展示会は東京・千代田区の国立公文書館で開かれ、今日はケネディ家、最後の生き残りキャロライン・ケネディ駐日大使や、例によって安部総理も出席してセレモニーが行われました。
キューバ危機で、核戦争一歩手前の状況に苦悩するケネディ元大統領の写真はあまりに有名。
また、戦時中、魚雷艇の艇長をしていたケネディ元大統領をひき逃げした駆逐艦・天霧の花見・元艦長と、戦後、交流があったことも明らかに。
ソロモン諸島近くのニュージョージアの西を哨戒していたケネディ元大統領が艇長を務めていたPT-109は、駆逐艦・天霧と遭遇しますが、視界不良のため、双方気づくのに遅れ衝突してしまいます。駆逐艦・天霧は、PT-109乗組員全員死亡と確信し、軍令部にも報告しています。
その後、ケネディ元大統領は、小島に漂着、ヤシの実にメッセージを刻んで島民に依頼、6日後にオーストラリア軍により救助、帰還を果たすことになります。その時のヤシの実は文鎮代わりにされ、執務室におかれていたとのこと。
ケネディ元大統領と駆逐艦・花見元艦長は、戦後、交流を始め、大統領選挙の際には駆逐艦・天霧元乗員から激励の色紙が贈られ、花見元艦長は大統領就任式にも招待されたのだとか。
下の画像は、大統領から花見元艦長に贈られた、自筆のメッセージ。
またキューバ危機後に、核実験禁止に向けて旧ソ連と話し合う用意があることを表明した『平和の戦略』の草稿も。
草稿には、大統領自ら加筆した跡も……
下の画像が実際の演説の様子。
改めて、悲劇の大統領であったが、偉大な大統領でもあったことが実感できる歴史的資料です。