はやしそろばん総合学園 大会観戦・参戦記

はやしそろばん総合学園 大会観戦・参戦記

はやし学園観戦記をリニューアル!!
大会の様子等が余すことなく綴られています。


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 去る9月9日、山形県・山形ビッグウィングにて開催されました「第67回東北珠算競技大会」(以下、東北大会)が幕を下ろし、ようやく夏の大会ラッシュに区切りが付きました。そんな燃え尽き症候群気味な中執筆を担当いたします、森です。今回もよろしくお願いいたします。

 毎年夏の締めくくりとして定着している東北大会。昨年参戦記を執筆させて頂いた「関孝和先生顕彰第68回全日本珠算競技大会」同様、この大会も初出場(小学校5年生)から一度も途切れる事無く出場させて頂いています。初出場から早16度目。よくよく考えれば4年後、20度目の出場と同時に30歳を迎えます。歳だけとって毎年ろくな結果を残せず、正直な所あまり良い思い出がない東北大会ではありますが、今年は違いました。詳細は後ほど。

 毎年東北六県持ち回りで開催されるこの大会。今年は山形県での開催となりました。仕事終わりでの車移動でしたが、さすがは同じ東北圏内。2時間弱で現地入り。何事も無くホテルに到着。しかし…。

 ここ数年、移動車に同乗してこられる皆様ご存じであろう坂井宏行選手(先生)。ホテル近辺のコインパーキングに駐車し、荷物を下ろすなり、どことなくソワソワしたご様子。なんと坂井先生、大会出場に(更に言えば社会人として)必ず必要なあるものを自宅に置き忘れてきたようなのです(何かは秘密です笑)。夕食がてら忘れてきたものを購入するべく、タクシーに揺られること数十分。夜の19時近くではありましたが、辛うじて店が開いており何とか購入することができたようです。とりあえず一安心。夕食より買い物がメインのようにも感じてきてしまうくらい、衝撃(笑激)の出来事でした。

 大会当日。社会人となってから出場している東北大会、全て悪天候なのです。社会人となり4度目の出場ですが、過去3度の結果はボロボロ。毎年の悪天候からデジャブが起こるのでは…なんて余計な雑念は取っ払い、会場へ向かいます。

 全国大会でも顔なじみの選手が多数出場しているこの大会。毎年のレベルの上がりようは過去の成績表を見ても一目瞭然。特に小学生に関しては毎年入賞ボーダーラインの点数が鬼のように上昇しているので、当学園の選手も食いついていけるかどうかが気になる所でした。そして、今年参加した選手の中でも小学校の部最後となる6年生(林春貴、木村誠一朗、小山栞奈)が3名。その中でも春貴は何事もなく満点を獲ってくれれば優勝も狙えると信じていました。後輩の活躍も願いつつ、自身もスイッチを切り替えます。いよいよ競技開始です。

 個人総合競技。問題様式が若干類似していることから、11月に開催される「二十二代珠算名人位決定戦」の予選を若干意識して臨みました。一題のミスが予選敗退へ繋がる恐れがあるので、出だしのかけ算から丁寧かつ自分のペースを乱さない事を意識しながら計算することに(毎回そうしているつもりですが。。)。かけ算、わり算共に順調。続くみとり暗算、55秒くらいで全問題終了させたので見直しをしようと1番目の問題を再度計算。すると、下3桁の計算にミスがあったようで、そこから2~3回やり直してみることに。「やめ!」の合図でギリギリ正しい答えに修正することに成功。ラスト5秒は何とも生きた心地がしない不思議な時間でした。続くかけ暗算、わり暗算、みとり算と、ペースを崩すことなく6種目終了。交換採点へ移ります。

 採点時はいつも通りの格好に切り替え。この格好については何度も参戦記にて述べさせて頂いておりますので割愛させて頂きます。自身の採点も終わり、お隣の方の採点が終わられるのを待つのみ。あとは終わったのを見計らって成績カードをチラ見する準備です。数分後隣をみると、成績カードには満点の「600」の文字が。自分の手元に答案が戻った後の再審でも間違いが無いことを確認し、とりあえず第一段階クリア。2014年以来、実に4年ぶりの満点でした。

 全部門全選手再審終了後、現時点での得点状況の確認。小学生の部は他県の選手がただ一人満点。残念ながら春貴の小学生最後の挑戦は敢えなく終わってしまいました。学校の部、満点はおらず。昨年優勝したりかをはじめとする学生選手にも期待をしていたのですが、上位チームは若干点数を落とし気味だったようです。最後に一般の部、満点者は2名。土屋宏明選手(先生)と私でした。決勝に向けての意気込みだの熱意だの余計なことは考えず無心で挑もう、と心に誓ったところで個人総合競技は終了。続く種目別競技に備えます。

 以下、当学園の入賞成績はホームページ記載の「栄光の記録」よりご覧下さい。ここでは優勝者のみの紹介とさせて頂きます。

 フラッシュ暗算競技。パソコンの不具合なのかプロジェクターの不具合なのか、フラッシュされる数字の間に全く関係ない画面がサブリミナル効果的に映しだされる状態に。競技としては如何なものか…と度々起こるマシントラブルに関しては改善を求めたい所です。小学校の部は青森県・工藤渚央選手、一般・学校の部は岩手県・笹野健夫選手がそれぞれ優勝されました。おめでとうございます。

 読上暗算競技。激戦の末、小学校の部に於いて諒が初優勝!昨年は読上算にて優勝しており、今年は種目を変えての「二連覇」となりました。やったね!!一般・学校の部は岩手県・本間聖康選手が優勝されました。おめでとうございます。

 読上算競技。決勝2題目、謎の大量の脱落者が。土屋選手や坂井選手などの実力者が軒並み敗退していくことに(脱落者の中の一人に私もいます泣)。聞くところによるとほぼ全員が同じ答えを記入し誤答となった模様。何故??それは単純明快。音響によるものでした。朝会場入りした際、真っ先に読上種目の事を心配してしまいました。この聞こえで大丈夫か…?と。しかしながらほぼ正当を確信し答えを記入しましたので、答えを読み上げられた際には「…へ?」と、もはや笑いしか出ませんでした。とは言うものの正解者は少なからずいるわけで、文句は当然言えません。私自身の読上算は、競技開始10分ほどで早々に終了してしまいました。小学校の部は岩手県・山本優菜選手、一般・学校の部は青森県・吹越優衣選手がそれぞれ優勝されました。おめでとうございます。

 午前の部最後となる、個人総合競技一般の部優勝決定戦兼そろばん東北一決定戦。前述したとおり、東北大会での決勝の舞台に上がるのは大学4年生以来4年ぶり。問題内容は全種目そろばんグランプリジャパンと同程度。かけ算、わり算各4題(名数・無名数各2題)、かけ暗算、わり暗算各4題。みとり算、みとり暗算各2題。全20題を制限時間1分30秒にて一括で行います。

 決して優勝を狙っていない訳ではありませんが、土屋選手との実力差を鑑み、とりあえず今の自分に出来る最低限の事をしようというなんとも草食系な考えのもと(笑)、ひとまず確実に満点を獲る作戦に。計算速度は土屋選手の圧倒的勝利。私はひとまず残り時間一杯を検算にあて、極限まで悪あがきをすることに。特に目立ったミスも見つけること無く無事終了。

 お昼休憩を挟み、毎年恒例の目玉競技である東北六県対抗競技が始まります。各県より小学校の部、学校の部、一般の部より5名選抜。各部門1名以上ずつの混成でなければ必然的にチーム自体が失格とみなされます。私自身も数回、宮城県の優勝を手放してしまう原因を作ってしまった事があったので、実は余裕なんですと言わんばかりの雰囲気を醸し出していると見せかけて、若干緊張しながら臨んでいるのです。各県の名誉を賭けた熱き戦いの火蓋が切って落とされました。

 競技内容は、かけ算、わり算、みとり算はそろばんグランプリジャパンスクール・シニア部門と同程度。かけ算・わり算は口頭にて問題を読み上げられ、答えを記入。みとり算は1枚の問題用紙に3題印刷されており、進行の方が「用意!」の号令と共に、「○番!」と指定するのでその一問題を計算していきます。読上暗算は3~6桁、読上算は5~10桁となります。

 かけ算。宮城県、早速ミス。やらかしたのは一般の部のメンバー。後に罵られることは避けられませんが、私自身何度となく足を引っ張ってきたので、気持ちが痛いほど分かります笑。

 わり算。宮城県満点。

 みとり算。またもや痛恨のミス。ミスしたのはまだ経験も浅い小学生でしたので、まぁ仕方ない。

 読上暗算、読上算。共に満点。宮城県は23点という結果に終わってしまいました。

 今年度は24点という結果で青森県に軍配が上がりました。続いて2位タイで宮城県並びに岩手県。3位は福島県という結果に終わりました。また来年リベンジです。

 全競技が終了したところで、運命の個人総合競技成績並びに「そろばん東北一」の発表。前述の通り肩の力を抜いて決勝戦に挑みましたので、結果がどうであれ全て受け止めるつもりでした。あわよくば優勝を…という軽い気持ちで発表を待つことに。その最中何気なく出場者名簿に目を通していた時。東北一の名前がスクリーンに映し出されたようです。どうせまた優勝は土屋先生なんだろうなー。スクリーンを見るまでもないなー。なんて下らないことを考えていたその時、一際大きな歓声が。何事かと目線をスクリーンへ移すと、そこには何と自分の名前が!!!そう、まさかの優勝だったのです。思わず体が一瞬浮遊したような隠し得ない驚きと高揚感。現実として受け止められず、表彰台に向かう足取りですら重くなってしまう程の衝撃を覚えました。

 高校3年生時、学校の部で優勝させて頂いたことはありましたが、同門の諸先輩方が立ちはだかる以上東北一になんてかすりもしませんでした。いつかは物にしたいと思いつつも、チャンスをことごとく棒に振る結果に情けなさすら感じました。しかし今回、ひょんなことから東北一を頂くことが出来、「念ずれば花開く」とはまさしくこのことか、と痛感しました。確かにまぐれだったのかも知れません。たった一回の優勝かも知れません。全国優勝でもありません。しかし、私にとって今回の優勝は本当に意味のある優勝だったのです。このたった一回を勝ち取るのにどれだけ時間がかかった事か。大人になっても長く続けていれば結果を残せるんだよ、と後輩達に少しでも伝わっていれば幸いです。

 来年は地元開催。来年はちょっと欲を出して、二連覇を念頭に置きながら臨みたいと思います。「平成最後」の優勝のみならず、「新年号最初」の優勝も飾りたい、というのが本音です。それを現実とするためにも、決して天狗になること無く、あくまでも謙虚に引き続き邁進して行きたいと思っています。

 以上で参戦記を閉じたいと思います。ありがとうございました!

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