それで、あれこれ応急処置の本を見ていたら、外国にあって日本にないものがあった。
外国の本には、大抵、毒蛇・毒虫に刺されたときの応急処置として、ポイズンリムーバーを使用しろとある。
現物は、写真を参照してください。
針のない注射器のようなもので、傷口に押し当てて、毒を吸い出す、一種のポンプである。
有効性については、日本の本には疑問を呈するものもあるが、海外のサバイバル書には、必携とあるから、効果は確かだと思う。
少なくとも、時代劇あたりでたまに目にする、傷口から口を使って毒を吸飲する仕方は、間違いである。
もし、毒を吸い取った人の口中に傷があれば、そこから毒が侵入する恐れがあるし、血液に危険なウイルスが存在する場合もあるからだ。
但し、ポイズンリムーバーの使用は、嚼まれたり刺されたりしてから、数分以内に使用するのが望ましいようだ。
また、ポイズンリムーバーを使用しても、完全には毒を吸飲できないから、すぐに病院に行くことは当然だ。
オヤジの住む鎌倉で、危険生物と言えば、蜂にマムシくらいであると思っていたが、近頃はそうでないらしい。
いつ、アホな飼い主に捨てられたサソリが侵入して来るとも限らない。
そんな時に備えて、是非、ポイズンリムーバーを用意しておこう。
蛇足ながら、サソリは毒性が弱く、子供、病人、老人など抵抗力がない人以外は、まず死ぬことはない。
それより危険なのは、写真の下の方にある、背中に赤い斑点があるクモの方だ。
これが、ブラックウイドウ、和名だとゴケグモだ。
こちらの方は、国内で自然繁殖していることが確認されている。
死亡の恐れは少ないと言われるが、毒性は、サソリよりもはるかに強いから、注意が必要だ。