遠藤良介論説委員の「ロシア深層」というコラムである。参考になった。阿比留某の、平壌に行くときは西岡力同伴で、などと言う暴論を読まされ、大部『産経新聞』紙のレベルが落っこちたと思わされていただけに、今日の「ロシア深層」は良かった。
以下、「ロシアの右派には帝国主義と露民族主義が混在している面があり、プーチン氏は前者に力点を置いてウクライナ侵略戦争を行っている。しかし、移民への反発が強まれば、”ロシア民族の国家”を志向する後者が伸張し、国の瓦解にすらつながりかねない。プーチン氏は微妙なかじ取りを迫られている」という締めの文章に引き付けられた。
南牛ですら、この高齢な南牛ですら、ロシア圏への工場建設を計画している。何れ、ロシアは右ハンドル車の国がウラル以東に成立するだろう。分裂するしか生き残れない。その前兆がプーチン大統領の頭の中から生まれてきたのだ。
4月16日の『産経新聞』紙を読んで。