小泉悠『「帝国」ロシアの地政学』(推薦図書-96) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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北方4島の現状を教えてくれる。あそこは軍事演習の土地なのだろう。棄てざる土地、穢地なのだと気付いた。

ウラジオストックから豆満江迄の間、朝鮮族の居住地であった土地も、穢地と化していた。ロシアにおける穢地とは軍事演習を重ねる土地である。

小泉悠氏は軍人の移動を良く調べている。その軍人の移動から、我々はロシアでの土地活用が如何なるものか、を理解させてくれる。

何でウクライナが必要なのか。

考えさせてくれる書籍である。この本から支那はロシア化しないだろうと読むが、一方ロシア化した支那は、日本に多大な災難を及ぼすであろうと感じた。