オヤジが星先生とともに、敬愛する立原正秋先生の句である。
初出は多分、「春の鐘」だと思うが、段々、立原正秋先生の没年に近づくに連れて、厳しく心に響く。
そろそろ、あと少しの桜もみることができるだろうか……
雑事に追い回されるうちに、桜を見ることもなく、目覚めることが出来なくなる日も近いことが、実感できるようになってきた。
春の嵐の風音を聞くにつけ、嵐の向こう側が見えるような気がしてきた。
ちなみに「春の鐘」は、立原正秋先生の令嬢のエッセイによると、最初は「朝の鐘」をタイトルにするつもりだったとか。
令嬢の健康小説みたいの一言で、「春の鐘」になったとか。
大作家を支えた家族がいたからこその名作だったのだろう。
- 立原 正秋
- 春の鐘 (上巻)
- 立原 幹
- 風のように光のように―父立原正秋