恐・33・自分のために生きられない私の学び | 私の居場所と今日一日。

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私の人生は死ぬまでのひまつぶし、とかってのブログに書きました。その後に私が見つけた日常の記録です。感情障害や無呼吸症候群、脳脊髄液減少症、アルコール依存症他の病を患っていますが、ブログで健康とヘルスケアを整えたいですね。



私の人生ひまつぶしです。

毎日ブログで仲間のみんなと日課の読み合わせています。

 

 

 

 

 

 

 Nº 33 


 考えたくない過去から

 逃げようと

すればするほど、 

 過去は追いかけてきます。


すべての罪悪感は無用です

精神科医 斎藤学



ポイント 


 1. 過去との関係:考えたくない過去から逃げようとすればするほど、過去は追いかけてくる。


 2. 罪悪感の扱い:すべての罪悪感は無用である。 


3. 出典:精神科医・斎藤学の言葉。 


 解説 


 斎藤学氏はこの言葉で、過去のトラウマや辛い経験に対する誤った対処法と、罪悪感がもたらす弊害を指摘しています。


逃げることで過去から逃れられると思いがちですが、実際にはその努力が逆に過去を意識させ続けます。


また、過去の出来事に対して抱く罪悪感は、自分を苦しめるだけで何の役にも立たず、むしろ回復や前進の妨げになると述べています。


 考察 


 この考えは、トラウマの心理学的知見と合致するものです。


逃げることは「回避行動」にあたり、一時的に不安を和らげるかもしれませんが、長期的には感情の処理を遅らせ、過去への固着を強めます。


また、罪悪感はしばしば本人が責任を負う必要のない出来事に対しても生まれやすく、これが自己肯定感を低下させ、孤立やうつ状態を招くことがあります。


「罪悪感は無用」というのは、過去を変えることはできないため、罪悪感にとらわれるのではなく、現在の自分を大切にして前に進むことが重要であるというメッセージです。


 内省のヒント


 - 自分が「考えたくない過去」から逃げようとした経験はあるか?


そのときどんな気持ちだったか?


 - 過去の出来事に対して罪悪感を抱いていないか?


その罪悪感が自分を苦しめていないか? 


- 「過去を変えることはできないが、今後の生き方は自分で選べる」と考えることができるか?


 この言葉を読んで、自分が抱えている過去や罪悪感について、考え方を変えてみようと思いますか?


トラウマを受けても、

生き残っていることこそ

「力」である 


 逃げようとすればするほど、追いかけてくるのが過去というものです。


「記憶を封印し、現実を否認し、感情をなかったことにして、すべてを思い出さないようにすれば、 過去とは決別できる」と思っている人は多いですが、実際は全く逆です。そんなことをすれば、飢えた野犬のように過去はあなたを追いかけてきます。 


 しかし、しっかりと向き合えば、もう追いかけられることはありません。「トラウマ (心的外傷)療法」というものが存在するとすれば、それは傷ついた人を「過去」から解放することと言ってよいでしょう。それを可能にするのは、「君には痛ましい過去があるっていうんだね、ところで、それがどうしたの?」という問いです。つらい経験をしたその人が、現在どうにか生き残っていることを指摘して、その力に気づかせて、活用させることと言ってもいいかもしれません。 


 トラウマとは何でしょうか。私たちはこの世の中に、一定の秩序と連続性を見いだそうとしています。こうしたものがないと、とても安心して暮らせません。今日は昨日のようであった。明日も今日のようであるだろう。明日の景色も今日の景色のようであり、 今日よいとされていることは、明日もまたよいことであるはずだという認識です。


自然災害や事故はこうした日常の連続性を遮断し、人が生きるための大切な基盤である安全感にヒビを入れます。災害や事故を体験したあとでは、人はそれ以前のような信頼を周囲に対して抱けなくなるのです。こうした体験をトラウマと言います。 


人の心を危険にさらすのは、自然災害や事故だけではありません。むしろ他人からの攻撃や暴力のほうが人の心に破壊的に働くでしょう。その典型が戦争です。でも、戦争の場合には、自分と同じような被害を受けている多数の犠牲者がいます。自分ひとりだけが攻撃を受ける状況では、トラウマはさらにひどいものになりがちです。たとえば強盗や強姦などの被害にあって自分が獲物のように扱われたとき、私たちは被害の痛みのほかに、そのような被害の犠牲にあってしまう自分に、自信と肯定も失うのです。 


 このような体験をすると、悲惨な記憶はなかなか脳裏を離れません。その出来事が起きたときの恐怖はその後も続いて、平穏な生活のなかにも物騒な回想が無遠慮に入り込み、安楽に眠ることもできなくなります。一緒にいると楽しかった人に対しても「しょせん、私の苦しみなどわかってはもらえない」と考え、次第に孤立し、周囲も離れていきます。このようにトラウマが、ひとりの人生を支配し続けることもまれではありません。


ポイント


 1. 核心メッセージ:トラウマを受けても生き残っていること自体が「力」であり、逃げれば逃げるほど過去は追いかけてくる。


 2. 誤った対処法:記憶を封印したり現実を否認したりすることで過去と決別できると考えるのは間違いで、それが逆に過去を追いかけさせる。 


3. 適切な対処法:しっかりと向き合い、「痛ましい過去があるけれど、それがどうしたの?」と問いかけ、生き残った自分の力に気づかせ活用することで解放される。 


4. トラウマの定義:日常の秩序や連続性、安全感の基盤を遮断する体験で、自然災害・事故だけでなく、他人からの攻撃や暴力(特に一人で被害に遭う場合)がより破壊的。 


5. トラウマの影響:記憶が離れにくく恐怖が持続し、孤立しやすくなり、人生を支配されることもある。

解説

この文章はトラウマの本質と適切な対処法について述べています。


まず、「逃げることで過去から逃れられる」という一般的な誤解を指摘し、向き合うことの重要性を説きます。


トラウマとは、人が安心して暮らすために必要とする「日常の連続性」が遮断されることで生じるもので、他人からの加害は特に深刻な影響を与えます。


そして、トラウマ療法の核心は「過去から解放すること」であり、その鍵が「生き残っている自分の力に気づくこと」にあると説明しています。


 考察 


 トラウマは単なる「過去の出来事」ではなく、現在の心や生活にまで影響を及ぼす深刻な問題ですが、文章が強調する「生き残っていることが力である」という視点は、被害者を「弱い存在」として位置づけるのではなく、「強く生き続けている存在」として肯定する点で意義があります。


また、「一人で被害に遭うとトラウマが深刻になりやすい」という指摘は、社会的なつながりや共感がトラウマ回復に重要であることを示唆しています。


現代ではトラウマに対する理解が進んできましたが、まだ「忘れれば治る」という誤解が残っており、この文章はそうした偏見を正すのに役立ちます。 


 内省のヒント 


 - 自分や周囲の人が辛い経験をしたとき、「忘れてしまえばいい」と考えたことはあるか? 


- 「生き残っていること自体が力」という考えを、自分自身や周囲の人に対して実感できるか?


 - 他人の苦しみに対して、「わかっているつもり」で安易なアドバイスをしていないか? 


 トラウマについてのこの考え方を知って、辛い経験をした人と接する際の姿勢について、何か変えたいと思う点はありますか?




第4章
恐 

人間関係からはじき出される恐怖


ポイント 


 1. 恐怖の内容:「人間関係からはじき出されること」への恐怖であり、これはこれまでのトラウマや過去の経験と関連する。


 2. 背景との関連:トラウマ体験(特に他人からの攻撃や孤立した被害経験)や、過去に人間関係で傷ついた経緯がある場合、「再び排除されるのではないか」という不安が生まれやすい。 


3. 心理的なつながり:逃げようとするほど過去が追いかけてくる、罪悪感が無用であるという前文の考えと関連し、この恐怖も「回避や否定」では解決せず、向き合うことが重要。 


 解説 


 前文で述べられたトラウマや過去の扱い方を踏まえると、「人間関係からはじき出される恐怖」は、過去に経験した孤立や否定、被害などが原因で生じる心理的な不安です。


たとえばトラウマで周囲から理解されず孤立した経験があれば、新たな人間関係でも「また同じように扱われるのでは」という恐怖が働き、意図的に人との距離を置いたり、自分を閉じこもったりする回避行動につながります。


前文で「逃げれば逃げるほど過去が追いかけてくる」と説かれているように、この恐怖から逃れようとするほど、かえって人間関係への警戒心は強まり、罪悪感(「自分は人から嫌われる存在だ」など)も生まれやすくなります。 


 考察 


 人間は社会的な存在なので、「集団や関係から排除されること」への恐怖は本能的な側面も持ちますが、トラウマや過去の傷がある場合、この恐怖はより強くなり人生を支配しがちです。


前文の考えを適用すると、この恐怖に対して「向き合い、その背景にある経験を認めること」が重要です。


また、「罪悪感は無用」という点から、「自分が排除されるのは自分に問題があるから」と責めるのではなく、過去の経験が影響していることを理解し、自分自身を肯定することが回復への道です。


さらに、この恐怖は「他人を信頼できない」という認識にもつながるため、少しずつ安全な人との関わりを積み重ねることで、徐々に緩和させることが可能です。


 内省のヒント


 - 自分に「人間関係で排除されるのではないか」という恐怖を感じる場面はあるか?


その背景に過去の経験はあるか?


 - その恐怖から逃れるために、人との関わりを避けたり、自分を偽ったりしていないか? 


- 「過去の経験が今の恐怖に影響している」と理解することで、少しでも心が楽になるか?


 この恐怖に向き合うために、まず一歩踏み出すなら、どんなことから始めてみたいですか?