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オーストリアの実績は欧州各国の影響を与えた。欧州からの調査団が日本によく来た。これほど関心が高いのであれば、欧州でシンポジウムを開催したらどうかと、知人のカールスルーエ大学

 

のR 教授に提案したところ、乗り気で開催が決定。ドイツ側は欧州の企業大学の研究者・技術者の参加募集と大学施設の提供。日本側は重工業の技術者を発表者に依頼して総勢10数名を超え

 

るミッションを組んだ。日本人の旅費滞在費はシンポジウム参加費により捻出したがメーカーは営業費用として無償。400名を損益分岐点と考えた。この時の笑い話は、もし400名の参加

 

者が来なかったら損がでる。その損失分はだれが負担するのかが議論された。R 教授は折半にしようとしたが、会社は全額R教授と主張。参加者募集はドイツ側の責任だからという理由で。

 

シンポジウムの募集が始まったら、なんと3000名を超える申し込みが来た。会場も中講堂から大講堂に変更となった。英語からドイツ語、ドイツ語から英語喉同時通訳を配置した。

 

大講堂は立ち見が出る参加者でむんむん。カールスルーエ大学は名門大学。一流の学者・エンジニアの前で、日本の環境技術開発の実力の高さを発表した。これは日本は四日市の「喘息」

 

被害など痛い思いを経験した。この過程を踏んで開発した信頼性の高い技術である。今欧州が抱える湖沼の酸性化、黒い森の枯渇だけでなく人間社会に影響を及ぼす状況を先取りした日本に

 

学べとの意気込みを感じた。

笑い話は、このシンポジウムで数千万円の黒字がでた。この余剰金について、R 教授は「リスク」

 

をすべて取った私のものだと全額懐に入れた。その成功に気を良くしたR教授は日本からの参加者全てを自宅に招待して、家庭料理をふるまった。あの自家製のバームクーヘンの味はほろ苦か

 

った。日本人は損を出したら責任が誰がとると損失ばかり考える。状況を把握して無かった。リスクが一番持った人が、利益を一番多く取るのは当たり前である。

 

つくづく、当時の契約担当の無能さを嘆いた。

 

話は全く違うが重なる事例は多くある。マイナス面ばかり考えて否定的な事を言ったり行動する人は走り出す前は右上がりの話ばかりするが、中身が具体Þ気になると「美味しくない話」だと

 

思うと、廻りの迷惑を考えずに「逃げを打つ」、このような人を何人も見た。上司の話の活躍を出版する企画が持ち込まれた。編集や事務処理だけを行う条件で参加したが、途中で大口注文が

 

無くなった。その瞬間出版本はCDでお茶にごせとか、赤字をしないやり方を探せとか、命令。

最後は降りると。出版本は上司の業績をまとめたものであるのにも関わらず、覚悟がない。

 

私は私費でも出版する覚悟で購買者を募ったら予定を超える購買者が集まった。当然、その利益は私が頂いたが、その人に批判された。その人にクラウドファンドを提案したが、理解できない

 

から行わないと言われた。伝統的な古い方法に固守した。何もしない人は楽だが、当事者は事務処理、会計処理などの整理は大変。

 

余剰金はプロジェクトが終わったらすべて準備に一番労力を使った人に譲るべきと思う。「見えない支出」が必ずある。一生懸命、覚悟を持って行動する人は貴重である。その人に敬意を払う

 

事が大事。異論はあると思うが

 

de 非宇宙人