しかし、穏健派と言われるもののイスラム宗教色の強いムスリム同胞団出身のモルシ氏と、ムバラク政権最後の首相であるシャフィーク氏の旧体制派の組み合わせに、エジプト国内では混乱も生じているよう。
中東で民主化に最も成功したと言われるエジプトですが、エジプト最大の資源である観光は、依然として、政変前の6割りにとどまり、深刻な状況。
観光商売の人たちは、早く良いファラオの誕生を祈っているようですが……
エジプトは、中東最大の軍事大国で、イスラエルと平和条約も結んでいます。
旧体制派のシャフィーク氏が大統領になれば、民主化を求めてきたグループやイスラム勢力の不満が高まり、モルシ氏が大統領になれば、人口の1割を占めると言うキリスト教・コプト正教会やイスラエルとの緊張が高まるのは必至。
どちらが当選しても、中東が再び緊張するのは確かで、その意味ではギリシャの再選挙より要注目です。
エジプトにギリシャ、二つの古代から続く国家が、世界を揺るがすとは、これまた歴史の皮肉ですねぇ。