つれづれレミゼ -14ページ目

つれづれレミゼ

2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

鈴木砂羽 細見大輔 玉置孝匡 平田敦子 柿丸美智恵
牧田哲也 津村知与支 水崎綾女 山崎銀之丞


PARCO劇場 Z列センター


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贔屓役者の山崎銀之丞さんのが出るということで、見てきました。キャラメルボックス在籍時代、結構好きな役者さんだった細見さんが出演するのも楽しみ♪


お話。渋谷の古びたアパートで広告代理店に勤めるOLが死んでいるのが見つかった。学生時代彼女の恋人だった脚本家は、他殺ではないかと疑い、捜査を始める。やがて捜査の過程で、彼女の荒れた生活の実態が明らかになっていく…。


元恋人の死すらも劇作のネタにしようとする自分の姿を自嘲的に吸血鬼にたとえつつ、脚本家は彼女の死の真相を探っていくんだけど、最後彼女の死の描写を転機に、くるりと虚構と現実がひっくりかえる。このあたりの仕掛けが、すごくミステリ仕立てで面白い。冒頭チンドン屋が死体を発見するシーンは、これ、叙述トリックだよねー。「誰が死んだか」を、観ているほうにあえて誤解させるようになっている。二度目繰り返されたときに、死んだのがどちらであっても、矛盾ないような台詞になっているってことがよく分かって、感心したよ。そしてまた、このトリッキーな芝居の構造が、すごく上手くテーマに結びついているのがいいなー。


そしてテーマそのものも、かなり私の好み。なんだけど、うーん…、それを伝えきるには細見さんの力が足りていないような…。一緒に観劇した友人いわく、「脚本家役の人、なんだか売れないお笑い芸人みたいだったね」って。…それじゃあ駄目だろう……。とりあえず(少なくとも)もう一回観劇予定があるので、進化に期待です。


お目当ての銀ちゃんは、コスプレで変態だった(笑)。沢山愉快な姿が見られて美味しい♪ こちらも次の観劇でも、じっくりしっかり味わってきます~。

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なんだかまだ楽しかった余韻が残っているので、つれづれ思い出すままに感想の追記。思い出を反芻するための、自分のためのメモです。


・写真は、23日のイベントで飲み物を買った際についてきたおまけのコースターと、役を指名されたときにもらったキャンディー。オレンジのが23日に街灯をやったときで、青いの(ブルーベリー味)が30日に遅れてくる客をやったときにもらったもので。なんだか勿体無くて食べられないのだけど、ほっておくと溶けちゃうらしい。そろそろ食べないと駄目かなー。コースターの絵柄は、劇中ででてくるPUBの看板の絵柄と一緒。可愛いよね。


・可愛いといえば、この芝居、チラシもチケットのデザインもすごく可愛いのです。おもちゃばこひっくり返したみたいな。賑やかでワクワクする感じがこの芝居にすごく合っていていいなぁ。


・劇中で歌う歌、Aチームはフォスターの「夢路より」で、Lチームは「シェナンドー河」(多分)。どっちもアメリカの歌では!?と思わず心のなかで突っ込みましたが、まあいいかぁ。唄いだしの冨士くんのソロ、歌声がなかなか素敵でした。


・その冨士くん。波のリズムをレクチャーするときの「タンゴ・タンゴ・タンゴ、ざっぱーん!!」の腰つきが体張ってて好きです(笑)。正面から見たくて、Lチーム2回目観劇の30日は、ついつい波チームの席をリクエストして座っちゃいました。案内してくれた、(多分)篠田さんに「どこがいいですか?」と聴かれ、「波がやりたいです!」と堂々と言い切ったら、「ネタばれですね」と苦笑されちゃったよ…。


・そういえば、冨士くんとも、ちらっとお話したんだよなぁ。ロックのシーンのちょっと前。23日のときは、私はちょうど席移動の分かれ目だったので、船のすぐ傍にいたのです。そしたら冨士くんがペットボトル取りに来きながら「喉乾きますよね」って。そりゃあ乾くだろうなー。しかし私は、直前に配られたビスケットが、船をはさんだ向こう側の列の人たちの分が足りていなかったことが気がかりでしょうがなかったので、「ビスケット足りてないですよー」ということができてほっとしたという。冨士くんナイスタイミングだった。


・可愛い可愛い三上モンモちゃん(←モンモはわんこの名前)。一番印象に残っているのが、ラスト、3人組が舞台からはけて、モンモが眠りにつくまでのシーン。前髪を結わえていたリボンをきゅっと締めなおし、ふるふると体を震わせたあと、幸せそうな満面の笑顔を浮かべて、丸くなって眠りに落ちる。ふるふると体を震わせるところが、なんとも言えずわんこで可愛いー。可愛いー。可愛いー。(三度言う)


・三上くんのモンモちゃんはずるいくらいに可愛いけど、台詞をしゃべると意外に男らしい声。普通に男性役をやっているところも見てみたくなりました。


・関戸さんの「みなさ~ん」と呼びかける声が、なんだか教育TVの歌のお兄さんのようだった。存在感に猥雑さがないからかな?


・しかし、あの笑顔はつくづく癒し系だなぁと思うのです。ナチュラルな存在感がいいなぁ。「トーマの心臓」を見たとき、あまりに一人で不幸オーラを出しまくっている芳樹さんユーリについていけず、関戸さんレドヴィが出てくるたびにやたらとほっとしたことを思い出しました。


・そういえば、23日も30日も関戸さんに「このビール意外と美味しいですよねー」って話しかけられたなぁ(ビールは劇中で使っていたノンアルコールのもの。23日はイベントがあったので、私はそのビールを買って飲んだのです)。関戸さん、お気に入りなのかしら? しかし「開演当初は少し酔ってます」って、それは相当お酒弱いと思うのですが…。


・芝居の後、一緒に飲みに行ったライフファンの方によると、関戸さんの女装姿は、とってもとっても可愛いらしい。あーあ、これは次の「じゃじゃ馬ならし」観たら、私、間違いなく関戸さんにおちるんだろうなぁ(どうでもよい予言ですが(苦笑))。


マチネ:Aleチーム
船戸慎士/篠田仁志/緒方和也/神野明人


ソワレ:Laggerチーム
深山洋貴/関戸博一/冨士亮太/三上俊


中野ウエストエンドスタジオ


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先週観劇した時点でこうなることはかなり予想できたけど、やっぱり思ったとおりになりました(苦笑)。だめだな、私。2チームあると絶対に両方見たくなってしまう。そんなわけでAチームのチケットを譲ってもらい、さらに千秋楽のLチームも見たいよ!とこちらも当日券で行ってしまったのでした。


AチームはLチームに比べて3人組のキャラが濃い感じ。というか、ハリス役の船戸さんの暑苦しさ(←褒めてるよ)が、濃さにつながっていたような。Lチームは小ネタで笑わせる印象なのに対し、Aチームは力技と体力勝負のマイムで笑わせてる感じ。私はどっちかというと体張ってるほうが好きなので、Aチームのテンポが好きである。


AチームとLチームを見比べると、ハリス役の船戸さんと深山さんのキャラの違いが、すごく大きな差になっていた気がします。3人組のキャラづけって、進行役のジョイ(緒方/関戸)、マイペースなハリス(船戸/深山)、お調子者のジョージ(篠田/冨士)といういう感じなんだけど、ハリスのマイペースっぷりが、船戸さんと深山さんでかなり違っている。船戸さんは周りを巻き込んで暴走するタイプのマイペース。深山さんは一人の世界に入っちゃう感じのマイペース。Aチームだと、緒方ジョイがいろいろ状況説明したり観客にからんだりしている脇で船戸ハリスが暴走して、それに巻き込まれた緒方ジョイがおろおろするって展開がかなりあって、それがこういう即興芝居では面白さにつながっていたような気がするなー。Lチームのほうはジョージ役の冨士くんがもっともっと暴走して関戸ジョイを困らせちゃえばよかったのに。そこは先輩後輩の壁があって、暴走しずらかったのかしら。


わんこはLチームの三上くんが好き。この芝居、芝居というよりコントに近いところがあるので、どの出演者もすぐ素に戻っちゃうんだけど、三上くんだけは3人のどたばたを見ているときも、ビスケット食べているときも終始わんこで、とってもとってもよかったです(そしてあの可愛さはやっぱり反則レベルだと思うのさ)。


そして私はビギナーズラックなのかなんなのか、今回も指名をされてしまった…。開場直後ではなく人がはけたころに入場したら、関戸さんに呼び止められ、遅れてくる客の役をすることになったのでした。待ち時間の間、ずっと関戸さんとおしゃべりさせてもらい、遅れてくる客役の人を見つけるのが僕の役目なんですよー、とか、Lチームの公演のときは船戸が客を引き止める役なのに一度客席整理に夢中で引き止めるのを忘れてあわててFreshの子に出てもらったんですよー、とか、Lチームのパブの名前は「DirtyDuck」=醜いアヒルの子って意味でいつか綺麗な白鳥になりたいという願いをこめてつけたんですよー、とか、そんないろいろ裏話を教えてもらいとっても楽しかったです(こんな美味しい思いはもう二度とないであろう)。


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ラスト、Lチームの千秋楽の挨拶で、冨士くんと深山さんが号泣。観客を巻き込まなければいけないこの舞台に立つことがすごく怖かった、それを4人でやりとげることができてとてもよかったって。観ているこちらももらい泣き。チームワークが何より大事だろうこの芝居、きっとまずは4人が先輩後輩の垣根を越えてひとつのチームになっていくところからだったんだろうなぁ。いろいろ苦労があって、それを皆で乗り越えてきての今日なんだろうなぁ、と、最近仕事でチームワークの大事さを痛感したばかりなのでなんだか自分もじんとしちゃいました。


私、普段は大劇場の芝居ばっかり見ているので、こんな小さな劇場で、役者の息遣いや熱がそのまま感じられるような芝居ってすごく新鮮だった。でもこういうのっていいなー。芝居の巧拙に関わらず、何かこう、伝わってくるエネルギーがあって、観ているこちらの中にたくさんチャージされる気がする。特に今回の芝居は、観客参加型のコメディーで、芝居の最中ふと観客席を見回したら皆笑顔で、ああ、すごくいいなー、と思ったのでした。井上ひさしの「笑いはつくらなければ生まれてこない」って言葉を思い出した。すぐそこで、役者が出せる限りのエネルギーを全部だして芝居をしていて、それを受け取って観客は笑顔になる。これが芝居の力だなー、とそんなことを思った一日でした。