「進んだ復興事業 縮む人口」(『朝日新聞』を解読-260) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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安部南牛が、朝鮮関係の本の書評を中心に掲載していくブログです。

視野が狭い。展望が狭い。狭いのだ。能登一国で白頭山周辺を飲み込める広さだ。能登を含む石川県の人口は60万人を超えている。白頭山周辺に散居していた女真族は60万人だった。60万人の人口がいれば漢族を支配できる。広い支那大陸を支配できる。帝国陸軍参謀本部は女真族の100倍を超す人口、今の延辺朝鮮族自治州よりも広い日本列島を基盤に支那大陸の制覇に乗り出したのだ。制覇直前に米国に阻止される。

それから50年以上経過した。ほぼ100年だ。充分に考える時間が出来た筈だ。能登一国を日本が某産業公社に運営を任せれば、再び漢族支配の可能性がある。先ず、その前に三木栄を読む必要性がある。南牛が三木栄の著作を手にしたと聞き、科協会長は絶句していた。南牛は再度朝鮮半島支配を目論んでいる、と推測したようだ。科協幹部の康忠熙先生は笑って『丹青』誌の刊行を始めた。そして、若い南牛にどうだ、「俺の学識に敵うまい」と言ってきた。先生は長谷川慶太郎と同窓であった。

女真族が何故に大陸を制覇できたか、康忠熙先生は理解していた。その先生の努力は如何に北朝鮮を残すか、赤色支那に併合されないようにするかに費やされた。話が逸れる。

3月11日の『朝日新聞』紙は本当に視野が狭い。恐らく編集部に三木栄を知っている人物などいないのだろう。工作員もこぼしていた。牧野愛博はツカイモノにならない。そうなのだ。時代は進み、今の南北関係は牧野愛博では分析できないのだ。

核を持つ北朝鮮に対しての能登一国の使い方があろうに。