野村文雄氏の資質(つくば市政展望-300) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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竹内藤男県知事の目を見て居れば、T水道工事は野村文雄氏を担ぐことはなかった。恐らく、T水道工事一生の不覚が野村文雄氏を町長選へ担ぎ出した事だろう。野村文雄氏は文の人であって政の人ではなかったのだ。町の文化事業で一つの道を開ける人材であった。それをT水道工事は潰した。

確かに、野村文雄氏は土浦一高、早稲田大学に学んでおり、谷田部町の教育文化行政で実績を挙げつつあった。それは松代公務員住宅の父兄の受けの良かった背景であった。だが、旧渡辺派、木村派の腕力に金力も使うブルトーザ的手法を押しとどめる力には成り得なかったのだ。竹内藤男県知事の目は野村文雄氏をどの様に捉えていたか?T水道工事は斟酌すべきであった。竹内藤男県知事の認める三択、旧制帝大系大学卒、長屋門、軍歴のうちの一つも野村文雄氏は保持していなかった。むろん、木村操町長も竹内藤男県知事の目に敵う資質は何一つ保持していなかった。だが、頭の中が白かった。竹内藤男県知事の目にはその白さで受け入れざるを得なかったのだ。長屋門の横田美農夫助役をT水道工事が一撃のもとに潰した。あの怪文書の一撃さえなければ、竹内藤男県知事の目に敵う三択を持っている横田美農夫助役を選んだであろうに。残念なT水道工事の怪文書であった。