第70回全大阪オープン珠算選手権大会 By 森 拓磨 | はやしそろばん総合学園 大会観戦・参戦記

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 久々の大会観戦・参戦記の執筆となりました。最後までお付き合いいただけたら幸いです。



 さて、この度開催された「第70回全大阪オープン珠算選手権大会」(以下、全大阪)。70回記念という節目もあり、終戦後間もない第1回開催からの歴史の重みを感じる非常に良い機会となりました。

 それと同時に当学園がかねてより掲げてきた目標、「団体優勝奪還」。第63回大会以降、当学園が団体優勝したのはわずか1回。メンバー入れ替えとなった現メンバーで何としても優勝をつかみ取りたいという一心で個々それぞれ練習に励んできました。

 今回は参加人数が少数だったこともあり、当学園としては珍しく飛行機での移動となりました。私自身は仕事もあったので、一人最終便での移動。疲れを少しでも残さないようホテルに着くなり早々と夢の中へ…。



 午前9時、会場に到着。つい2週間ほど前に開催された全日本大会での舞台でもある京都では、当日の最高気温38度!同じ関西ということもあり、勝るとも劣らない暑さに少々たじろぎそうにもなりましたが、そこは気合いで持ちこたえました。

 午前10時、開会。今年は優勝杯を持って帰れますように…という願望を抱いての準優勝杯返還。昨年見事個人総合競技優勝を果たした当学園エース、勝又美貴選手(以下、かっつ)による優勝杯返還並びに選手宣誓。また今回関西ローカルテレビの密着取材もあり、確実に今大会注目される選手の一人となるでしょう。

試合直前となった今、最高の結果をつかみ取るために選手自身がすることはただ一つ。練習してきたことを信じて挑むだけ。いよいよ競技開始です。



読上算・読上暗算予選からスタート。3題ずつ読まれ、早々に引き上げ採点。結果待ちの間に本命の個人総合競技が始まります。

乗算・除算・見取算・伝票算・乗暗算・除暗算・見取暗算・伝票暗算、実に8種目。これを一種目ごとに交換採点しながらの進行ですから、集中力は勿論、体力勝負といってもいいでしょう。全種目を終えた時点での手ごたえとしては、正直100%自信のあるものではありませんでした。乗算において2題のミスを計時終了後に発見してしまい、そこから気持ちを完全に立て直すことが出来なかったと思われます。



続いて読上種目、並びに個人総合競技での種目順に沿った、午後から行われる決勝10枠を賭けての準決勝。基本的に満点獲得者のみ進めます。

ひとつ特筆すべき小ネタをひとつ。乗算準決勝進出者発表終了後、何やら負のオーラを身にまとった男が一人。後ろを振り返ってみると立っていたのは当学園OB、御年めでたく30歳を迎えた土屋宏明選手(以下、土屋)。聞くところによると準決勝進出メンバーの中に名前が無かったとのこと(=ミスが発覚)。本人からしたら出鼻をくじかれたやら満点への希望は絶たれたやらいろんな感情が…。しかし、ものの数十秒後、名前の呼び間違いがあったとのアナウンスが。訂正後の名簿にはきちんと名前が載っていたようです。肩すかしと言いますか、我々も変な冷や汗をかいたところですが、確実に満点だと思っていた本人が一番「寝耳に水」状態だったことでしょう笑。

話を戻して…。種目によっては現新記録が制限時間として設定されたり、挙手制にて順位をとったりと、相変わらずの臨機応変ぶり。全選手、全役員にとって読めない競技ルールから、ある意味全員「平等」であると言えるでしょう。滞りなく各種目10名が絞られ、お昼休憩へ。午後の競技に備えます。



午後一で個人総合競技決勝。まずは1190点獲得、当学園・かっつ含む3選手による2等・3等決定戦。同時に1170点獲得、当学園・亀山太陽選手(以下、太陽)含む2選手による3等・佳良賞決定戦が行われることに。

個人総合終了後、見取暗算が微妙な手応えだったと言っていたかっつ。本人の予想通り、残念ながら1題のミスはあったものの、全種目通してのミスもその1題のみ。本人にとっては非常に悔しい結果であったと思いますが、多くても1題ミスに抑えられる計算力、精神力。同じ社会人という境遇に立っていることを考えても、私なんかとの差は未だ歴然としています。まだまだ見習わねば…と感じた瞬間でした。

また太陽はまだまだ伸びしろたっぷりの中学生。後輩の活躍・成長とどうしても比較してしまうのが、同じ年だった頃の過去の自分。中学生の頃なんてとっても1170点なんて取れる実力なんか無かったなー、自分が気づかないうちに後輩もメキメキ力つけてきてるんだなー、などなど。こんな頼りないダメダメな先輩を尻目に立派に成長している姿を、決勝席に座っている太陽を見て感じました。ちなみに今回の私自身の点数も1170点で同点。せめて越されることのないようにしないと、と本気で焦り始めている自分がいました。

かっつ1番挙手、太陽2番挙手というところで決勝は終了。表彰式までの結果待ちです。



続いて注目の優勝決定戦。実は個人総合終了後、除算においても相当自身が無かったようで、「やべー…ミスってるかも。。」なんてぼやいていた土屋。若干危ういと思われていましたが、何だかんだで結局満点。やはり彼は別格です。満点獲得者は他に3選手。石川県・松田沙也香選手、東京都・原子弘務選手、千葉県・堀内遥斗選手。過去最多タイ4選手による個人総合優勝決定戦。勝負の結末やいかに…。

昨年同様、暗算種目から開始。土屋、若干スピードを緩め確実に点数を稼いでいる模様。乗・除暗算においては4選手ともスピードに大差はなく、見取・伝票暗算から徐々にタイム差が広がっていったように思えます。暗算種目4種目を終えた時点で、堀内選手見取暗算にて未回答があったため40点、それ以外は全選手全種目満点。まだまだ勝負の行方は分かりません。

珠算種目。乗算、全選手満点。除算、全選手満点。見取算、ここで土屋、1題のミス。同門として当然土屋に優勝を掴んでほしいと願っているところですが、ここにきて痛恨のミス。暫定の総合得点としても松田選手、原子選手の両選手依然として満点。勝負の行方やいかに…。

運命の最終種目、伝票算。実は伝票暗算でも同様だったのですが、全選手伝票ホルダーに挟めた状態で計時を開始するという、これまた土壇場でルールが追加されたのです。この措置が吉と出るか凶と出るか…。「用意、始め!」号令と共に即座に計算に入る選手たち。しかし、土屋は何度もめくり直しをしています。1題目の計算がスムーズにいかなかったようで、刻々と制限時間が迫っている中、見ているこちらもヒヤヒヤしながらも無事終了。58.5秒で松田選手も終了。原子・堀内両選手は1題未回答とのこと。雲行きが本当に怪しくなってきました。あとは観覧側も選手側も祈りながら結果を聞くのみです。

原子選手、40点。総得点390点。

堀内選手、30点。総得点370点。

土屋選手、50点。総得点390点。

松田選手…………、50点!! 総得点400点。

70回という節目に見事優勝を勝ち取ったのは、結果の通り、石川県・松田沙也香選手でした!おめでとうございます!!

土屋、惜しくも準優勝。正直、決勝の舞台で負けるのは滅多にないことではありますが、来年リベンジを果たすことを公言していました。



すぐさま団体総合競技表彰。正直、準決勝進出者が呼名される時点で、ズタボロな点数を覚悟していた団体メンバーである私と藤井智貴。他県の団体をみても、残念な結果しか想定できず、非常な情けなさを抱いたまま、結果発表を聞くことに。微々たる希望を胸に、司会者の声に耳を傾けます。



「団体総合競技、優勝……………、はやしそろばん総合学園!!」



 現メンバー構成になって初の優勝。思わずその場で喜びを抑えきれなかった自分、そして仲間たちがそこにはいました。

悔しさをにじませながら準優勝という結果に甘んじてきた過去数年。しかし、優勝できなかった回数分「来年こそは!」という闘志も胸に秘めていました。念ずれば花開くとはまさしくこのことなのでしょう。

しかし、そんな喜びの中に明確な改善点はありました。正直今回の優勝は「棚ぼた」的なもの。先に述べたように、正直メンバー個々の点数は決して満足のいくものではありませんでした。むしろ悪すぎました。「来年こそは一人ひとり最高の点数を取って、最高の結果で優勝をつかみ取りたい。」と、表彰式後のインタビューでかっつが言ってくれました。優勝できたという事実は素直に喜ばしいことではあります。しかし来年こそは、個人ひいては団体として本当の満足感を味わえる堂々とした優勝を勝ち取りたい、と心に誓いました。



さぁ、いよいよ全大阪最大の目玉競技、種目別競技決勝戦が始まります。

ここでは当学園(土屋含む)から各種目10名に選抜された選手、そして入賞成績の掲載のみにさせていただきます。ご了承ください(競技の模様を知りたい方は、是非来年生でご観戦ください!という想いも込めて…)。



☆乗算競技(大会記録:27.4秒)

【決勝進出】土屋・かっつ

【成績】

優勝:かっつ

2等:原子雄成選手(東京都)

3等:土屋

 

☆除算競技(大会記録:24.6秒)

【決勝進出】土屋・かっつ・太陽(←決勝初出場!立派!)

【成績】

優勝:土屋

2等:かっつ

3等:原子弘務選手(東京)

 

☆見取算競技(大会記録:34.2秒)

【決勝進出】土屋・かっつ

【成績】

優勝:土屋

2等:かっつ

3等:原子弘務選手(東京)

 

☆伝票算競技(大会記録:37.9秒)

【決勝進出】土屋・森

【成績】

優勝:若松尚弘選手(北海道)

2等:阿久根誠司選手(東京都)

3等:大関一誠選手(北海道)

 

☆読上算競技

【決勝進出】土屋・かっつ・森

【成績】

優勝:松石夏実選手(奈良県)

2等:土屋・浅野貴広選手(北海道)

 

☆読上暗算競技

【決勝進出】土屋・かっつ

【成績】

優勝:松田沙也香選手(石川県)

2等:土屋

3等:北村瑠菜選手(千葉県)

 

☆乗暗算競技(大会記録:13.2秒)

【決勝進出】土屋

【成績】

優勝:宮本理香子選手(東京都)

2等:眞鍋雅行選手(奈良県)

3等:堀内遥斗選手(千葉県)

 

☆除暗算競技(大会記録:8.4秒)

【決勝進出】土屋・かっつ

【成績】

優勝:坂田純成選手(福岡県)

2等:原子弘務選手(東京都)

3等:かっつ

 

☆見取暗算競技(大会記録:19.4秒)

【決勝進出】土屋・森

【成績】

優勝:杵川日向雅選手(三重県)

2等:高倉佑一朗選手(千葉県)

3等:原子弘務選手(東京都)

 

☆伝票暗算競技(大会記録:21.6秒)

【決勝進出】土屋・かっつ・森

【成績】

優勝:土屋

2等:松田沙也香選手(石川県)

3等:原子弘務選手(東京都)

 

 各種目入賞者にはポイントが与えられます。優勝は3ポイント、2等は2ポイント、3等は1ポイントとなり、そのポイントの総計が一番高い選手に「種目別最優秀(松本杯)」が贈られます。

 ご覧の成績から、土屋が今年の「種目別最優秀」に輝きました!

 

 表彰式も終わり、飛行機のフライトの都合上閉会を待たずして会場を後に。

 約1か月に及ぶ夏の全国大会ラッシュが終わりを迎えました。

 自身としては他に全日本珠算選手権大会にも参加させていただきましたが、昨年以上に練習時間の確保に力を入れました。それに比例する形で良い結果を残せれば一番なのですが、なかなかうまくいかないものですね。全国の社会人の方々は、いかなる練習をされて、数ある競技会で優秀な成績を収めることができるのでしょうか。シンプルな疑問ではありますが、社会人2年目にしてまだまだ学ばなければいけないことがあるようです。これからもご指導を賜りながら精進していきたいと思います。

 

 以上で第70回全大阪オープン珠算選手権大会観戦・参戦記を閉じようと思います。なんとも後半まとまりのない文章になってしまいましたが、悪しからず。。

長々とお付き合いいただきありがとうございました!!

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