午後から、来客があり、結構、ハードな打ち合わせであったのだが、こちらの方は、意外に順調に進み、帰りがけにオヤジの仕事部屋兼書斎に案内した。
オヤジの部屋は、ほとんど本で埋められているが、僅かなスペースだがレコードもある。
その人は、僅かに顔を出していたレコードのジャケットを引っ張りでしてくれた。
それがこれ……
「こんなの聞くんですか?」と問われて、「ええ、まあ……」と適当に答えたが、買った覚えがない。
なにせ、大学卒業あたりから、東京、横浜と彷徨っていたので、親の家の自室に帰ったのは、ほんの数年前からだ。
だとすると、30年近く前のものか。
Jazzは好きだが、レコードは何枚も持っていない。
横浜のバーで、生演奏を聴けるので、わざわざレコードを買う必要がなかったのだ。
自分の人生の記憶も、あやふやになったのかと、愕然といたしましたよ。
取り敢えず、珍しくパワーレベルメーターが点灯するほどボリュームを上げて、多分、四半世紀ぶりのレコードを聴いております。