今年2017年、米・イージス艦フィッツジェラルド、ジョン・マケインが商船と衝突し大破、乗員多数が死亡した件で、米海軍が1日、調査報告書を発表です。
下の画像は伊豆半島沖でコンテナ船と衝突、乗員7人が死亡したフィッツジェラルド。
こちらはマラッカ海峡でタンカーと衝突し、乗員10人が死亡したジョン・マケイン。
報告書でフィッツジェラルドについては『安全な速度で運行しておらず、衝突回避に必要な措置も取らなかった』……
『艦長の判断ミスに加え、当直の乗組員がレーダーの使い方を知らないなど能力不足』もあったとしました。
一般的に米海軍の調査報告書では、艦長など高級士官には甘くなる傾向があります。多数の乗組員を抱える艦艇で事故責任を艦長に負わせていたら艦長のなり手がいなくなってしまうからとも。
その意味では、艦長の判断ミスが明記されたのは、言い訳できないレベルだったと言えそう。
この事故でフィッツジェラルド艦長など高級士官3人が解任、下士官十数人が処分されたとのこと。
イージス艦、2隻の事故により第7艦隊アーコイン司令官も引責解任となりました。
一方、最も守備範囲の広い第7艦隊が朝鮮半島と南シナ海に動員され、十分な訓練が出来ていないとの指摘も。
同じことは海自でも海外での任務が増え、同様に事故が発生、基礎訓練を徹底させた事例があります。
大艦隊を配備している米海軍でも、一度、事故で処分された士官は2度と艦船に乗れず、昇進の道を絶たれることから辞任するのが普通とか。
高級士官の育成には数十年掛かることから、大量の処分者を出した米海軍は二重の意味で痛い事になったよう。





