米海軍が保有する世界最大級の病院船マーシーが東京・大井水産物埠頭に接岸です。

全長272m、満載排水量7万トン近い、世界最大級の病院船。

船内には集中治療室を含む約1000床のベッドと12の手術室を装備。広範な最新の検査、治療設備を装備しています。

マーシーは湾岸戦争では兵士の治療にあたり、スマトラ沖地震で被災者の支援にあたりました。

日本に来た目的は、明日からの日米共同で災害医療訓練のためとのこと。

政府は大規模災害の発生時における船舶での医療活動の参考にしたい考えとも。
首都直下、南海トラフ巨大地震では、電力、水道のインフラがダウンすることにより、広範囲の病院が機能しなくなることが考えられます。このような事態に、大型病院船を活用したいよう。
すでに大型護衛艦には、高度な医療が可能、あるいは必要な装備を運び込むことが可能になっていますが、受け入れ可能な人数は多くはありません。
一方、マーシー級の大型病院船は通常は最低限の人数で保守だけが行われ、出撃の際は米軍の各種医療関係者を動員するユニークな運用がされています。
しかし、軍の中からだけで医療関係者を集められる米軍と違って、自衛隊だけでは医療関係者が少なすぎ。民間からも医療関係者の徴兵が必要ですが、民間の医療関係者をいきなり艦隊勤務はまず無理……
そこら辺が災害時に大型病院船導入の問題点になりそう。平時から船上大病院として運営して、有事の際は移動するのが実用的かも。
巨大地震が間近なこともあり、これまた早急に判断が必要になりそう。船自体は中古の民間船で問題なく、造水装置と医療設備用の発電機を追加するだけで、あとは必要に応じて医療設備、病床の設置だけなので、戦闘艦より遥かに安く済みます。
