参院選は今日公示、参院選が始まり、しばらく政治ニュースも面白くなくなりそう。
参議院は、そもそも旧・貴族院の流れを汲むとされていますが、敗戦後、憲法制定時にGHQが一院制を主張した時に、日本側が貴族院の代わりにと、GHQに強引に要求して作られたものとか。
GHQとしては、日本が独立しても道州制は取らないことから一院制で十分と親切心で言ったのに、日本側は少しでも大日本帝国の面影を残したかった、ただそれだけの議会。
昔から、二院制ついて法案の審議の結果が同じなら時間の無駄、違う結果になれば有害って言葉がありますが、戦後の日本の政治おいて、参議院は無駄以外の何物でもなく、日本の民主主義の盲腸って言っても良いでしょう。
一人くらい、参議院をぶっ潰すために憲法改正を!って言う候補者が出ても良いと思うんですが、でませんねぇ(笑)
候補者の演説も、ほとんど衆院のカーボンコピーばかり。GHQに逆らって参議院を強行設置した後付理由の一つに、衆議院とは別の視点で法案を審議するってのもありましたが、今やこれも過去のものになりました。
それでも、傾聴に値する演説もないわけではなく、随分、老けた某候補者の『医療用大麻解禁』は傾聴に値しますね。嫌煙派によると大麻は、タバコより遥かに健康に良く、延命効果もあるとか。麻生さんじゃないけど、そんなに長生きしてどうするの?って確かにありますよ。高齢化すれば、あちこち悪くなるのは当たり前。年寄りには、生活の質重視で安価な薬で適当にってのも、医療費抑制にいずれ近い将来、取り組む必要があります。
こちらの候補は、食品ロスについて言及。食料自給率が極めて低い我が国なのに、使用されず廃棄される食品が多すぎです。
今後、異常気象が深刻になれば、いずれ巨大食料生産国の農業生産が減少、大規模な飢饉が起きることは必至。
その時になって慌てても遅すぎなわけで、各種食品小売業が、賞味期限が近くになるに比例して価格を下げることを法律で義務付けることも必要。賞味期限と同時に一定時間、無料にすれば、食品ロス問題解決と福祉活動にもなります。
これらを主張する候補者が、仮に当選したとしても、法案化し、さらに衆参で審議して可決されるまでには、一院制と単純計算で二倍以上の途方もない時間が掛かることになります。