大阪オフィスが5月1日(火)オープン!
こんにちは。池松です。
5月1日(火)、エーバルーンコンサルティングの
大阪オフィスがオープンします!
西日本エリアにおけるファッション業界の
活躍の場を迅速にご提供すべく、
大阪オフィスにおける私たちのサービス展開を
この場を借りてご説明させていただきます。
-----------------------
西日本で活躍の場を探している
多くの候補者の方々と、お会いする機会を増やしたい。
池松 エーバルーンは、ファッション業界において
エグゼクティブから販売スタッフまでを取り扱う人材紹介会社として
今までは東京オフィスを中心に、西日本エリアも対応してきました。
今後、大阪オフィスを西日本エリアの拠点とすることで、
候補者の方々とお会いする機会を増やし、
全国の募集に対して、尚一層スピーディーで質の高いサービスを
提供していきたいと考えています。
西日本から、東京、そして世界へ
グローバルな活躍の場を提供できるコンサル会社として。
池松 エーバルーンは、スカウト型のコンサルティング会社として
外資系ブランドを中心に、販売スタッフからエグゼクティブクラスまで、
魅力ある活躍の場を幅広く提供しています。
また、国内の求人に限らず、アジア地区の求人を取扱う
ネットワークも持っています。
現在、外資系ラグジュアリーファッション企業で
西日本に事務所を構えている企業は数えるほどしかなく、
本社勤務としてMD、VMD、PR、営業、バックオフィスの求人は
限定されているのが現状です。
ですので、取扱職種としては、
外資系ショップスタッフ、店長職などが主な募集となりますが、
大阪オフィス設立後は、地方から海外へ展開する
国内グローバルブランド求人にも着手する予定です。
また、東京オフィスと連携することで、
外資系ブランドのMD、VMD、PR職を志す方に、
地方から東京勤務へ、そしてその次はグローバルマーケットへと、
活躍の場を広げる機会を提供することも私たちの新たなミッションと考えています。
西日本でのネットワークをさらに広げ、
大阪オフィスだからこそできるサービスを。
五十野 こんにちは。
大阪オフィスのコンサルタント、五十野(いその)です。
今後、大阪オフィスにおいて
「人」と「企業」の繋がりを創造できるコンサルタントとして、
求人案件をお持ちの企業に
スピード感を意識した質の高いサービスが提供できるよう
お手伝いさせていただきます。
私自身、大阪出身で、関西のファッション業界に身を置いてきました。
今後は、持ち前のフットワークの軽さで西日本を飛び回り、
大阪オフィスならではのネットワークを広げながら
今までは、東京オフィスだけではどうしてもアクセスしにくかった
地方の有能な人材をご紹介していく場を築いていきます。

「関西のファッション業界経験者だからこそ、
提供できるサービスはたくさんあるはず。
それらを実現できるコンサルタントでありたい」(五十野)
現場にいたからこそ知っている
地方における「活躍の場」という情報の大切さ。
五十野 自分自身、ファッション業界で仕事をしてきて、
やる気も能力もあるのに、それを活かせずにいる人たちをたくさん見てきました。
どこに行けば、自分にあった環境を見つけることができるのか、
ソリューションが見つからないまま、個人で悩まれている方々も少なくありません。
彼らの持っている素晴らしい能力がより適切な環境で発揮できるよう
希望の活躍の場に出会えるお手伝いをしたいと思っています。
また、自ら現場に立ちながら学んできた店舗運営をはじめ、
スタッフマネジメント、接客マナーの知識や技術なども共有していくことで、
販売スタッフ、店長としての育成やスキルアップにも貢献したいと思っています。
<大阪オフィスDATA>
エーバルーンコンサルティング株式会社 大阪オフィス
〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-8 千代田ビル西別館10階
TEL:06-6131-6871 FAX:06-6131-6872
*大阪オフィスへの連絡は5月1日以降、お問合せ可能。
担当コンサルタント:五十野(いその)
管轄エリア:名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡地区
ホームページ: http://www.aballoon.co.jp
Twitter: http://www.twitter.com/aballoon36
Facebook: http://www.facebook.com/fashion.career
☆弊社スポンサードのVOGUE JAPAN キャリアカテゴリでも毎週更新中!http://www.vogue.co.jp/career
5月1日(火)、エーバルーンコンサルティングの
大阪オフィスがオープンします!
西日本エリアにおけるファッション業界の
活躍の場を迅速にご提供すべく、
大阪オフィスにおける私たちのサービス展開を
この場を借りてご説明させていただきます。
-----------------------
西日本で活躍の場を探している
多くの候補者の方々と、お会いする機会を増やしたい。
池松 エーバルーンは、ファッション業界において
エグゼクティブから販売スタッフまでを取り扱う人材紹介会社として
今までは東京オフィスを中心に、西日本エリアも対応してきました。
今後、大阪オフィスを西日本エリアの拠点とすることで、
候補者の方々とお会いする機会を増やし、
全国の募集に対して、尚一層スピーディーで質の高いサービスを
提供していきたいと考えています。
西日本から、東京、そして世界へ
グローバルな活躍の場を提供できるコンサル会社として。
池松 エーバルーンは、スカウト型のコンサルティング会社として
外資系ブランドを中心に、販売スタッフからエグゼクティブクラスまで、
魅力ある活躍の場を幅広く提供しています。
また、国内の求人に限らず、アジア地区の求人を取扱う
ネットワークも持っています。
現在、外資系ラグジュアリーファッション企業で
西日本に事務所を構えている企業は数えるほどしかなく、
本社勤務としてMD、VMD、PR、営業、バックオフィスの求人は
限定されているのが現状です。
ですので、取扱職種としては、
外資系ショップスタッフ、店長職などが主な募集となりますが、
大阪オフィス設立後は、地方から海外へ展開する
国内グローバルブランド求人にも着手する予定です。
また、東京オフィスと連携することで、
外資系ブランドのMD、VMD、PR職を志す方に、
地方から東京勤務へ、そしてその次はグローバルマーケットへと、
活躍の場を広げる機会を提供することも私たちの新たなミッションと考えています。
西日本でのネットワークをさらに広げ、
大阪オフィスだからこそできるサービスを。
五十野 こんにちは。
大阪オフィスのコンサルタント、五十野(いその)です。
今後、大阪オフィスにおいて
「人」と「企業」の繋がりを創造できるコンサルタントとして、
求人案件をお持ちの企業に
スピード感を意識した質の高いサービスが提供できるよう
お手伝いさせていただきます。
私自身、大阪出身で、関西のファッション業界に身を置いてきました。
今後は、持ち前のフットワークの軽さで西日本を飛び回り、
大阪オフィスならではのネットワークを広げながら
今までは、東京オフィスだけではどうしてもアクセスしにくかった
地方の有能な人材をご紹介していく場を築いていきます。

「関西のファッション業界経験者だからこそ、
提供できるサービスはたくさんあるはず。
それらを実現できるコンサルタントでありたい」(五十野)
現場にいたからこそ知っている
地方における「活躍の場」という情報の大切さ。
五十野 自分自身、ファッション業界で仕事をしてきて、
やる気も能力もあるのに、それを活かせずにいる人たちをたくさん見てきました。
どこに行けば、自分にあった環境を見つけることができるのか、
ソリューションが見つからないまま、個人で悩まれている方々も少なくありません。
彼らの持っている素晴らしい能力がより適切な環境で発揮できるよう
希望の活躍の場に出会えるお手伝いをしたいと思っています。
また、自ら現場に立ちながら学んできた店舗運営をはじめ、
スタッフマネジメント、接客マナーの知識や技術なども共有していくことで、
販売スタッフ、店長としての育成やスキルアップにも貢献したいと思っています。
<大阪オフィスDATA>
エーバルーンコンサルティング株式会社 大阪オフィス
〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-8 千代田ビル西別館10階
TEL:06-6131-6871 FAX:06-6131-6872
*大阪オフィスへの連絡は5月1日以降、お問合せ可能。
担当コンサルタント:五十野(いその)
管轄エリア:名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡地区
ホームページ: http://www.aballoon.co.jp
Twitter: http://www.twitter.com/aballoon36
Facebook: http://www.facebook.com/fashion.career
☆弊社スポンサードのVOGUE JAPAN キャリアカテゴリでも毎週更新中!http://www.vogue.co.jp/career
ラグジュアリブランドのトップセールスに聞く!そのノウハウとは?
こんにちは。池松です。
先日、某ラグジュアリブランドにて、
全国でトップセールスの実績を誇る方と
ざっくばらんにお話しする機会がありました。
売上を作れるセールスとは?
その心構えや、ノウハウなど、
体験も含めてお話いただきましたので
ここでご紹介します。
ラグジュアリブランドの販売員の皆様、
ぜひ参考にしてみてください!
--------------------------
池松 もともと地方のショップからスタートされましたよね。
今、業界は何年目ですか?
T氏 11年目ですね。
最初のラグジュアリブランドで2年間、
次のハイジュエリーブランドで8年。今は3つめのブランドにいます。
池松 最初にスタートした頃から、
もうすでに売上を作れていたんですか?
T氏 そうですね。
その頃は、1ヶ月に1千万円以上売っていました。
お洋服を担当する人は通常ベテランの方々なんですが、
なぜか最初にお洋服チームに入りました。
その頃は、プレタポルテも全盛期の頃で、
全国で一番の売上のあるお店に入ったんです。
当時は、バッグよりもお洋服が売れていた時代でしたから。
池松 先輩にも売上作れる人がいて、それを見習ったとか?
T氏 はい、売上を作れる先輩方はいました。
が、みなさん自分の個性で売っていましたね。
周りは厳しい人たちばかりで、
出来る人と出来ない人の差もかなりありました。
私も、習ったわけではなく、
置いてかれちゃいけないっていう気持ちで頑張りました。
プレタのスタッフは、みんなキビキビしていて個性的なのですが、
私はまだ若かったので、お客様も
「この子を育ててあげようかな」という気持ちで、
接してくださったのかもしれません。
私も、お客様のラグジュアリなお話にはとても興味を持ちました。
当時の私の年齢では、年の離れた中年の女性の方々と
世間話のようなお話する機会って少ないんですよね。
でも、自分の母親と同じような世代の女性の話を聞くことは、
正直イヤじゃなかったんです。
逆に、先輩の話を聞くようで、勉強になるし、楽しい気持ちでした。
池松 接客のスタイルは、教えてもらう、可愛がってもらうという感じでしたか?
T氏 基本はそうですね。ご来店いただいて、
楽しくお話して買っていただければ、という感じです。
話しているうちに、その方の好きなものってわかってくるじゃないですか。
これはお客様の好みかも?と思ったものが入荷してきたら、積極的にお電話しました。
池松 過去で一番の売上実績は?
T氏 次のハイジュエリーのブランドの時ですけど、2億から3億の間ですね。
池松 実績の中で一番高額単価というと?
T氏 単価4千万円のネックレスです。
その方は、地方の時のお客様だったのに、
わざわざ東京に来て買ってくださいました。
池松 単価の高いものを売る場合、心がけていることはありますか?
T氏 あまりないです(笑)。そこまで気張らないというか。
高いものを売ろうと思っていると逆に売れないんじゃないかなと。
というのも、人によって、価格レベルって違うじゃないですか。
私にとっては高いかもしれないですけど、その人にとっては高くないかもしれない。
それは、私が決めることではないんです。
池松 販売するための準備などは?
T氏 はい、準備はきっちりしますね。
まず、お客様と触れ合っていないと感覚って鈍くなっていくと思うんですよね。
ピアノのレッスンじゃないですけど、毎日しないと指がなまるというか。
やはり、価格に関わらず、接客をきちんと続けていないと感覚が鈍ります。
それもひとつの準備ですよね。
その中で閃くこと、例えば今のフレーズは使えるかもとか、
そういったことも、準備のうちとして丁寧に拾い上げていきます。
あとは、ご来店いただいている方々を見ていると、
流行っている物や傾向がわかりますよね。
そういうことに敏感になることも大切です。
常にアンテナを立てた状態にする。
私はそういうことが、もともと好きなんですよね。
池松 セールスをする上でのコツというか、自論はありますか?
T氏 私が2番目のブランドに移った時の最初の配属店が、
あまり売れていないお店だったんですね。クレームも多くって。
状況が悪いからこそ、そこから売上を作ることは、逆に簡単なことなのかもと思いました。
そうやって、自分で自分の世界を作ってしまうことが必要だと思います。
そして、まずはお客様と関係性を築いていくという。
池松 関係性を築くとは?
T氏 例えば、一見のお客様で、パッと来てパッと買って
帰られるお客様がいらっしゃるじゃないですか。
それはたまたまな出来ごとで、
そのスタッフにとってはラッキーなことでしかないんです。
でも、お客様にご来店いただいて、話しをして、買っていただく。
それは業界用語だと「落とす」っていうんですけど、
そこが出来ていない人は、コンスタントに実績を作るのは無理だと思います。
まずは長くお話しをして、お客様のことをよく理解して、
別の頭で、買っていただけそうなものを考える。
それがセンスなんですよね。それがない人は、この仕事は向いていないと思います。
センスのあるスタッフがいたら、ちゃんと準備しなさいと教えます。
ご興味いただける商品を探して、ご案内を心を込めて送る。
そして、先の先まで考えること。それも関係性の構築になる。
そういったノウハウを覚えさせます。
実績を作っている人は、みんなやっていることですね。
池松 簡単なようなことで難しい。
T氏 普段、みんながうれしいと思うことをやってあげるだけだと思うんですよ。
そう考えるとすごく簡単なことなんですけど、それが出来ていない人が多いんです。
池松 でも、数百名いるスタッフの中で、1位、2位の売上を作っているというのは?
T氏 今話したことがすべて出来てることが前提ですが、
あとは見せ方も大事ですね、プレゼンの仕方。
池松 例えば?
T氏 今ここにあるミネラル・ウォーターを売りたいと思った時に、
ただボトルのままで売るよりも、高級感あるものに入れた方が
より素敵に見えるんじゃないかとか、そういうことですね。
お手紙にしても、その商品の特別感を表現するために、
「わざわざ取り寄せました」とか「何ヵ月も待ちました」といった言葉を添えたりするんです。
池松 百貨店の外商の方々と、販売のトップセールスの方と
能力が一致するところはありますか?
T氏 それも、関係性の構築というところに尽きると思います。
普段、店頭に来ないお客様に、イベントにお越しいただく、
そのワンチャンスに外商さんはかけるわけですよね。
販売スタッフもそうなんですけど、展示会の際には何ヵ月も前から準備しますよね。
なんとか足を運んでいただくように、予定を空けていただくように。
準備の時間をかけただけ、成功率は高くなると思います。
お電話したり、出かけていったりするのは当たり前。
他のお客様とは違いますということをお伝えするために。
それが実行できるのも、能力のひとつだと思います。
池松 何かそういったエピソードがありますか?
T氏 最初50万円からスタートしたお客様で、
なぜか気になっていたので、とにかく連絡をマメにとっていたんです。
そしたら、半年ほどたってからご連絡くれて、
「ぜんぜん行けなくてごめんなさいね、今度行くわ」って言ってくださって。
ご来店いただいた時に、1千万円ご購入くださったんです。
池松 それはすごい。
T氏 私が東京に転勤した際に、そういったVIPのお客様に対しては、
展示会にご招待することができるんですね。
もちろん、交通費も宿泊費も店側でお出しするかたちで。
ただ、確実にお買い上げいただけるかどうかは、賭けなんです。
私は、店長に、賭けなんですがご招待したいお客様がいると。
そしたら店長も、実績を持っている人なので、
そういった気持ちを理解してくれて、じゃあやってみたらと。
それで、ご招待したら、2千万円決まりました。
何かを突き詰めてみて、結果、成功体験を得たことで、
みなさん自分のやり方を見つけて動かれていると思います。
逆に、その体験が一度も作れない人は、
どこまでいってもわからないかもしれません。
今、実際に私がそれを現場スタッフに言っても、
まずは、1から10まで説明しないと理解されないです。
でも、話した後で、「あ、そういうことなんですね!」
「なんだか楽しくなってきました」と理解してくれるスタッフは可能性が出てきます。
池松 センスがあるかないかは、どこでわかりますか?
T氏 見ればわかりますし、しゃべっていてわかります。
普段、世間話をしていてもわかります。
話がズレちゃってるなって。そうすると、お客様と話していても
きっとズレてるのかなって思いますね。
だとすると、売上には繋がっていかないだろうなと。
池松 普段、あまりシャープに見えないけど、
蓋をあけると売上を作っている人、たまにいるじゃないですか。
あれは特別な感じ?
T氏 その人は、本当は出来る人なんでしょうね。
普段は面倒臭いからやらないんでしょう。
お客様だけに出来るというのはありえないですよね。
自分の利益になることしかしないと、力をコントロールしている人かもしれません。
池松 逆に、失敗談としてのエピソードは?
T氏 失敗談というよりも、失敗しないようにイメージしていることがあります。
例えば、とても良好な関係を構築しているお客様が、
別の店舗でお買い物をしたと聞くとするじゃないですか。
内心、とってもショックなんですよね。
自分もオススメしているものがあるのに、なぜ?って。
そんな時、私はプロとしてどうするだろうかと。
すごくショックは受けると思いますが、そのまま距離が開くのもおかしいし。
まず、あせって、すごく調べるんですね。どこで何を買ったのかって。
少し裏切られた感はあるのですが、
その時は遠ざかるんじゃなくて、より近づこうと。
お客様に「この間はごめんなさいね」って言っていただくくらいまで(笑)。
次はこっちで買ってくれるように。次にむこうで買われないように。
次の機会のことに、すばやく頭を切り替えるべきだろう、そう思っています。
池松 なるほど。あと、このお客様、
持ってるだろうと思ったのに、全然持ってなかったなんてことは?
T氏 一回会えばある程度わかるんですよね。
一回商談してダメになって、二回目でもダメな場合は、もう後追いしません。
一回目では決まらない場合が結構あるのですが、
二回目の商談の際に、それがわかります。
もう一回やりたいと思わせてくださるお客様は、持ってる方です。
もともと買うつもりのない方は、気軽に二回目もいらっしゃいます。
身につけているものを見ると、何年前に買ったものかとか、わかるんです。
そういうのは経験によって身につくものですね。
池松 さすがプロですね。
T氏 実際に持っている方ほど、地味なんです。
地味に気付かれないように来るんです。
芸能人と一緒ですよね、こっそりいらっしゃいます。
あとは、そのお客様に担当がついた場合でも、
そのスタッフのキャパじゃないVIPなお客様は、担当を交代させたりしますしね。
スタッフもすんなり、「はい、私の器じゃありません」て納得しますけど(笑)。
大切なのは、顧客と担当者との相性。
今私がマネジメントとして管理していることのひとつは、
スタッフがそれぞれの顧客に対してどういうアプローチをしていて、
結果、ご来店いただいているのかどうかという点。
アプローチしているのに、まったくいらしていただいてない場合は、
担当と合っていないのではと考えます。
嫌われているかもしれない。
それもスタッフに理解させないといけないですよね。
私ももちろん、過去にそういった経験がありました。
自分が、この方とは相性が合わないなという時は、
私は自分から「担当を変えてください」とお願いしたりしました。
そこは、ひとりで頑張って乗り越えるころじゃないですから。
池松 ところで、ストレスなんかは、どう発散していますか?
T氏 私は出来るだけ、オン・オフのスイッチを使い分けますね。
残業とかは嫌いです(笑)。
今は、上手なマッサージ師に出会ったので、
その人にマッサージしてもらうことでリフレッシュしたり。
あとは、夜、会社以外の人ともよく食事に出かけます。
他の世界の話を聞くことで、今自分が身を置いている世界感だけにならないように。
池松 トップセールスとして実績も十分あげてきた。
だからこその苦労もあるのでは?
T氏 今、私はいわゆる中間管理職なので、
一番叩かれやすいポジションなんですよね。
トップセールスって、管理職と二束のわらじをはいていないと
やはり将来は不安定になるかもしれません。
池松 なるほど。トップセールスだから、
利益を生んでいる間は会社から守られている反面、
突出しすぎているから目立ちすぎるという意味で、
いやな思いや、嫌がらせもあるということかな。
T氏 二番目のブランドの時に、
ある先輩がそのような目にあっていましたね。
実績を残せないセールススタッフは、
会社に必要と思ってもらいたいという気持ちから、
得てして他の事業部や間接部門、人事のスタッフと
繋がっていることも少なくありません。
彼女たちは、トップセールスにはなれないから、
トップセールスの人を悪く言うことで、
自分たちの存在価値を認めてもらいたいという思惑がある。
全員がそうでは決してありませんが、あくまでもごく一部の人です。
ただ、そういったごく一部の人の声が、大きく響く場合もあるんです。
そうなると、会社もトップセールスに対して、
実績が出なくなってきた時には切ろうという方針を持ってしまうこともあります。
トップセールスをしながらも、プレイングマネジャーとして
管理職のスキルも学びながら、
いつでもシフトできる能力を身につけることが大切なのかもしれません。
池松 とは言え、店長職は、やはりまずは自分で売らないといけない?
T氏 そうですね、まず店長が売上を作らないと。
百貨店の店舗は違うかもしれませんが、
銀座エリアとかは、店長が一番お客様を持っていて、
売上を作る背中を見せていくというスタイルじゃないと、
マネジメントという役割も果たせない。
池松 銀座ならではの厳しい戦いですか。
T氏 夜の水商売とリンクするような気がします(笑)。
クラブのママが一番お客を持っていて、
その下にスタッフがいて、みたいな(笑)。
その子たちが反乱を起こしたら、もう駄目っていう。
池松 トップセールスを目指している人へ、アドバイスがあれば。
T氏 恋愛と同じで、まず、この人は何が好きなんだろう?と
考えながら、関係構築をスタートさせるのが第一です。
何にも知らない、信頼関係のない人から、
いきなり何千万円も買おうなんて、誰も思わないですよね。
ですので、一回目の接客の際に、どれだけインパクトを作れるかとか、
その後のフォローでどれだけ来たいと思ってもらえるかとか。
ご案内のお手紙も、愛嬌のある可愛い感じとか、自分なりに工夫をしたり。
好きな人にアプローチするのと一緒だと思います。
やっぱり気持ちですよね。これ一枚に思いを込める!という。
池松 最後に、この業界にいる人で、
今転職を考える人に対してアドバイスをお願いします。
T氏 何がやりたいかを見極めることですね。
ジュエリーなのか、お洋服なのか、しっかり詳細を決めて、やってみる。
私の場合は、最初、お洋服から入ったけれど、
私の興味がジュエリーの方にあることがわかりました。
会社が嫌だという理由は、どこに行ってもついてくるもの。
まずそれは、今いる場所で解決してからじゃないと転職はうまくいかないと思います。
目標を持って、それを達成するために、次に行くということですね。
その会社では、もうやりきったからというプラスの転職は
とてもいいキャリアアップになると思います。
目標を成し遂げていくことによって、
さらに大きな目標を求める転職になっていくはず。
池松 次に転職するとしたら、目指すものは何ですか?
T氏 私の場合、やりたいことが見つかって、
実績も上げることができたので、
今度は、管理職のスキルをより磨きあげることかな。
そのためには、自分がいるべき会社のシステムは
どんなものがよいのかを考えると思います。
ですので、もし自分が次に転職する際には、
今度は会社の「組織」をよく研究してから行くと思いますね。
--------------------------
トップセールスという実績を持ちながらも、
さらに上の目標を見つけていく姿勢。
そういう方だからこそ、自分なりのやり方を見つけて
求められた以上の実績を残していけるのかもれません。
次にトップセールスになるのは、あなたかもしれませんよ!
(文責:堀田律子)
★エーバルーンニュース!★
5月1日、エーバルーンオフィス大阪オフィスがオープンします!
西日本エリア(中京、関西、中国、九州地区)の
ファッション業界に特化した募集案件を多数お取り扱いしていきます。
詳細は、5月1日以降に、このブログでぜひチェックしてみてください!
先日、某ラグジュアリブランドにて、
全国でトップセールスの実績を誇る方と
ざっくばらんにお話しする機会がありました。
売上を作れるセールスとは?
その心構えや、ノウハウなど、
体験も含めてお話いただきましたので
ここでご紹介します。
ラグジュアリブランドの販売員の皆様、
ぜひ参考にしてみてください!
--------------------------
池松 もともと地方のショップからスタートされましたよね。
今、業界は何年目ですか?
T氏 11年目ですね。
最初のラグジュアリブランドで2年間、
次のハイジュエリーブランドで8年。今は3つめのブランドにいます。
池松 最初にスタートした頃から、
もうすでに売上を作れていたんですか?
T氏 そうですね。
その頃は、1ヶ月に1千万円以上売っていました。
お洋服を担当する人は通常ベテランの方々なんですが、
なぜか最初にお洋服チームに入りました。
その頃は、プレタポルテも全盛期の頃で、
全国で一番の売上のあるお店に入ったんです。
当時は、バッグよりもお洋服が売れていた時代でしたから。
池松 先輩にも売上作れる人がいて、それを見習ったとか?
T氏 はい、売上を作れる先輩方はいました。
が、みなさん自分の個性で売っていましたね。
周りは厳しい人たちばかりで、
出来る人と出来ない人の差もかなりありました。
私も、習ったわけではなく、
置いてかれちゃいけないっていう気持ちで頑張りました。
プレタのスタッフは、みんなキビキビしていて個性的なのですが、
私はまだ若かったので、お客様も
「この子を育ててあげようかな」という気持ちで、
接してくださったのかもしれません。
私も、お客様のラグジュアリなお話にはとても興味を持ちました。
当時の私の年齢では、年の離れた中年の女性の方々と
世間話のようなお話する機会って少ないんですよね。
でも、自分の母親と同じような世代の女性の話を聞くことは、
正直イヤじゃなかったんです。
逆に、先輩の話を聞くようで、勉強になるし、楽しい気持ちでした。
池松 接客のスタイルは、教えてもらう、可愛がってもらうという感じでしたか?
T氏 基本はそうですね。ご来店いただいて、
楽しくお話して買っていただければ、という感じです。
話しているうちに、その方の好きなものってわかってくるじゃないですか。
これはお客様の好みかも?と思ったものが入荷してきたら、積極的にお電話しました。
池松 過去で一番の売上実績は?
T氏 次のハイジュエリーのブランドの時ですけど、2億から3億の間ですね。
池松 実績の中で一番高額単価というと?
T氏 単価4千万円のネックレスです。
その方は、地方の時のお客様だったのに、
わざわざ東京に来て買ってくださいました。
池松 単価の高いものを売る場合、心がけていることはありますか?
T氏 あまりないです(笑)。そこまで気張らないというか。
高いものを売ろうと思っていると逆に売れないんじゃないかなと。
というのも、人によって、価格レベルって違うじゃないですか。
私にとっては高いかもしれないですけど、その人にとっては高くないかもしれない。
それは、私が決めることではないんです。
池松 販売するための準備などは?
T氏 はい、準備はきっちりしますね。
まず、お客様と触れ合っていないと感覚って鈍くなっていくと思うんですよね。
ピアノのレッスンじゃないですけど、毎日しないと指がなまるというか。
やはり、価格に関わらず、接客をきちんと続けていないと感覚が鈍ります。
それもひとつの準備ですよね。
その中で閃くこと、例えば今のフレーズは使えるかもとか、
そういったことも、準備のうちとして丁寧に拾い上げていきます。
あとは、ご来店いただいている方々を見ていると、
流行っている物や傾向がわかりますよね。
そういうことに敏感になることも大切です。
常にアンテナを立てた状態にする。
私はそういうことが、もともと好きなんですよね。
池松 セールスをする上でのコツというか、自論はありますか?
T氏 私が2番目のブランドに移った時の最初の配属店が、
あまり売れていないお店だったんですね。クレームも多くって。
状況が悪いからこそ、そこから売上を作ることは、逆に簡単なことなのかもと思いました。
そうやって、自分で自分の世界を作ってしまうことが必要だと思います。
そして、まずはお客様と関係性を築いていくという。
池松 関係性を築くとは?
T氏 例えば、一見のお客様で、パッと来てパッと買って
帰られるお客様がいらっしゃるじゃないですか。
それはたまたまな出来ごとで、
そのスタッフにとってはラッキーなことでしかないんです。
でも、お客様にご来店いただいて、話しをして、買っていただく。
それは業界用語だと「落とす」っていうんですけど、
そこが出来ていない人は、コンスタントに実績を作るのは無理だと思います。
まずは長くお話しをして、お客様のことをよく理解して、
別の頭で、買っていただけそうなものを考える。
それがセンスなんですよね。それがない人は、この仕事は向いていないと思います。
センスのあるスタッフがいたら、ちゃんと準備しなさいと教えます。
ご興味いただける商品を探して、ご案内を心を込めて送る。
そして、先の先まで考えること。それも関係性の構築になる。
そういったノウハウを覚えさせます。
実績を作っている人は、みんなやっていることですね。
池松 簡単なようなことで難しい。
T氏 普段、みんながうれしいと思うことをやってあげるだけだと思うんですよ。
そう考えるとすごく簡単なことなんですけど、それが出来ていない人が多いんです。
池松 でも、数百名いるスタッフの中で、1位、2位の売上を作っているというのは?
T氏 今話したことがすべて出来てることが前提ですが、
あとは見せ方も大事ですね、プレゼンの仕方。
池松 例えば?
T氏 今ここにあるミネラル・ウォーターを売りたいと思った時に、
ただボトルのままで売るよりも、高級感あるものに入れた方が
より素敵に見えるんじゃないかとか、そういうことですね。
お手紙にしても、その商品の特別感を表現するために、
「わざわざ取り寄せました」とか「何ヵ月も待ちました」といった言葉を添えたりするんです。
池松 百貨店の外商の方々と、販売のトップセールスの方と
能力が一致するところはありますか?
T氏 それも、関係性の構築というところに尽きると思います。
普段、店頭に来ないお客様に、イベントにお越しいただく、
そのワンチャンスに外商さんはかけるわけですよね。
販売スタッフもそうなんですけど、展示会の際には何ヵ月も前から準備しますよね。
なんとか足を運んでいただくように、予定を空けていただくように。
準備の時間をかけただけ、成功率は高くなると思います。
お電話したり、出かけていったりするのは当たり前。
他のお客様とは違いますということをお伝えするために。
それが実行できるのも、能力のひとつだと思います。
池松 何かそういったエピソードがありますか?
T氏 最初50万円からスタートしたお客様で、
なぜか気になっていたので、とにかく連絡をマメにとっていたんです。
そしたら、半年ほどたってからご連絡くれて、
「ぜんぜん行けなくてごめんなさいね、今度行くわ」って言ってくださって。
ご来店いただいた時に、1千万円ご購入くださったんです。
池松 それはすごい。
T氏 私が東京に転勤した際に、そういったVIPのお客様に対しては、
展示会にご招待することができるんですね。
もちろん、交通費も宿泊費も店側でお出しするかたちで。
ただ、確実にお買い上げいただけるかどうかは、賭けなんです。
私は、店長に、賭けなんですがご招待したいお客様がいると。
そしたら店長も、実績を持っている人なので、
そういった気持ちを理解してくれて、じゃあやってみたらと。
それで、ご招待したら、2千万円決まりました。
何かを突き詰めてみて、結果、成功体験を得たことで、
みなさん自分のやり方を見つけて動かれていると思います。
逆に、その体験が一度も作れない人は、
どこまでいってもわからないかもしれません。
今、実際に私がそれを現場スタッフに言っても、
まずは、1から10まで説明しないと理解されないです。
でも、話した後で、「あ、そういうことなんですね!」
「なんだか楽しくなってきました」と理解してくれるスタッフは可能性が出てきます。
池松 センスがあるかないかは、どこでわかりますか?
T氏 見ればわかりますし、しゃべっていてわかります。
普段、世間話をしていてもわかります。
話がズレちゃってるなって。そうすると、お客様と話していても
きっとズレてるのかなって思いますね。
だとすると、売上には繋がっていかないだろうなと。
池松 普段、あまりシャープに見えないけど、
蓋をあけると売上を作っている人、たまにいるじゃないですか。
あれは特別な感じ?
T氏 その人は、本当は出来る人なんでしょうね。
普段は面倒臭いからやらないんでしょう。
お客様だけに出来るというのはありえないですよね。
自分の利益になることしかしないと、力をコントロールしている人かもしれません。
池松 逆に、失敗談としてのエピソードは?
T氏 失敗談というよりも、失敗しないようにイメージしていることがあります。
例えば、とても良好な関係を構築しているお客様が、
別の店舗でお買い物をしたと聞くとするじゃないですか。
内心、とってもショックなんですよね。
自分もオススメしているものがあるのに、なぜ?って。
そんな時、私はプロとしてどうするだろうかと。
すごくショックは受けると思いますが、そのまま距離が開くのもおかしいし。
まず、あせって、すごく調べるんですね。どこで何を買ったのかって。
少し裏切られた感はあるのですが、
その時は遠ざかるんじゃなくて、より近づこうと。
お客様に「この間はごめんなさいね」って言っていただくくらいまで(笑)。
次はこっちで買ってくれるように。次にむこうで買われないように。
次の機会のことに、すばやく頭を切り替えるべきだろう、そう思っています。
池松 なるほど。あと、このお客様、
持ってるだろうと思ったのに、全然持ってなかったなんてことは?
T氏 一回会えばある程度わかるんですよね。
一回商談してダメになって、二回目でもダメな場合は、もう後追いしません。
一回目では決まらない場合が結構あるのですが、
二回目の商談の際に、それがわかります。
もう一回やりたいと思わせてくださるお客様は、持ってる方です。
もともと買うつもりのない方は、気軽に二回目もいらっしゃいます。
身につけているものを見ると、何年前に買ったものかとか、わかるんです。
そういうのは経験によって身につくものですね。
池松 さすがプロですね。
T氏 実際に持っている方ほど、地味なんです。
地味に気付かれないように来るんです。
芸能人と一緒ですよね、こっそりいらっしゃいます。
あとは、そのお客様に担当がついた場合でも、
そのスタッフのキャパじゃないVIPなお客様は、担当を交代させたりしますしね。
スタッフもすんなり、「はい、私の器じゃありません」て納得しますけど(笑)。
大切なのは、顧客と担当者との相性。
今私がマネジメントとして管理していることのひとつは、
スタッフがそれぞれの顧客に対してどういうアプローチをしていて、
結果、ご来店いただいているのかどうかという点。
アプローチしているのに、まったくいらしていただいてない場合は、
担当と合っていないのではと考えます。
嫌われているかもしれない。
それもスタッフに理解させないといけないですよね。
私ももちろん、過去にそういった経験がありました。
自分が、この方とは相性が合わないなという時は、
私は自分から「担当を変えてください」とお願いしたりしました。
そこは、ひとりで頑張って乗り越えるころじゃないですから。
池松 ところで、ストレスなんかは、どう発散していますか?
T氏 私は出来るだけ、オン・オフのスイッチを使い分けますね。
残業とかは嫌いです(笑)。
今は、上手なマッサージ師に出会ったので、
その人にマッサージしてもらうことでリフレッシュしたり。
あとは、夜、会社以外の人ともよく食事に出かけます。
他の世界の話を聞くことで、今自分が身を置いている世界感だけにならないように。
池松 トップセールスとして実績も十分あげてきた。
だからこその苦労もあるのでは?
T氏 今、私はいわゆる中間管理職なので、
一番叩かれやすいポジションなんですよね。
トップセールスって、管理職と二束のわらじをはいていないと
やはり将来は不安定になるかもしれません。
池松 なるほど。トップセールスだから、
利益を生んでいる間は会社から守られている反面、
突出しすぎているから目立ちすぎるという意味で、
いやな思いや、嫌がらせもあるということかな。
T氏 二番目のブランドの時に、
ある先輩がそのような目にあっていましたね。
実績を残せないセールススタッフは、
会社に必要と思ってもらいたいという気持ちから、
得てして他の事業部や間接部門、人事のスタッフと
繋がっていることも少なくありません。
彼女たちは、トップセールスにはなれないから、
トップセールスの人を悪く言うことで、
自分たちの存在価値を認めてもらいたいという思惑がある。
全員がそうでは決してありませんが、あくまでもごく一部の人です。
ただ、そういったごく一部の人の声が、大きく響く場合もあるんです。
そうなると、会社もトップセールスに対して、
実績が出なくなってきた時には切ろうという方針を持ってしまうこともあります。
トップセールスをしながらも、プレイングマネジャーとして
管理職のスキルも学びながら、
いつでもシフトできる能力を身につけることが大切なのかもしれません。
池松 とは言え、店長職は、やはりまずは自分で売らないといけない?
T氏 そうですね、まず店長が売上を作らないと。
百貨店の店舗は違うかもしれませんが、
銀座エリアとかは、店長が一番お客様を持っていて、
売上を作る背中を見せていくというスタイルじゃないと、
マネジメントという役割も果たせない。
池松 銀座ならではの厳しい戦いですか。
T氏 夜の水商売とリンクするような気がします(笑)。
クラブのママが一番お客を持っていて、
その下にスタッフがいて、みたいな(笑)。
その子たちが反乱を起こしたら、もう駄目っていう。
池松 トップセールスを目指している人へ、アドバイスがあれば。
T氏 恋愛と同じで、まず、この人は何が好きなんだろう?と
考えながら、関係構築をスタートさせるのが第一です。
何にも知らない、信頼関係のない人から、
いきなり何千万円も買おうなんて、誰も思わないですよね。
ですので、一回目の接客の際に、どれだけインパクトを作れるかとか、
その後のフォローでどれだけ来たいと思ってもらえるかとか。
ご案内のお手紙も、愛嬌のある可愛い感じとか、自分なりに工夫をしたり。
好きな人にアプローチするのと一緒だと思います。
やっぱり気持ちですよね。これ一枚に思いを込める!という。
池松 最後に、この業界にいる人で、
今転職を考える人に対してアドバイスをお願いします。
T氏 何がやりたいかを見極めることですね。
ジュエリーなのか、お洋服なのか、しっかり詳細を決めて、やってみる。
私の場合は、最初、お洋服から入ったけれど、
私の興味がジュエリーの方にあることがわかりました。
会社が嫌だという理由は、どこに行ってもついてくるもの。
まずそれは、今いる場所で解決してからじゃないと転職はうまくいかないと思います。
目標を持って、それを達成するために、次に行くということですね。
その会社では、もうやりきったからというプラスの転職は
とてもいいキャリアアップになると思います。
目標を成し遂げていくことによって、
さらに大きな目標を求める転職になっていくはず。
池松 次に転職するとしたら、目指すものは何ですか?
T氏 私の場合、やりたいことが見つかって、
実績も上げることができたので、
今度は、管理職のスキルをより磨きあげることかな。
そのためには、自分がいるべき会社のシステムは
どんなものがよいのかを考えると思います。
ですので、もし自分が次に転職する際には、
今度は会社の「組織」をよく研究してから行くと思いますね。
--------------------------
トップセールスという実績を持ちながらも、
さらに上の目標を見つけていく姿勢。
そういう方だからこそ、自分なりのやり方を見つけて
求められた以上の実績を残していけるのかもれません。
次にトップセールスになるのは、あなたかもしれませんよ!
(文責:堀田律子)
★エーバルーンニュース!★
5月1日、エーバルーンオフィス大阪オフィスがオープンします!
西日本エリア(中京、関西、中国、九州地区)の
ファッション業界に特化した募集案件を多数お取り扱いしていきます。
詳細は、5月1日以降に、このブログでぜひチェックしてみてください!
株式会社Oens(オーエンス) 高橋みどりさん(その2)
こんにちは。コンサルタントの池松です。
今回のゲストは、前回の(その1)に引き続き、
イメージング・ディレクターの高橋みどりさんです。

「メルローズ」、「バーニーズ ニューヨーク」、
「ジョルジオ アルマーニ」を経て、
今回の(その2)では、「エストネーション」立ち上げから
ご自身の会社である株式会社Oens(オーエンス)の事業内容、
そしてイメージング・ディレクターとしてのご活躍を伺います。
--------------------------------
池松 「アルマーニ」さんは何年ぐらいいらっしゃったんですか。
高橋 3年ですね。
池松 それを経てエストネーションですね。
高橋 はい。アルマーニにいたときから、仲間と一緒に
「大人の私たちが行くお店がないよね」とか、
「海外にあんないいお店があるのに、なんで日本にないのよ」とかそんな話をしてたんです。
「もったいないね、何かやりたいね」から始まって、
セールスプランを作るようになり、いろんな会社を回り始めたんです。
「そんな私たちの夢を一緒に実現してくれる会社、人を探したい!」ということで。
色々な方々のご紹介を通じて、サザビー(現株式会社サザビーリーグ)の
鈴木陸三さんにお目にかかることになったんです。
そうしたら、「僕たちも大人のお店をやりたいと思ってたから、
もうちょっと話せるといいな」というお話をいただきまして。
池松 それが経緯なんですね、それはすごいですね。
高橋 そうなんです。会社が終わってから話し合って、
実現するための宿題や課題を作っては潰していく作業を続けました。
そうするうちに、仲間も1人増え、2人増えていき、
土日の時間も使って資料を作っていきました。
「こんな店にしたい」とか、「あんな店にしたい」とか
頻繁にアイデアを出しては話し合い、
そうして、丸4年ぐらいたった頃に、やっと実現に至ったんです。
池松 100%出資を受けて?
高橋 そうです。自分たちが直接やりたいという想いで。
サラリーマンだった私たちが、エストネーションを実現できたのは、
もの凄くいい経験でしたし、本当に夢のようでした。
池松 まさに「夢の実現」ですね。有楽町店をオープンさせて、
次に六本木ヒルズ店。大きい売り場でしたしね。
高橋 そうですね。だから投資額もとても大きかったと記憶しています。
池松 完成したときに、やり遂げた!っていう気持ちはあったんですか。
高橋 やり遂げたというよりも、やっとスタートラインに立てたという気持ちでしたね。
有楽町店が実現した時、やっとこれで大人のお店が東京にできたかなと実感しつつ、
その時はすでに、これをどうやって広げていくべきかという気持ちに切り替わっていましたね。

エストネーションのオープン当時、取材を受けた掲載ページ
池松 ノンストップですね。
高橋 そうです、エストネーションが始まってからは、
自分たちが作ったお店という気持ちが強かったので、
全然苦にならずに走ってきた感じですね。
池松 六本木ヒルズ店は2003年オープンでしたよね。
高橋 六本木ヒルズ店では店長も1年間兼務していました。
有楽町店がスタートした当時は、メンズのバイヤーチームが強力だったので、
先にメンズがヒットしていくだろうと思っていたんです。
ですので、私はレディースの方に注力していました。
インタビューがあったらお受けしたり、
お店には実際に売っている洋服を着て雑誌や色々な媒体に出たり。
そしたら、親近感を持たれたのかもしれませんが、
こういうお店なかったよねということで、30代前後の働く女性たちが
エストネーションのファンになっていってくださったんです。
その結果、レディースが一気に伸びていったんですよ。
当初はメンズが引っ張る予定だったのに、
レディースが引っ張り始めて、それで売上もエストネーションという名前も広がっていったんですね。
池松 レディースを見ながら店長兼宣伝をやるっていうのは、
想像を超える業務量ですよね。
高橋 例えば、有楽町店のときは、バーニーズの立ち上げ当時と同様で
知り合いの知り合いや、コンセプトに賛同してくれた人から広がっていきましたけれど、
大きくなればなるほど、熱意を持った人だけが集まるわけではないですよね。
初期のスタッフの場合、「ここで働きたい」とか「お洋服が好き」とか、
そういう気持ちで話すことができるから、仕事の進め方も早いんですけど、
規模が大きくなって人材を増やしていく段階になると変化が出てきます。
「会社として良さそう」とか「儲かってそうに見える」とか「これから伸びそう」とか。
面接に来る人も、そういったモードを持って来ますので、その辺はすごく大変でしたね。
最初から頑張っている人もいる中で、そのお互いの溝を埋めていかなきゃいけない。
お客さまから見れば、同じお店にいるわけですから、
同じようなサービスと熱意で接客してもらう必要があるわけですので。
池松 確かに。お給料の高いところから移ってくる人もいるだろうし。
高橋 私は、エストネーションを
販売職の方々のお給料をたくさん支払える会社にしたかったんです。
それが大きな夢の1つでしたね。
たくさん売ってくれる販売員がいたら、いっぱいお給料を出すべきだと。
そういった評価基準を作ってたんですね。実際は難しいことがたくさんありましたけれど。
池松 そうですよね。経営していかなくてはならないという側面もあるし、
利益も出さなくてはならないし。
高橋 そうです。でも、今でもファッション業界の中で
それをやりたいと思ってますし、やるべきだと思ってますね。
池松 そういう想いが集まって、
ようやく今の会社についてのお話になりますよね。
今の会社の事業内容というと?
高橋 一番得意としているのは、もちろんPR業務ですね。
今までの経験値があるので、そういったお話をいただくことは多いです。
ただ、PR業務だけをやるというお仕事はあまり受けておりません。
それをやる上では、ブランディングや
商品・店舗のプロデュースという仕事も必ず付いてきますから。
ですので、私のところに来るのはリブランディングや
ブランドの初上陸というお仕事が結構多いですね。
もう一度日本で再スタートさせたいと思っているものや、
より広げていきたいと思っている際に、
商品やPRも含めてそのプロジェクトの全体を見る業務ですね。
ですので、トップの方や担当の方と2人3脚で、スピーディに話を進めていきます。
池松 肩書きに書かれているイメージング・ディレクターというのは
あまり聞かないというか、自分たちは目にしたことがないのですが。
高橋 これは、5、6年前に独立したときに付けたタイトルです。
私、これからは企業でも、人でも、何かものを作る際には
感性がとても問われる時代だと思っているんです。
例えば、すごくいい会社で、社長もお仕事が出来る素晴らしい方だとしても、
プレゼンスという意味で格好悪かったら、その会社全体のイメージが悪くなる。
もしくは、会社が儲かっていって、どんどんいいオフィスに変わっていって
すてきな会社を作りましたといっても、会議室がボロボロだったら
あるいは受付の女の子の印象が悪ければ
逆に企業のイメージは下がってしまうと思うんです。
以前、不動産業界のある企業でお手伝いしたことがあるんですけど、
最初は数千万円程度のマンションを販売していたのですが、
数億円のマンションも手がけるようになったのです。
そうなると当然買う方のライフスタイルまったく違ってくるので、
働いている人たちに対しても、ファッション・コーディネートのワークショップやセミナーを実施したり。
そういうことをすることによって、企業のイメージが上がり、売上も上がり、
ひいてはグローバルな仕事もできる企業に変化しいてくと思っているんです。
池松 セミナーの実施について、もう少し詳しく教えてください。
高橋 私は「ミッドルーム」という自分のウェブサイトを2000年からはじめていまして。
そこでは、自分がやってきたことや、今取材にお答えしているようなお話とかを
1週間に1回書いてはアップしているんです。
そしたら、その読者の方々から、もう少し詳しくお話を聞きたいという声があがってきたんです。
コーディネートを載せていると、そういう服を自分はどう着たらいいのかとか、
仕事で本当に役立つことは何かとか。
その質問にお答えしたいという思いもあって、
読者の方々を対象に、色々なテーマでセミナーを行うようになったんです。
そうすると、1回目に来たときは黒いお洋服を着てこられ、
いつも黒や紺しか着てないんですという方が、
3回目ぐらいのセミナーにはピンクを着てきたりとか、
「こんなスカート買っちゃいました」とお話しされたり。
「顔も髪の毛ちょっと切るだけですごく元気そうになりますよ」と助言したら切ってこられたり、
皆さん、とても素敵に変わっていくんですよ。
働くときに元気があるっていうのは、周りに対してもすごくいい影響を及ぼしますよね。
初めて会って、まだその人のことが分からない時、やっぱり第一印象って大事だと思うんです。
そういうところで、ちょっとでも後押しというか、アドバイスして差し上げると、
皆さん、自信を持って買ったり、着たり、新しいものにチャレンジするようになっていくんです。

年に何回か自らのサイトのメンバーに向けて開催しているmidroom salon(ミッドルームサロン)
池松 なるほど、イメージング・ディレクターというお仕事が理解できてきました。
高橋 皆さんがよくご存知の楽天の社長の三木谷さんとも、
もうかれこれ5年くらいイメージングのお手伝いをさせていただいています。
そういった高いポジションに付かれている方は、やっぱり時間がないんですよね。
ですので、他の方の場合もそうですが、
最後に必ず「コーディネートブック」を作って差し上げているんです。
秘書の方に渡しておいて、何かあった時には、
「何ページのあの感じがいいんじゃない、今回は」とか、
「外国人が多いって言ってるから、今回は赤っぽいネクタイでもいけると思います」とか。
これからの日本を引っ張っていくリーダーの方々が格好良くなっていくことは
私はとても良いことだと思うし、企業にとっても、日本にとってもメリットのあることだと思っています。
池松 YouTubeでもスタイリング講座を掲載していますよね。
高橋 それは、実はこの本と連動しているんです。

http://www.youtube.com/user/Oensstaff
高橋 本当は最初、この本にDVDを付ける予定だったんです。
ところが、中身を見て買う方が多いので、
DVDが付いてると、読みにくい、めくりにくいということになって。
せっかく作ったので、じゃあウェブサイトに載せて見ていただこうかなと思って。
ですので、「レッスン4」までが、この本と連動しています。
池松 この発売された本は、どういった方に向けて、
どういうメッセージを発信されてるんですか。
高橋 この本の編集者の方は40代前半の女性だったんですけど、
私のセミナーに来てくれた方なんです。
いつも私は、セミナーに参加する方々の職業やプロフィールなどは、
あまり気にせずに実施してるんですね。
それよりも、参加にご応募くださる方の悩みなどをうかがって、
いつも着ていながらどうコーディネートしていいかわからないものを持ってきてください、
ということをお伝えしているんですね。
そのときに彼女が、トレンチコートを持ってきたんです。
「せっかく気にいって買ったんだけど、着方がいつも一辺倒なんです」と。
で、私が2つぐらいのコーディネート方法をお伝えしたんですね。
ひとつは、女性らしさがいきる着方と、もうひとつはネクタイをしたちょっとマニッシュな着方。
ジャケットっぽく着ちゃおうよみたいな。
そしたら彼女にとっては、目からうろこだったんですって。
そんなことがあって、彼女は同じように悩んでる人も多いんじゃないかなということから、
あの企画を上げてくださって、形になりました。


2011年9月に実施した伊勢丹SORELファッションコーディネイトセミナーandトークショー
池松 では、基本的には女性に向けた内容ですね。
高橋 そうですね。ウェブサイト「ミッドルーム」の方は男性の方も読んでくださっていて、
参考になりましたとか、男性版も実施してくださいとか言われることもありますが、
今は一応、主に20~40代以上の働く女性向けに発信しています。
女性も、年齢とともに仕事の仕方も変わるんだから、
当然スタイルも変わって当たり前だよねということを伝え続けています。
池松 あとは、ぜひ読んでいただいて、もっと知っていただいたほうがいいですね。
高橋 今、スーツやジャケットを着ないで働く人も増えていますよね。
カジュアルなスタイルも許されている会社、職種もあると思うんですけれど、
実は、一番言いたかったのは、働く時におしゃれしないでいつするの?ということ。
1日のうち3分の1は働いているのだから、そんな長い時間、
おしゃれに手を抜くというのは残念じゃない?って思うんです。
何もスーツやジャケットを着なさいって言ってるわけではなく、
そういう気持ちで働けばもっと楽しいし、おしゃれもより楽しくなる。無駄なものも買わない。
そんなことを書いています。おかげさまで、もう3版まで出ました。


2011年10月に実施した銀座三越トークショー
池松 すごい。やっぱりニーズがあるんですね。
確かに、情報があふれているって、今言われますけど、
こういうった実用的な情報は、むしろなかなか見つけられないことが多い。
あと、もう1冊、ブログを読んでる読者の方に紹介したいんですが、
あのアルマーニのことを書いた本もお出ししていますよね。
高橋 はい。5年前に書きましたね。
池松 その中で、「さらに輝くために」というところ内容の中に、
「天職は見つからなくて当然」とあったと思うんですが、あれはどういう意味ですか?
高橋 私自身、同じような仕事を長くしてきたので、
今の仕事は天職、天の職だねって言ってくれる人がとても多いんです。
インタビューなどを受けると、「今の仕事、すごく合ってますね。
いつも楽しそうにやってますね」って言ってくださるんですね。
もちろん、楽しくやってるんですけど、自分ではいまだに天職とは思っていないんです。
むしろ、天職を見つけたいから、ずっと働いてるんです、私は。
だから、常に、今やってることも楽しいし、一生懸命やってるんですけど、
まだやってないこともたくさんあって、まだ知りたいことや学ばなきゃいけないことがたくさんあるし、
できてないこともいっぱいありますから、それらを探していくうちに、
きっと、死ぬ間際に、1つでも「ああ、あの仕事面白かったな、うれしかったな」って
思えることがあったら、それが私は天職なんだろうなと思ってるんですよ。
そういう風になりたいので、そんな簡単に天職が見つかるとか、自分にはこの仕事しかないとか、
あまり決め込まないで、逆に、もっといろんなことにトライする、自分を探していくっていうんですか、
その気持ちを続けていくことが大切なんじゃないかなと、いつも思って仕事をしています。
-------------------------------------
◆プロフィール
高橋みどり (たかはし・みどり)
1956年東京生まれ。法政大学法学部卒業。
テレビ朝日の女性向け情報番組のファッションレポーターとして活躍後、株式会社ジュン アシダ、
株式会社メルローズの企画販売促進担当としてプレスの仕事を確立する。
ファッションショー、カタログ制作、雑誌のタイアップ、貸出業務、イベント企画などの仕事を担当。
1990年のバーニーズ ニューヨーク日本進出に伴い転職。一号店のオープンスタッフに加わり、
宣伝部ジェネラルマネージャーとして宣伝、PR、プロモーションなどにかかわる。
1997年には、ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社広報室長になり、
宣伝PR、プロモーション、VMD、広報の統括を行う。
2000年株式会社サザビーリーグの子会社、株式会社エストネーションを設立。
エグゼクティブオフィサーとして、プランニング、宣伝PR、マーケティングの統括を行う。
2004年から2005年までは六本木ヒルズ店の店長も兼任。
2005年6月に独立し、Oens(オーエンス)を設立。
人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、
商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師など活躍の場を広げている。
著書に、『アルマーニに学んだ仕事で輝くために大切なこと』(あさ出版)、
『働く女性のワードローブ おしゃれの教科書』(講談社)がある。
オフィシャルブログ http://www.midroom.com/ HP http://www.oens.net/
今回のゲストは、前回の(その1)に引き続き、
イメージング・ディレクターの高橋みどりさんです。

「メルローズ」、「バーニーズ ニューヨーク」、
「ジョルジオ アルマーニ」を経て、
今回の(その2)では、「エストネーション」立ち上げから
ご自身の会社である株式会社Oens(オーエンス)の事業内容、
そしてイメージング・ディレクターとしてのご活躍を伺います。
--------------------------------
池松 「アルマーニ」さんは何年ぐらいいらっしゃったんですか。
高橋 3年ですね。
池松 それを経てエストネーションですね。
高橋 はい。アルマーニにいたときから、仲間と一緒に
「大人の私たちが行くお店がないよね」とか、
「海外にあんないいお店があるのに、なんで日本にないのよ」とかそんな話をしてたんです。
「もったいないね、何かやりたいね」から始まって、
セールスプランを作るようになり、いろんな会社を回り始めたんです。
「そんな私たちの夢を一緒に実現してくれる会社、人を探したい!」ということで。
色々な方々のご紹介を通じて、サザビー(現株式会社サザビーリーグ)の
鈴木陸三さんにお目にかかることになったんです。
そうしたら、「僕たちも大人のお店をやりたいと思ってたから、
もうちょっと話せるといいな」というお話をいただきまして。
池松 それが経緯なんですね、それはすごいですね。
高橋 そうなんです。会社が終わってから話し合って、
実現するための宿題や課題を作っては潰していく作業を続けました。
そうするうちに、仲間も1人増え、2人増えていき、
土日の時間も使って資料を作っていきました。
「こんな店にしたい」とか、「あんな店にしたい」とか
頻繁にアイデアを出しては話し合い、
そうして、丸4年ぐらいたった頃に、やっと実現に至ったんです。
池松 100%出資を受けて?
高橋 そうです。自分たちが直接やりたいという想いで。
サラリーマンだった私たちが、エストネーションを実現できたのは、
もの凄くいい経験でしたし、本当に夢のようでした。
池松 まさに「夢の実現」ですね。有楽町店をオープンさせて、
次に六本木ヒルズ店。大きい売り場でしたしね。
高橋 そうですね。だから投資額もとても大きかったと記憶しています。
池松 完成したときに、やり遂げた!っていう気持ちはあったんですか。
高橋 やり遂げたというよりも、やっとスタートラインに立てたという気持ちでしたね。
有楽町店が実現した時、やっとこれで大人のお店が東京にできたかなと実感しつつ、
その時はすでに、これをどうやって広げていくべきかという気持ちに切り替わっていましたね。

エストネーションのオープン当時、取材を受けた掲載ページ
池松 ノンストップですね。
高橋 そうです、エストネーションが始まってからは、
自分たちが作ったお店という気持ちが強かったので、
全然苦にならずに走ってきた感じですね。
池松 六本木ヒルズ店は2003年オープンでしたよね。
高橋 六本木ヒルズ店では店長も1年間兼務していました。
有楽町店がスタートした当時は、メンズのバイヤーチームが強力だったので、
先にメンズがヒットしていくだろうと思っていたんです。
ですので、私はレディースの方に注力していました。
インタビューがあったらお受けしたり、
お店には実際に売っている洋服を着て雑誌や色々な媒体に出たり。
そしたら、親近感を持たれたのかもしれませんが、
こういうお店なかったよねということで、30代前後の働く女性たちが
エストネーションのファンになっていってくださったんです。
その結果、レディースが一気に伸びていったんですよ。
当初はメンズが引っ張る予定だったのに、
レディースが引っ張り始めて、それで売上もエストネーションという名前も広がっていったんですね。
池松 レディースを見ながら店長兼宣伝をやるっていうのは、
想像を超える業務量ですよね。
高橋 例えば、有楽町店のときは、バーニーズの立ち上げ当時と同様で
知り合いの知り合いや、コンセプトに賛同してくれた人から広がっていきましたけれど、
大きくなればなるほど、熱意を持った人だけが集まるわけではないですよね。
初期のスタッフの場合、「ここで働きたい」とか「お洋服が好き」とか、
そういう気持ちで話すことができるから、仕事の進め方も早いんですけど、
規模が大きくなって人材を増やしていく段階になると変化が出てきます。
「会社として良さそう」とか「儲かってそうに見える」とか「これから伸びそう」とか。
面接に来る人も、そういったモードを持って来ますので、その辺はすごく大変でしたね。
最初から頑張っている人もいる中で、そのお互いの溝を埋めていかなきゃいけない。
お客さまから見れば、同じお店にいるわけですから、
同じようなサービスと熱意で接客してもらう必要があるわけですので。
池松 確かに。お給料の高いところから移ってくる人もいるだろうし。
高橋 私は、エストネーションを
販売職の方々のお給料をたくさん支払える会社にしたかったんです。
それが大きな夢の1つでしたね。
たくさん売ってくれる販売員がいたら、いっぱいお給料を出すべきだと。
そういった評価基準を作ってたんですね。実際は難しいことがたくさんありましたけれど。
池松 そうですよね。経営していかなくてはならないという側面もあるし、
利益も出さなくてはならないし。
高橋 そうです。でも、今でもファッション業界の中で
それをやりたいと思ってますし、やるべきだと思ってますね。
池松 そういう想いが集まって、
ようやく今の会社についてのお話になりますよね。
今の会社の事業内容というと?
高橋 一番得意としているのは、もちろんPR業務ですね。
今までの経験値があるので、そういったお話をいただくことは多いです。
ただ、PR業務だけをやるというお仕事はあまり受けておりません。
それをやる上では、ブランディングや
商品・店舗のプロデュースという仕事も必ず付いてきますから。
ですので、私のところに来るのはリブランディングや
ブランドの初上陸というお仕事が結構多いですね。
もう一度日本で再スタートさせたいと思っているものや、
より広げていきたいと思っている際に、
商品やPRも含めてそのプロジェクトの全体を見る業務ですね。
ですので、トップの方や担当の方と2人3脚で、スピーディに話を進めていきます。
池松 肩書きに書かれているイメージング・ディレクターというのは
あまり聞かないというか、自分たちは目にしたことがないのですが。
高橋 これは、5、6年前に独立したときに付けたタイトルです。
私、これからは企業でも、人でも、何かものを作る際には
感性がとても問われる時代だと思っているんです。
例えば、すごくいい会社で、社長もお仕事が出来る素晴らしい方だとしても、
プレゼンスという意味で格好悪かったら、その会社全体のイメージが悪くなる。
もしくは、会社が儲かっていって、どんどんいいオフィスに変わっていって
すてきな会社を作りましたといっても、会議室がボロボロだったら
あるいは受付の女の子の印象が悪ければ
逆に企業のイメージは下がってしまうと思うんです。
以前、不動産業界のある企業でお手伝いしたことがあるんですけど、
最初は数千万円程度のマンションを販売していたのですが、
数億円のマンションも手がけるようになったのです。
そうなると当然買う方のライフスタイルまったく違ってくるので、
働いている人たちに対しても、ファッション・コーディネートのワークショップやセミナーを実施したり。
そういうことをすることによって、企業のイメージが上がり、売上も上がり、
ひいてはグローバルな仕事もできる企業に変化しいてくと思っているんです。
池松 セミナーの実施について、もう少し詳しく教えてください。
高橋 私は「ミッドルーム」という自分のウェブサイトを2000年からはじめていまして。
そこでは、自分がやってきたことや、今取材にお答えしているようなお話とかを
1週間に1回書いてはアップしているんです。
そしたら、その読者の方々から、もう少し詳しくお話を聞きたいという声があがってきたんです。
コーディネートを載せていると、そういう服を自分はどう着たらいいのかとか、
仕事で本当に役立つことは何かとか。
その質問にお答えしたいという思いもあって、
読者の方々を対象に、色々なテーマでセミナーを行うようになったんです。
そうすると、1回目に来たときは黒いお洋服を着てこられ、
いつも黒や紺しか着てないんですという方が、
3回目ぐらいのセミナーにはピンクを着てきたりとか、
「こんなスカート買っちゃいました」とお話しされたり。
「顔も髪の毛ちょっと切るだけですごく元気そうになりますよ」と助言したら切ってこられたり、
皆さん、とても素敵に変わっていくんですよ。
働くときに元気があるっていうのは、周りに対してもすごくいい影響を及ぼしますよね。
初めて会って、まだその人のことが分からない時、やっぱり第一印象って大事だと思うんです。
そういうところで、ちょっとでも後押しというか、アドバイスして差し上げると、
皆さん、自信を持って買ったり、着たり、新しいものにチャレンジするようになっていくんです。

年に何回か自らのサイトのメンバーに向けて開催しているmidroom salon(ミッドルームサロン)
池松 なるほど、イメージング・ディレクターというお仕事が理解できてきました。
高橋 皆さんがよくご存知の楽天の社長の三木谷さんとも、
もうかれこれ5年くらいイメージングのお手伝いをさせていただいています。
そういった高いポジションに付かれている方は、やっぱり時間がないんですよね。
ですので、他の方の場合もそうですが、
最後に必ず「コーディネートブック」を作って差し上げているんです。
秘書の方に渡しておいて、何かあった時には、
「何ページのあの感じがいいんじゃない、今回は」とか、
「外国人が多いって言ってるから、今回は赤っぽいネクタイでもいけると思います」とか。
これからの日本を引っ張っていくリーダーの方々が格好良くなっていくことは
私はとても良いことだと思うし、企業にとっても、日本にとってもメリットのあることだと思っています。
池松 YouTubeでもスタイリング講座を掲載していますよね。
高橋 それは、実はこの本と連動しているんです。

http://www.youtube.com/user/Oensstaff
高橋 本当は最初、この本にDVDを付ける予定だったんです。
ところが、中身を見て買う方が多いので、
DVDが付いてると、読みにくい、めくりにくいということになって。
せっかく作ったので、じゃあウェブサイトに載せて見ていただこうかなと思って。
ですので、「レッスン4」までが、この本と連動しています。
池松 この発売された本は、どういった方に向けて、
どういうメッセージを発信されてるんですか。
高橋 この本の編集者の方は40代前半の女性だったんですけど、
私のセミナーに来てくれた方なんです。
いつも私は、セミナーに参加する方々の職業やプロフィールなどは、
あまり気にせずに実施してるんですね。
それよりも、参加にご応募くださる方の悩みなどをうかがって、
いつも着ていながらどうコーディネートしていいかわからないものを持ってきてください、
ということをお伝えしているんですね。
そのときに彼女が、トレンチコートを持ってきたんです。
「せっかく気にいって買ったんだけど、着方がいつも一辺倒なんです」と。
で、私が2つぐらいのコーディネート方法をお伝えしたんですね。
ひとつは、女性らしさがいきる着方と、もうひとつはネクタイをしたちょっとマニッシュな着方。
ジャケットっぽく着ちゃおうよみたいな。
そしたら彼女にとっては、目からうろこだったんですって。
そんなことがあって、彼女は同じように悩んでる人も多いんじゃないかなということから、
あの企画を上げてくださって、形になりました。


2011年9月に実施した伊勢丹SORELファッションコーディネイトセミナーandトークショー
池松 では、基本的には女性に向けた内容ですね。
高橋 そうですね。ウェブサイト「ミッドルーム」の方は男性の方も読んでくださっていて、
参考になりましたとか、男性版も実施してくださいとか言われることもありますが、
今は一応、主に20~40代以上の働く女性向けに発信しています。
女性も、年齢とともに仕事の仕方も変わるんだから、
当然スタイルも変わって当たり前だよねということを伝え続けています。
池松 あとは、ぜひ読んでいただいて、もっと知っていただいたほうがいいですね。
高橋 今、スーツやジャケットを着ないで働く人も増えていますよね。
カジュアルなスタイルも許されている会社、職種もあると思うんですけれど、
実は、一番言いたかったのは、働く時におしゃれしないでいつするの?ということ。
1日のうち3分の1は働いているのだから、そんな長い時間、
おしゃれに手を抜くというのは残念じゃない?って思うんです。
何もスーツやジャケットを着なさいって言ってるわけではなく、
そういう気持ちで働けばもっと楽しいし、おしゃれもより楽しくなる。無駄なものも買わない。
そんなことを書いています。おかげさまで、もう3版まで出ました。


2011年10月に実施した銀座三越トークショー
池松 すごい。やっぱりニーズがあるんですね。
確かに、情報があふれているって、今言われますけど、
こういうった実用的な情報は、むしろなかなか見つけられないことが多い。
あと、もう1冊、ブログを読んでる読者の方に紹介したいんですが、
あのアルマーニのことを書いた本もお出ししていますよね。
高橋 はい。5年前に書きましたね。
池松 その中で、「さらに輝くために」というところ内容の中に、
「天職は見つからなくて当然」とあったと思うんですが、あれはどういう意味ですか?
高橋 私自身、同じような仕事を長くしてきたので、
今の仕事は天職、天の職だねって言ってくれる人がとても多いんです。
インタビューなどを受けると、「今の仕事、すごく合ってますね。
いつも楽しそうにやってますね」って言ってくださるんですね。
もちろん、楽しくやってるんですけど、自分ではいまだに天職とは思っていないんです。
むしろ、天職を見つけたいから、ずっと働いてるんです、私は。
だから、常に、今やってることも楽しいし、一生懸命やってるんですけど、
まだやってないこともたくさんあって、まだ知りたいことや学ばなきゃいけないことがたくさんあるし、
できてないこともいっぱいありますから、それらを探していくうちに、
きっと、死ぬ間際に、1つでも「ああ、あの仕事面白かったな、うれしかったな」って
思えることがあったら、それが私は天職なんだろうなと思ってるんですよ。
そういう風になりたいので、そんな簡単に天職が見つかるとか、自分にはこの仕事しかないとか、
あまり決め込まないで、逆に、もっといろんなことにトライする、自分を探していくっていうんですか、
その気持ちを続けていくことが大切なんじゃないかなと、いつも思って仕事をしています。
-------------------------------------
◆プロフィール
高橋みどり (たかはし・みどり)
1956年東京生まれ。法政大学法学部卒業。
テレビ朝日の女性向け情報番組のファッションレポーターとして活躍後、株式会社ジュン アシダ、
株式会社メルローズの企画販売促進担当としてプレスの仕事を確立する。
ファッションショー、カタログ制作、雑誌のタイアップ、貸出業務、イベント企画などの仕事を担当。
1990年のバーニーズ ニューヨーク日本進出に伴い転職。一号店のオープンスタッフに加わり、
宣伝部ジェネラルマネージャーとして宣伝、PR、プロモーションなどにかかわる。
1997年には、ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社広報室長になり、
宣伝PR、プロモーション、VMD、広報の統括を行う。
2000年株式会社サザビーリーグの子会社、株式会社エストネーションを設立。
エグゼクティブオフィサーとして、プランニング、宣伝PR、マーケティングの統括を行う。
2004年から2005年までは六本木ヒルズ店の店長も兼任。
2005年6月に独立し、Oens(オーエンス)を設立。
人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、
商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師など活躍の場を広げている。
著書に、『アルマーニに学んだ仕事で輝くために大切なこと』(あさ出版)、
『働く女性のワードローブ おしゃれの教科書』(講談社)がある。
オフィシャルブログ http://www.midroom.com/ HP http://www.oens.net/