています。
庁舎建て替え計画との関係は
説明会では直接触れられませんでしたが
区庁舎移転計画についての品川区の
資料を、併せてみてみましょう。
庁舎建て替えに関する記事は→こちら
新庁舎建設候補地として
区が挙げているのは
A-2地区の北側部分。
ここも地下をりんかい線が
かすっているようですが大丈夫かしら。
A地区は２０２５年度完成予定とのこと。
であれば２棟の高層建築物を建てるための
工事車両の出入りは、東急高架下の
１か所だけとなるのでしょうか。
その翌年に区庁舎が完成し、
旧庁舎を取り壊して
区画道路の整備という
流れなのでしょうか。
ところで品川区は現在、
コミュニティバスの運行も検討中。
大井町を発着するルートは
早くても２０２５年スタートです。
でも交通広場ができれば
一般の路線バスの運行も
視野に入ってくるのではないでしょうか。
コミュニティバス計画の記事は→こちら
いろいろ書いてきましたが、
書いている私自身、まだまだ
分からない点はたくさんあります。
近く、改めて確認して
お伝えできればと思います。
未定の部分や今後の変更もあるはず。
ぜひさまざまな声をお寄せくださいね。
今日はこのあたりで。
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