このプロジェクトの成功は、オーストリアのインフラに大きな影響を与えて、技術供与契約終了後「情報交換協定」を行った毛関係継続した。提供技術に関するアフターケア
である。日本側から技術は素晴らしいもので、安定した運転を継続した。しかし時代が経つと、公害から地球環境保護に課題が推移した。残念ながらその時は会社を辞して、
青森県で環境技術に関する従事していた。バイオマス発電は環境にやさしく、かつ地元の資源の有効活用が出来る「地産地消」の技術である。この時はオーストリアのほうが進んでおり、
日本の立ち遅れが目立った。その調査をするためにウィーンを訪れ、このプロジェクトに従事した技術者と再会した。彼らは副社長、技師長レベルに昇格していたが、快く迎えてくれた。
また初期に日本技術移転を判断した故ラッフェルバーガー氏の墓参をした。街中にある墓地に、かなり大きなお墓と記憶している。このプロジェクトで墓参したのは私一人とのこと。
感謝と安息の日々をと心で念じた。
時代が変わると立場が逆転する。この時代感覚を学ぶのが、歴史を学ぶことである。栄華盛衰
とは古くから言い聞かされた言葉であるが、栄華を持続することは難しい。経営者も、技術者、一般人も、人間。社会には繰り返される自然の理である。ただしこの時間軸を正確に読み取る
能力が伝承されない。歴史は形を変えて展開する。
オーストリアだけではこの技術の取得は出来なかった。日本との関係によりオーストリアを拠点
に欧州への環境技術の浸透した事実は未だ検証されていない。時間軸の中で埋もれる運命かも知れない。この功績をたまたまNHKの青森支局長の耳に入り、ヒアリングを受けた。
当時のプロジェクトX(旧)の司会者国井さんとも面談して、候補として検討に入る12月に、プロジェクトXは2005年3月で終了することになったので、このプロジェクトは幻になった。
今でも、欧州における環境技術がオーストリアへの技術移転が契機になったことは、語り継ぐことが無くなった。
次はラッフェルバーガーさんが取り持つ縁で結婚した我が部下
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