今日の客先は、『みなとみらい』の一等地におられます。
そこで、暑さの中、つい足を伸ばして、ちょっと観光もしてきました。
桜木町から10分ほど歩いた、小高い丘の上に『掃部山(かもんやま)公園』があります。
公園の中心部には、立派な銅像が建っています。
銅像の主は、大老井伊掃部頭直弼(たいろういいかもんのかみなおすけ)です。
相当歴史の授業をサボった人でも、桜田門外の変で、暗殺された井伊大老のことは覚えているでしょう。
なぜ、横浜の地に銅像が建っているかというと、彼の決断により、横浜は開港され、現在に至っているからです。
その業績を記念して、旧彦根藩藩士等によって建立されました。(但し、現在の銅像は二代目)
井伊大老は、傾いた幕府の屋台骨を立て直すべく、次々と改革を断行します。
しかし、その強権的政治手法と、天皇家を無視して開港したことは、勤王派の恨みを買い、志半ばで凶刃に倒れます。
以後、幕府の権威は地に墜ち、明治維新へと突き進むことになります。
歴史的評価は、功罪半ばとする人も多いですが、藩士が亡き主君のために、こんな立派な銅像を建立したところを見ると、藩主としては名君であったとも言えます。
井伊大老の像は、横浜港に向いています。
横浜の今日があるのは、ひとえに彼の決断によるものです。
日々発展する横浜の地を見守る彼は、なにを思っているのでしょう……