阪神淡路の大震災で被害を受けたので心配したが、JR三ノ宮から10分程度の場所に
上海料理店「愛園」がある。繁華街のアーケード街の途中に急坂があり、その途中である。
現在は「新愛園」が検索すると同じ場所にある。世代が変わったか名前に「新」がついているのが気になる。
兵庫県の高砂に出張することが多かった。上司同行の場合、必ず三ノ宮で下車してこの店による。高砂からは少し戻り姫路から新幹線に乗れば東京には早く着く。
三ノ宮へは神戸高速線、山陽電鉄線で結ばれているが約50キロも離れている。上司が言う「愛園」の一品「アサリ蒸し」の味を試してみたい好奇心から始まった。
アサリ蒸しは単純な料理、アサリをショウガと蒸してスープにした料理。正式名前は忘れたが、「アサリ蒸し」と覚えている。粒がそろって、大きめのアサリは紹興酒に合う。
上海料理は全て舌に合うほど旨いが、ここのアサリ蒸しは格別に美味しい。横浜の中華街に行って「アサリ蒸し」を食べることがあるが、雲泥の差。
確かに途中下車をしてでも食べたくなる。一人で出張するも時間が許す限り三ノ宮で下車した、
中国語が飛び交うなかで本場の上海料理を堪能した。至高の時間を楽しむことになった。
神戸には縁があり、何十回もいった。坂の途中の有名なカフェ、風見鶏の街並み、神戸港遊覧と神戸の裏庭の六甲山、100万ドルの夜景を見た。有馬温泉も良く行った。
神戸牛はブランド化の走りである、今はA5の牛肉は各地にある。ブランド肉としては山形県米沢の米沢肉が明治初期にブランド化された。米沢肉誕生のエピソードは別にブログするが、神戸
と薄い関係がある、街並みも住宅地、繁華街、ビジネス街、そして神戸港、シンボルとしての神戸タワー。横浜に似ているが、横浜は関東大震災、と戦災があり、戦後の雰囲気が強い。神戸は
江戸時代末期の欧米との修好条約で港が整備され街。ローカルテレビ局がある「サンテレビ」。
この神戸の中心街が三ノ宮。JRの線路に沿った三ノ宮商店街には「餃子の大将」もあり全国チェインする前に食べたことがある。神戸大学生が通った店。
小さな中華街もあり、多くの中国人がここに集まった。中華料理人も優秀な人材が来た。
関西方面に行く機会が作り、「愛園」で「アサリ蒸し」を食してみたい。味の伝承が
行われて居ればと思う。
de 非宇宙人