『今、あばれにゆきます』のプロット。 | パイプと煙と愚痴と

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単なるオヤジの愚痴です。

お涙頂戴モノ大嫌いなオヤジですが、例外が二つだけある。

『平家物語』『ハチ公物語』である。

この二つだけは、本、映画、テレビのメディアに関わらず、涙ボロボロなのだ。

いやあ、今日のNHKの『義経』は良かったですね。

二位の尼が入水する場面では、大泣きでしたよ。

きっと、オヤジの前世は平家の飼い犬であったに違いありません。


このまますぐ寝ていれば、カタルシス効果全開で、熟睡できたのですが、つい、続けてテレビを見たばっかり、余計なプロットが頭に浮かんでしまったではないか。

こんなのです。


――タクミは悪妻のミオに先立たれ、幸せな毎日だ。
おまけに、MEGUMIちゃんと言う巨乳の恋人(読者サービス用)も出来て、万々歳である。
だが、雨の季節のある夜、巨乳ちゃんとベッドイン寸前に、死んだはずの悪妻のミオが立っていた。
そして、タクミの危ない趣味を次々ばらしてくれたので、恋人とは破局、
さらに飲み食い、買い物しまくりで、タクミの生活は滅茶苦茶だ。
タクミが首締めてやろうかと思った頃、ミオは手紙を残して消えた。

『へそくり、使うの忘れたので、天国から、会いにきました。
 折角だから、あなたのカードと貯金も全部使わせてもらいましたので、悪しからず』

タクミが手紙を読み終わると同時に、借金取りが大勢押し寄せたとか……


またまた、気色悪い背筋が寒くなる純愛ファンに殴られそうだけど、あれって、『居酒屋ゆうれい』の焼き直しって気がするのは、オヤジだけですかね。

それはともかく、オヤジもいつか、『日本以外全部沈没』みたいな名作パロディ小説を書きたいと、常々思っているわけですよ。


ハイ、さいなら!

筒井 康隆
日本以外全部沈没―自選短篇集〈3〉パロディ篇