ロシアが北朝鮮国境からウラジオストクに掛けてS-400対空ミサイルを配備したとのこと。
Sー400は、アメリカのパトリオットに対応する高性能の対空ミサイルで、カタログスペックでは、射程400キロ以上、対ステルス目標能力や限定的な弾道ミサイル迎撃能力があるとも。
ロシア・メディアは『朝鮮半島情勢の悪化を受け配備が決まった』としていますが、北朝鮮がロシアにもミサイルを向ける恐れがあると判断したんでしょうか?
またパトリオット同様に、S-400も幾つもの派生型があり、目標対象が異なります。
日米が極東で展開を強化しているMDミサイル防衛に対抗する狙いがあるともされていますが、S-400の限定的な弾道ミサイル対応型S-400(9M96E1、9M96E2)はパトリオットPAC3相当なので、SM-3、THAADも保有する米軍と比較すると、見劣りします。
まあ、アメリカに対抗出来ることを示して意地を張ったってところですかね。
ちなみにロシアは旧ソ連以来のICBM迎撃核ミサイルを現在も保有、首都モスクワをICBMから防衛していると見られます。
大気圏外で核爆発させるのが最も簡単で確実なICBMからの防衛方法。しかし、高高度での核爆発は強力な核電磁パルスEMPを発生させ、高度なネットワークが張り巡らされた現代では、その被害は核弾頭が着弾する以上とも。
そのため、アメリカは早期に核ABMを放棄、SDI構想に移行、現在のMD構想に至っています。
ロシアが北朝鮮国境に機甲師団ではなく、対空ミサイルを配備したことは、北朝鮮有事の際に北朝鮮へ侵攻する意志がないことを示したとも言えそう。
一方、中国軍が北朝鮮国境近くに部隊を移動したとの一部報道もあります。
米軍は既に38度線を越えての地上戦は否定しているので、中国軍は一体どこと交戦したいのでしょう?




