高野水道工事の怨念(つくば市政展望-216) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

安部南牛 | 朝鮮文化資料室

安部南牛が、朝鮮関係の本の書評を中心に掲載していくブログです。

怨念、高野水道工事の怨念は、つくば市の成立後に拡大して行く。それに気付かされたのは、藤沢順一県議が果敢に木村操市長へ挑んだ時であった。

渡辺安重県議の死去以来、顔を合わせる事もなかった高野水道工事が突然訪ねて来たのである。話は木村操市長の行う、工事発注への不満であった。木村操市長は町長に当選してから、ずっと市長の今日まで高野水道工事への発注は一件も無い、という事だった。

高野水道工事の切々と訴える言葉に、科学万博廃材処理の案件に入れなかった時の高野水道工事の怒りが読み取れた。

あの科学万博の廃材処理事業は、高野水道工事に拠れば沼尻民平町長への逮捕が生じなければ石浜如きに発注されなかった、と言うのだった。

この高野水道工事の怒り、首長選挙に絡む工事発注の選別の発生が怨念を生むことを具に知らされた。

谷田部町では両高野の存在する東部の旧小野川村と旧葛城村が研究学園都市建設で大きく土地を割いている。それだけに地域の農民へ、農業からの転換を強いた。農業からの転換が地域に悲喜劇を生み、怨念を生じさせていたのだ。