民平の二の舞は避ける(つくば市政展望-342) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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谷田部町長選挙で辛うじて当選した木村操町長は、水戸へ足を向けて寝れなかった。豊里町の野堀豊定町長が当選祝いに駆け付けた時、ふて寝していたと噂された木村操新町長だが、野堀豊定町長によれば、頭は北西に向けていた。余程、竹内藤男県知事の支援のお陰だと思っている、と野堀豊定町長は受け止めている。

木村操町長誕生の為、投票日前日というか、前夜までブチ捲ったのは石浜和夫代貸であった。沼尻民平町長を刺した石浜和夫代貸であった。旧渡辺派の中には急な旋回をする。町長選直前に横田美農夫助役支持から「門無し」の木村操候補支持へのブチ方変更に不満は出ても、それを抑え込んで木村操候補支持へ旋回した石浜和夫代貸であった。それを木村操新町長は一番感謝した。むろん、その感謝は石浜和夫代貸の背後にある竹内藤男県知事への感謝であった。

だから大穂町との先行二町合併に異論を唱える向きには、桜村と合併して倉田弘の下風に立ちたくないなどと嘯いたが、本音は「民平の二の舞だけは避ける」であった。選挙の応援に石浜和夫代貸が駆け込んできた時から、桜村のアカイ公務員を封じ込めろ、という竹内藤男県知事の意向を汲み取っていた。俺は二の舞を避ける、と石浜和夫代貸の支援を受けつつ大きな体を震わせていた。

学研労協の組織するアカイ地区を、周辺農村部のシロで如何に包むか、が木村操新町長へ与えられた密命、使命であった。