今朝、相次いで2発、北朝鮮より発射されたムスダンと見られる、ミサイル。1発目は空中分解しましたが、2発目は約400km飛翔。
自衛隊の分析によると2発めは弾道ミサイルの放物線軌道投入に相当する、高度1000kmまで達したことから、北朝鮮の設計想定通りではないかとの見方を公表しました。
自衛隊の分析が正しければ、設計想定の高度に達したため、意図的にエンジンを切ったか、自爆させた可能性も。ここらへんは、イージス艦などの高性能レーダーで、理由は既にわかっているはず。
世界初の実用弾道ミサイルであるナチスのV2も、必要な速度、高度に達した時点でエンジンを切って弾道軌道に入るタイプ。
命中精度は極めて悪いローテクですが、核弾頭であれば誤差の範囲とも言え、逆に単純で信頼性が高いとも言えます。
今日は3発目も発射されたとの情報もありますが、まだ確認は出来ていないよう。
ムスダンがまだ実用には程遠いことは明らかになりましたが、一定の技術的進歩はしているようで、今後、我が国への脅威の一つになることは確実。