家(自宅③ 床の間) | ab5fcのブログ

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エコと生活力を向上に向けたブログ博物館を試作中

狭い日本は高層マンションが立て並ぶ。

土地価格によるものと思う。また都市計画にもよる。

 

日本家屋は古民家としての活用はカフェ、レストラン、

演奏会、講演会などにも活用の幅が増えて嬉しい限り。

 

マンションだと年寄りには住みやすい。ゴミ出しも楽。

近くにコンビニ、スパー、鉄道・バスのアクセスも良い。

 

特に医者が近くにいる。これが一番。

さて日本家屋の1戸建てと長屋とは違う。また

 

平屋と二階建てとでも違う、建築法が変わり木造でも3階建ても最近は多い。

今までは気に留めなかったが、家には床の間がある。

 

京風の立派な床の間ではない。床柱も平凡な木材。

日本家屋と表現したのは、床の間の有無。和式の家には

 

私の知っている家には床の間がない。床の間に書ける掛け軸もない。

季節の変わり目に、毎年季節感を喚起させる掛け軸を掛ける。

 

端午の節句、お盆の掛け軸は決まっている。お雛様用もあったが誰かが持って行った。

行方不明。その他、山水画や書家の掛け軸も多くある。掛け軸にしなくその原図を

 

まくりと言うが、掛け軸にするには表装しなければ。これが意外と高い。10万円位。

まくりはまくりとして保存しているが日の目を見ない。いろいろと考えている。

 

一つの方法であるが、邪道ではあるが、作者の所縁の町の美術館か、博物館に寄贈する

こと。何しろゴミ扱いしていたぼろぼろの掛け軸。処分する前に「蛇の足跡」の字を解読

 

したく専門家に解読。天正??年との年代は読めたが差出人の名前がない。

骨董店の鑑定では、汚いので価値はない判定。つてを頼りに専門家

 

調べて貰った。なんと180年ぶりに発見された戦国武将の手紙。歴史の記録に

再び光を与えた。現在公文書館の金庫で保存中。後世の人に伝えることができた。

 

お茶をする人は掛け軸をさりげなくへ茶室に飾る。丈の低い掛け軸は茶室用と

思う。大きな掛け軸もある。散水画が多い。緻密で人物、動物、植物も良く描かれている。

 

有名な人のものはないが、そこそこの技量である。幕府が倒れると大名に召し抱えられた

絵師は路頭に迷って貧乏。西洋絵画の興隆で、古い様式の日本画は明治期人気がなくなった。

 

洋式に捉われた絵画は自由な人間表現と「絵の具」による自由な色彩と共に日本人の西洋へのあこがれ

も伴い普及した。日本画は廃れる。今に地味な散水や書家の掛け軸は鑑定団にだしても、ネタにされるだけ。

 

スズメの絵を微細に見ても緻密で有り生き生きしている。日本が再評価されると思う。日本画ルネッサンスは必ず来る。洋式化され、派閥もあったが、表現は今は自由。書道の文字も 明確(石の字はない字)など明治

 

の三筆も当時は斬新だったと思う。漢字を上手に書く若い人は少ない。PCに入力すればフォントを選べる。漢字の字体、書き方にその人の個性がでる。多様性も大事だが、個性を大事にすることが始め。

 

多様性とはいろいろな個性を認めること。 日本語を美しく書きたい。だんだん乱れていく。

日本画の個性を最近は認めている。この喜びを広めたくない。ヤフーでも素晴らしい書画が安く手に入れられ

 

る。話を元に戻す。床の間のある家は今は贅沢に感じる。壁に飾るものでなく、季節感や好みの書画を楽しめる文化を ぜひ新築やマンションにも導入して貰いたい。その魅力を発信すれば 日本の日本人の感性を楽し

 

めると思うが。最後に一つ。日本御着物の帯がアメリカの知人がインテリアに使っていた。素晴らしい美意識

に感嘆したことがあった。

 

de 非自然人