ルドルフ ザ・ラスト・キス 6/1(日) マチネ(千秋楽) | つれづれレミゼ

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2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

ルドルフ ザ・ラスト・キス 6/1(日) マチネ(千秋楽)


ルドルフ…井上芳雄
マリー・ヴェッツェラ…笹本玲奈
ステファニー…知念里奈
ラリッシュ…香寿たつき
フランツ・ヨーゼフ…壤 晴彦
ヨハン・ファイファー…浦井健治
ツェップス…畠中 洋
ウィルヘルム…岸 祐二
エドワード…新納慎也
ブラットフィッシュ…三谷六九
ターフェ…岡 幸二郎


帝国劇場 2階M列上手


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終わっちゃった。初回の観劇で、全然主人公たちに感情移入できず、どうしようかと思ったけれど、そのあとどんどん進化していく役者さんたちを目の当たりにして、最後まで見守り続けることができて、嬉しいよ。


一番しんどかったのは、ルドルフを演じた芳雄君とマリーの笹本さんだったと思う。私が最初この二人に感情移入できなかったように、きっと二人もできなかったんじゃないかな。今日の笹本さんの楽の挨拶からは「マリー」という役柄をどう解釈して、どう心を沿わせて演じようかずっとずっと、それこそ楽日の今日まで悩み続けただろうことが伝わってきたよ。芳雄くんも。ルドルフの稽古が始まったころの芳雄くんの日記を読み返していたけれど、「ルドルフ」という役柄に戸惑い、途方にくれていたことが書かれていた。男子部のトークショーの時に、新納くんに「ルドルフって共感できる?」というような質問を振られて「仕事ですから」と返していたのを思い出しても、やっぱりずっと戸惑い続け、探し続けて、今日のこの日まで演じてきたんだろうな。昨日の前楽も見たけれど、今日のラスト、またぐっとよくなっていて、それは凄いことだと思う。主役の二人が、迷い求め続けてきた結果だと思うのです。感動をありがとう。


私、この作品は1幕が断然好きなのです。2幕はやっぱり気持ちの流れについていけないところがあって。昨日の観たときから、笹本さんの恋する演技が、可愛らしく、かつ懐深く、母性のようなものさえ感じるようになって、そうしたらなおのこと1幕が好きになった。舞踏会で偶然出会って、一目で惹かれあったその夜。「ただのロマンスじゃない」とお互い胸を高鳴らせ、でもまだ遠い存在であることの胸の痛み。スケート場での再会。いとしい相手とようやく会えたときの無邪気な喜び。恋人同士のふり、そして見つめあうことで通じ合うもの。確実に近づいた二人の距離。何度も逢瀬を重ね、思いを重ねた、ある夜。ぼろぼろになったルドルフを「なにも言わなくていい」と、包み込む深い愛情。


初見のときは、いったいいつの間に二人は恋に落ちたのか、全然分からなかったのに、今はその気持ちがはっきりと分かるようになって、歌、表情、しぐさのひとつひとつを通して胸に流れ込んできて、なんだか涙がでちゃった。特に今日は「愛してる それだけ」が胸に響いて。「いいの わかってるわ」という歌いだし、その柔らかさ、優しさ、痛みを包み込む愛に、思わず涙がでちゃった。


それはまた、その直前のシーンでの、ルドルフの痛みに共感していたということでもある。皇太子として国の行方を憂うルドルフと、一人の男としてマリーを愛するルドルフと、その両方のルドルフの気持ちが分かったからこそ、何もできない自分への無力感、絶望に共感し、それを救い上げるマリーの「いいの わかってるわ」という歌声が胸に響くのだろうと思います。すごく、好き。


(感想は続きます)


ところで、楽を観終わったあと、握手会参加して、ご飯食べてお茶して、とずーっとおしゃべりし通しで、喫茶店を出たのがもう22時ごろ。「役者さんたちも打ちあがってるころかなー」「その辺通ればいいのにねー」なーんて言っていたら、すんごいタイミングでアンサンブルさんたちが通りかかってびっくりしたよーーー(一人は私も顔がわかる贔屓のアンサンブルさんでした)。こんなことってあるんだねー。