双方 コマ揃いました | bluearrowのブログ

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7月、通常国会の後半に統合形リゾート、IR法案、いわゆるカジノ法案が成立
ひとまず全国自治体から3箇所の設置を許可する方針だそうで。
これは主に海外からの観光客向けとして日本人の利用者はギャンブル依存対策のために入場料金6000円とした上で週に3回、月10回までと制限されるそうだよ。
今どき各国でやってるカードやルーレットなんて手垢の付いたゲームじゃ集客見込めないと考えるけどね。
やるなら日本独特のOMOTENASHI。
日本古来の花札やサイコロやれよ。
やったらウケるぞー
(^∇^)
 
てな事でホスト時代に体験した丁半賭博の想い出。
私がヘルパーとして付いてたFのお客さんで もっの凄い普通の主婦の方がいて、社交ダンスが趣味。
私と踊りたくてFを指名してたのね。
全く普通の方だから たまに刺激がほしくて何か面白い事はないか ないかって。
ギャンブルに興味ない事は ないんだけど競馬、競艇って今みたいに開かれた場所じゃなく汚いオッサンが集まるような所だったから気が向かなかった。
それでFに頼んで限られた人しか入れないギャンブル場、通称「賭場」を覗いてみる事に。
 
出掛けたのは日曜の昼、日曜の昼ですよ。
事前に段取りして案内役と花園神社で待ち合わせ。
連れて行かれたのは営業時間外、日曜は休みのクラブ。
フロントで開催者に挨拶すると「Fさんとこの若い方ね、これで遊んで行って」と何と10万円ずつ輪ゴムで留めた使い古しの束を更に輪ゴムで巻いた10個、100万を渡してくれて「返さなくて良いですから」と。
開催、運営は当たり前に今で言う反社会勢力。
Fは そっち方面にも強く顔が効くのは承知してたけど こうまで手なずけるか?と感心したり呆れたり。 
 
中に入って驚いた。
映画で見た事のある場面が そこにあるのよ。
テーブル、ソファーは隅に寄せられて畳敷き。
30人ぐらいが「盆」と呼ばれる小さな木枠にゴザのような物をはめ込んだのを囲んでた。
主催側はゲーム進行役の賭けを促し、出た目を読み上げる人、サイコロを振る人、現金の代わりの木札を分ける人が2人の計4名。
ゲームは手の中に入るカゴのような物にサイコロを二つ入れて「盆」に伏せた状態からスタート。
木の札を中央より進行役の側に置くと半とか手前に置けば丁ってルールがあって、丁半の賭け額がピッタリ同額にならないとルーレットで言う「No more bet」とならならず1つのゲームは簡単に成立しない。
人数いるし金額がなかなか揃わない。
片側が あと3万で同額になるのに5万出したりしてね。
一つの勝負に10分、15分。
その間、進行役は「さー半方ないか、ないか、さー半方にないか」って繰り返す。
賭け金が多くなれば当然、勝って取れる額も増えて開催者側の取り分も増える訳だから盛り上げて煽る煽る。
 
二つの目の出方によって偶数なら「丁」となり奇数なら「半」となって独特の符丁で出た目を読み上げる。
2と6だと偶数だから「ニロクの丁と出ました」。3と2だと奇数だから「サニの半と出ました」みたいな感じだったと記憶。
丁の側と半の側が同額に揃ったところで
進行役が「双方コマ揃いました。勝負」と声をあげて中央の上半身裸で彫り物だらけのツボ振り役の人がカゴを開いて出た目を読み上げる。
「あー」とか「ほい頂きだ」なんて声が上がっては出た目をメモする人、手元に残った僅かな札を数えて帰る支度をする人と色々。
 
連れの女性は映画でしか見た事のない場面を目の当たりにして大興奮。
持参した現金を使わなくて済んだものの  まさかマイナスで済むとは思えなくて結構マジメに相談しながら細かく賭けたり調子良ければ大きく賭けたり。
と、10ゲーム超えた辺りから手元にある札が なかなかの増え方。
ついてるな、と思いつつ続けてると気が付いた。
3、4回に1度、私たちが大きく賭けた時に必ず当たる。
細かく賭けた時には取られる。
ついてるんじゃない、勝たせてくれてる!
試しに小さく賭けて負け込んだ後に手持ちの半分以上を賭けてみると やっぱり当たった。
主催者側の誰にも私たちはFの所から来てると知らされてたんだろう。
楽しく遊ばせて帰そうとしてくれてる、と思ったけどツボを振る人は出る目をコントロール出来てるんだと知るに及び恐ろしくなった。
 
毎回参加する必要はなく様子を見たり休みながら夕方6時過ぎまで遊んだ。
フロントで木札を現金に替えると例によ輪ゴムで留められた古い紙幣で出してくれた。
結果、入った時にくれた100万が何と180万ぐらいまで膨れ上がり大儲け。
主催者側に儲けの一割を渡すのがルール。
来た時に相手をしてくれた人に挨拶して元金の100万は返して、あと20万だったかな?ギャンブルに興味ない私は惜しいとも思わず「みなさんで どうぞ一杯飲んでください」と置くと「さすがFさんとこの人だ、礼儀をわきまえる」と感謝された。
いや、結果こちらは元金なしで遊んで主催者側はマイナスの計算なんだけど、これで良いの?と少し申し訳ない気もしながら店を後に。
連れの女性には儲けの大半を渡してあげると「これでまた踊りに行けるわ」と その足で私と同伴出勤した。
 
 
これが人生1度きりの「賭場」で遊ばせてもらった想い出。
カジノが合法化するなら日本独特のゲーム、丁半や花札、こりゃやらないと。
カジノ運営会社は考えろよ
( ◠‿◠ )
 
 
読んで頂き ありがとうございました。
 
別口でダイエットの基本になるエクササイズブログやってます。
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