高野水道工事殲滅さる(つくば市政展望-288) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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1986年から87年の間、谷田部町が解体されてつくば市が成立される間、高野水道工事が木村操町長に果敢に抵抗した、戦闘的に戦った一年であった。

高野水道工事が自治労の野村文雄候補を擁立して、町長選では最有力候補の横田美農夫助役を怪文書一発で撃沈させる。目前に粗暴な木村操候補の姿が見える。木村操陣営も横田美農夫助役が最有力候補と見て、渡辺派の石浜代貸を抱き込んで横田票を切り刻んで行く。それは高野水道工事が放った怪文書と合わさって効果を発揮して行った。横田美農夫候補の凋落に引き攣られ、木村票も減少傾向が出てくる。

高野水道工事がここぞとばかり、従来町議選などでの木村操の票田にまで手を伸ばしてくる。その手段として、アカイ筈なのに中村喜四郎代議士を野村文雄候補支持を取り付けてくる。もう一歩で木村操候補の票田を切り崩す、野村文雄町長誕生は眼前にあると高野水道工事が勢いこんだとき、竹内藤男県知事は慌てる。何の為に沼尻民平町長を豚箱に入れたか、意味をなさなくなる。

竹内藤男県知事は、石浜代貸に何が何でも野村文雄候補を当選させるなと指令を発する。こういう時にはシロイ木村操候補は力にならない。

この谷田部町長選最後の木村・野村のせめぎあいが木村操町長に深い心の傷を負わせる。彼奴だけは許せない、木村操町長の高野水道工事殲滅作戦が発動される。

高野水道工事を殲滅させないと俺は市長になれない、悲痛な木村操町長の声であった。