朝から、アホな記事を見つけてしまったのだ。
交際相手の妻殺害依頼 請負サイト通じ 容疑の女ら逮捕
ネットで暗殺を依頼したが、暗殺請負人は金をせびるばかりで、実行しない。
業を煮やした依頼者は、なんと警察に相談。
目出度く、依頼人も請負人も捕まったというマヌケな話である。
しかも、依頼者は、救急隊員というから救いようがない。
それはともかく、小説の世界では、この手の殺人について、いくつも完全犯罪ネタがある。
有名なのは、星新一先生の『殺し屋ですのよ』だろう。
確か、『鬼嫁』でも主演される観月さんで、テレビ化されたこともあると思う。
推理小説じゃないからネタバレしても良いと思うので紹介しておこう。
――ある日、男の元に虫も殺せないような美女が現れ、殺人を持ちかける。
男には、どうしても殺したい人間がいたのだ。
半信半疑で、金を渡すと、確かに相手は死んだ。
実は、その美女は看護婦だったのだ。
死にそうな患者を見つけて、その患者に恨みを持つ人間を探して、殺人を持ちかけていたわけだ。
『殺し屋』によるマーケットリサーチ、逆転の発想ってわけだ。
さすが星先生と言いたいところだが、昨今は、勝手に安楽死させてくれる医師とか看護師もいるわけだから、あまり笑ってばかりもいられない。
医療関係者で、『殺し屋』を目指す方にはお薦めです。
なんたって、完全犯罪間違いなしですから。
もし、ターゲットが生き返ったらどうするかだって?
ご心配なく、不法利得ですから、貰った金は依頼主に返す必要はありません。
但し、税金はかかりますので、ご注意を。(申告しないと脱税になります)
案外、『殺し屋』って多いのかもしれませんね。
- 星 新一
- ちぐはぐな部品