マニラのエアビー民泊スタッフのお宅訪問② ― 洪水になる地下住宅の生活 彼女が卒業する日は? | フィリピン不動産投資

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先月、
3人の子供とお腹の子供を養うための

十分な収入がなく、毎日厳しい生活を送る

マニラのエアビー民泊スタッフ、

シングルマザーのジャスの

生活の足しになればと思い、

着なくなった古着を大量に持って行きました。

 

その際、
想像を超えた場所にある

彼女の自宅を訪問することになりました。

 

(前回の記事)

『マニラのエアビー民泊スタッフのお宅訪問 ―着なくなった古着を届けに行くと想像を超えた場所でした』

 

そのお宅訪問にかなりの衝撃を受けた私に、
ジャスがこう言いました。

 

「ユリカの家もアンダーグラウンドハウスで
すごいけど見てみたい?」

 

その日は、ジャスが

新たにメインホストとして始める
民泊用物件の準備をしていました。

 

内装費用を抑えるため、
TikTokなどで注文した材料を使い、
手作りで内装を作っています。

 

その作業で遅くまでその部屋にいたので、
私が迎えに行ったときには

民泊スタッフのユリカも一緒にいました。

そこでまずジャスの家に古着を届けに行き、
そのあとユリカを家まで送ることになりました。

 

その流れで、

ジャスが

 

「ユリカの家、見てみる?」

 

と提案してくれたのです。

 

もちろん、
他人のお宅を興味本位で

見せてほしいと言うのは失礼です。

 

ユリカの様子を伺うと、

 

「ぜんぜんいいよ」

 

と言ってくれたので、
そのアンダーグラウンドハウスを

訪問させてもらうことになりました。

 

 

民泊スタッフのユリカは、
旦那さんと4人の子供の6人家族。

この1部屋のスペースで6人が生活しています。

 

この日は旦那さんは田舎に帰っていて不在でした。

ユリカは子供のころからこの家で暮らしているそうです。

 

大雨の日には洪水で家が水没してしまう、
とても大変な生活環境だと言います。

 

ジャスもユリカも、
私たちの民泊運営スタッフとして働く前は、

日雇いのクリーナーなど、

定職のない不安定な仕事が中心でした。

常に生活費が足りない状況の中で

生活していたそうです。

 

私たちの民泊スタッフとしては

ホスト担当は固定収入、清掃は日当では

あるものの、

 

Airbnbの稼働率が
90%前後で推移している現状では、

まだ十分とは言えないものの、

彼女たちの収入は

以前よりも安定するようになっています。

 

民泊運営の効率化と、
彼女たちの追加収入のため、

 

清掃業の経験しかない彼女たちに
ゲスト対応のホスト業務も兼務で任せています。

 

しかし、単純作業の仕事が中心だった

彼女たちは、ゲストから問い合わせが来ると

多くの場合、スクリーンショットを送って
私やメインホストに答えを求めます。

 

この業務を始めて6か月が過ぎました。

同じ質問がゲストから来ても、
スクショで答えを求めてくることがまだ多いのが現状です。

 

そこで私は、
こう言ってみました。

 

「私に返答方法を聞くときは、
できればあなたの意見も聞かせて」

 

すると、
彼女の返信案が送られてきました。

それは、ほぼ正しい内容でした。

 

そこで私はこうメッセージを送りました。

 

「これからゲストへの返答方法を聞きたいときは
スクショと一緒に、できるだけあなたの意見も送ってね。

それが、あなたの業務に対する理解にもつながると思うから」

 

考えながら仕事をする人と、

考えずに仕事をする人。

 

もちろん、
生きてきた環境の影響も大きいと思います。

 

しかし、
この考え方の違いが生活レベルを変える
 

大きな差になるのではないかと
私は思っています。

 

私が彼女たちとやり取りするときは
できるだけすぐに答えを出さず、

まず、彼女たち自身に答えを出してもらうようにしています。

 

その積み重ねで、
これからの彼女の人生は変わっていくかもしれません。

 

いつか彼女の家族が、

この地下住宅の生活から

卒業する日が来ることを願っています。