内部統制システムに関する開示
最後に記事を書いてからあっという間に一週間以上経ってしまいました。
改めてですが、読者に登録していただいている皆さん、コメントをくださっている皆さん、いつもありがとう御座います。
出来るだけ、内容のある面白い記事が書けたらなーと思うのですが、内部統制という言葉に日頃あまり馴染みがない方が殆んどだと思います。社会人として企業で働く方々の内、日頃から内部統制という言葉を使い、実務として取り組んでいる方はほんの一握りだと思います。でも、内部統制システムの理想は、システムを運用する人たちが意識しなくて済むように構築されていることなので、知る必要があまりないのです。別の言い方をすれば、内部統制という言葉とは全く違う操作、方法や指示などで、知らず知らずの内に内部統制システムの中に組み込まれていると言うことなのです。
よく分かりませんね、では、例えば会社の財務部に金庫があるとします。金庫の中身はさておき、統制と言う観点から見ると、金庫の存在はそれ自体「統制」と言えるでしょうか?
言えますと答えた方。残念ながら不正解です。
金庫の存在それ自体は只の仕組み(システム)でしかありません。
でも、金庫に何か価値のある物(お金や有価証券等)を保管するとします。そうすると、統制という言葉が出てきます。では、誰が金庫番で、金庫番以外に金庫の鍵の番号を知る人はいるか、金庫番以外に金庫の中身を定期的に確認する人はいるか、金庫からの出し入れを記録する人は、実際に出し入れする人とは違う人なのか。そういった、監視活動や、権限の分離が一体となって機能するのが統制と思ってください。
考えられる例で言えば、何百万円もする会計ソフトを導入したとします。でも、実際に使う人が、適切な使い方を知らず、難しいからと言って昔ながらの帳簿に手で記入していたとすれば、会計ソフトが承認機能などの統制を備えていたとしても、それは只の仕組みで終わってしまいます。でも、会社の方針として、経理の人たちは必ずこのソフトを使用することを義務付けていたとすれば、一定金額以上の請求書の支払いは、入力スタッフではなく、財務部長の承認が必要だとか、ソフトが備えている統制機能を活かすことが出来る訳です。
ようするに、内部統制システムは、あるだけでは只の仕組みのままなのです。実際の統制に関わる活動があって初めて、統制として有効であるかどうかの議論が出てくる、そう考えると分かり易いのではないかと思います。
例として、ある企業の開示を見ていただきたいと思います。
http://www.ntt.co.jp/about/tousei.html
I..内部統制システムの整備に関する基本的考え方の4.社長は業務執行の最高責任者として、内部統制システムの整備及び運用について責任をもって実施する。
そうですね、整備だけではなく運用に責任を持たなければならないと明記してます。
現在ではこうして、企業は内部統制について開示するようになっています。
シカゴでちょんまげ?
シカゴと日本人の関連について最近少し調べ始めている。
私がまず海外の国や地方を訪れるときは、まず、その国、土地の歴史、文化、風土について予習することが多い。
そうすることで自分がその土地に置かれたときに、何となく違和感を感じずに溶け込むことが出来るからです。
前置きは置いといて、
一体シカゴに初めて来た日本人は誰なのか?まずその疑問がはじめに浮かんだ。
この方です![]()
誰なんでしょう?何か見覚えがあります。
ん?
大事なことを忘れてました、答えから先に言うと岩倉具視(いわくらともみ)さんなんですが、まだ500円札って岩倉さんでしたか?ここ数年日本円を目にしてないもので、間違ってたらすみません。
それはともかくとして、さらっと歴史だけ紹介しておきます。
1871年11月12日に岩倉具視使節団はサンフランシスコに向けて横浜港を出発、23日後にサンフランシスコに到着しました。そこからワシントンD.C.までの大陸横断の壮大な旅を経験された訳です。因みに、この使節団には大久保利通、伊藤博文、子女としては津田梅(津田塾大学の創設者)さんまでいたそうで、総勢100名の、いわば当時後進国であった日本の威信をかけた使節団だったわけです。岩倉具視さんはその全権大使。
しかし岩倉具視さんだけは旅中どうしても解せないことがあったようです。岩倉さんは使節団の全権大使です。日本男児の威信をかけて、亜米利加まで来た訳です。遊びに来たわけではありません。先進国の全てを吸収して、新しい国家建設の青写真を描いていた訳です。そんじゃそこらの柔な日本男児じゃありません。周りでキャピキャピ騒ぎまくる子女とは訳が違うのです。
岩倉さんには日本男児としてどうしても守るべき物を持っていました。それは
ちょんまげ。
岩倉さんはちょんまげを切ることをずーっと拒み続けていたのです。
で、ようやく切ることを決意したのか、その時の様子を佐々木高行日記で下のように記されています。
「チカゴと云える所に著きたる頃、大使も何時となく断髪となり、衣服も是れ迄と違い、洋服となれり…何分外国風に無くては外人に軽蔑さらるるとの事にて、公達方より其の旨申上ぐる事などより、断髪改服の運と聞けり」
ついに、チカゴ(シカゴ)でちょんまげを切ってしまったのでした。![]()
岩倉具視使節団が到着した当時のシカゴは、シカゴ大火といって、シカゴの街の3分の2が焼け落ちてしまうほどの大火に見舞われ、復興に向けて動いていた最中でした。その様相をみて、岩倉具視さんは何と
5000ドルもの大金を街の復興のため寄付されたのでした。当時の5000ドルを日本の通貨に換算すると、1ドル=1両、1両が大体4,000円(当時)ぐらいの価値を持っていたそうですから、2千万円の多額な寄付です。当時の2千万ですから、とんでもない金額です。
これだけの使節団ですから、相当の資金も持参してきた事でしょう。でも、こんな風に歴史を紐解くと、今のシカゴの美しい街並みを見れるのも、こうして昔の日本人が貢献したこともその一助になっているんだなーと、感慨深く写るものですね。
そんなわけで、今回はシカゴと日本人の歴史について触れてみました。
大阪での振り込み詐欺の成果
大阪でのオレオレ振込み詐欺事件の被害総額は相当に低いらしい。
ヤフーの記事で読んだのだが、東京都民一人当たりの被害額が200円程度なのに対し、大阪では18円と、非常に低い被害額に収まっている。大阪出身の私としては、大阪でこういう類の詐欺が成功を収めていること自体が不思議であるが、記事でも書かれているとおり、大阪人は特に会話の中での度胸と気転が素晴らしい。
大阪に住んでいると、一体どこまでが本当で実際の話なのか、一体どこまでが真剣でどこまでが面白い話なのか、区別がつきにくいことがある。でも、あれだけ勝手に話しているように思えて、じつはしっかり相手の話のポイントを押さえて、洞察も怠らない。これは、大阪に生まれて、大阪で育った人間にしか分からない文化かもしれない。何でも笑いに持っていこうとしているけれども、実はしっかり本質を見極めている。これが、大阪人の特徴だと思う。
だから、笑って済まされるかなーと思うことでも、会話の中で真剣に受け止めずに、笑ってたからいいやーとそのままにしておくと、後からちゃんと確認がくるなんて事がよくある。大阪では「笑い=軽率、不真面目」ということにはならない。日頃から突拍子もない会話に慣れているせいか、ちょっとやそっとの話術では大阪人を引っ掛けることは難しい。
オレオレ詐欺の詐欺師と大阪のおばちゃんとの会話を一度聞いてみたいものである。恐らく、関西以外の人が聞くと、一体何を話しているのかよく分からないだろうなーと、容易に想像がつく。漫才をやっているか如く。
ブログの趣旨とは関係ありませんがのせてみました。
シカゴはもう10℃です
シカゴはもう10℃まで気温が下がってきました。
いきなりの気温の下降に少々風邪気味です
。
シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスやサンフランシスコに比べると、日本人にとってあまり馴染みの無い街なのですが、住んで見ると、想像以上に日本人コミュニティーが存在することが分かります。
例えば、宣伝ではありませんが、ミツワ というかなり立派な日本のスーパーマーケットもあります。個人的には殆んど隣に住んでますので、重宝しています。
シカゴで日本人コミュニティーの情報を得るためにはどんなポータルサイトがあるのでしょう?
代表的なのが「住むトコ.COM」 、その他に「おでかけ.US」 や「US新聞ドットコム」 などがあり、情報の質も量もかなり充実しています。私もこれらのポータルサイトを活用して、生活に必要な情報は殆んど入手できました。
その他、ゴルフサークルや、マラソンクラブ、ビジネス交流会や習い事まで、アメリカ社会に溶け込みながら日本人コミュニティーとの繋がりを保てるように、色んな機会があります。
日本人コミュニティーがこれだけの規模があるのだからもっと日本人が増えるんじゃないかと、そう思うのですが、シカゴという街に何があるのか、あまりイメージが持ててないのかもしれません。
個人的には、このブログやSNSなどのゲートを通じて、シカゴやアメリカに関心のある方へ、色々な呼びかけをしていこうと、そう考えています。
- なるほど図解内部統制のしくみ
- \1,800
- 株式会社 ビーケーワン
- 早わかりリスクマネジメント&内部統制
- \800
- 株式会社 ビーケーワン
- 中小企業の内部統制戦略
- \2,400
- 株式会社 ビーケーワン
- プロジェクト現場から見た内部統制
- \1,800
- 株式会社 ビーケーワン
SOXの値段は?
BIG4会計事務所(PwC,KPMG,E&Y,Deloitte)の依頼でCRA Internationalが、SOX法404条対応関連費用の調査をフォーチュン1000企業を対象に行いました。
調査は大まかに2つのタイプの企業群を対象に行われました。
1.公開会社で時価総額が$75M~$700M(1ドル100円とすると75億円から700億円)の比較的小規模の企業
2.公開会社で時価総額が$700M以上の大企業
両方とも2004年と2005年と同様の調査を続けており、1年目と2年目のコストの比較がまとめられています。
1.のケースでは1年目の平均が約$1.2M(1億2千万円)、2年目が$860K(8千6百万円)と、トータルでは30.7%の減少となっています。
2.のケースでは1年目の平均が約$8.5M(8億5千万円)、2年目が約$4.8M(4億8千万円)と、トータルでは43.9%の減少となっています。

両方のケースでもその主な要因は、Learning Curveつまり404条対応の経験が2年目になり慣れてきたこと、一通り文書化が終わったこと、詳細なコントロールテストが必要なくなったことなどが挙げられます。しかし、Other(Non-404) Audit Fee 非404条監査費用のケースになると、小企業のケースでは1年目も2年目もそれ程変化が見られず、大企業のケースになると1年目と2年目の比較では12.8%の上昇を見せています。 これは、SOX法対応の経験から、他の法規への遵守や、最新の監査基準への対応、そしてより経験値、能力の高い会計担当者を雇用したことによる賃金の上昇などが含まれます。
2回連続でお伝えしたトップダウンリスクアプローチにも関連しますが、小規模会社で監査人が実施したコントロールテスト数は1年目の262から2年目は206へ、大企業では1年目の669から2年目は540へと、テスト数の減少も見られます。
これは個人的に調べたことによる印象ですが、企業にも拠りますが、中小企業のケースは大よそ総売上の2パーセント程度が404条関連の対応に費やされている感じです。$100Mの売上のある企業だと、大体20万ドル程度。$10Mの企業だと2万ドルですか、それぐらいがかける費用としては妥当だと思います。
さて、2006年の3年目はどんな結果になるんでしょうね、楽しみです。


