能ある鷹は爪を隠すべきだった(つくば市政展望-286) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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谷田部町域で、能力を発揮したが故に潰された者が二人いる。一人目は横田美農夫助役であった。茨城県が万博パビリオン廃材処理で困っていた処、乗り出していとも簡単にパビリオン廃材を片付けた。敏腕であり、辣腕だった。本当なら、跡地の活用で竹内藤男県知事は喜ぶところを、逆に心配する。横田美農夫助役が次の町長に成られると合併は遠ざかる、と心配する。竹内藤男県知事は水戸黄門ばりに探索を入れ、能ある鷹の爪を剥がせと命じたと、その後の事態進行での石浜代貸の動きで実証される。

二例目が高野水道工事である。谷田部町長選挙でアカイと噂の自治労の野村文雄氏を担ぐ。そこで、先ず町長選でトップを走っていた横田美農夫助役を怪文書で潰す。一撃のもとに潰す。木村操町長ではないが、次は俺に向かって怪文書が放たれたら、如何に対応しようかと悩む。これは高野水道工事を潰すしかない。潰される前に潰せと木村操町長は合併を少し延ばして、高野水道工事潰しに時間を掛ける。

当初は合併推進で町長に当選した筈の木村操町長の合併を延ばす行為に竹内藤男県知事も困惑する。やがて竹内藤男県知事は木村操町長の真意を理解して、高野水道工事を潰す作業へ手を貸すことになる。

町長選挙から合併への一年間、木村操町長は谷田部町の自治労殲滅作戦から、高野水道工事殲滅作戦へと大忙しであった。

能ある人の隠すべきは爪である。