ウイスキー、ブランディ、ビール、ワイン、日本酒に、カクテルまで、あれば何でも有り難く頂戴していた。
しかし、四十代になってから、急に日本酒の比率が高くなった。
同時に喜ぶべきか、悲しむべきか、酒量が落ちてきた。
と、言うよりも、一本の酒で満足できるようになってきた。
ようやく、酒の味を覚えたとも言えるだろう。
そろそろ、これが最後の酒になるかも知れないと思うと、若い頃のように乱暴には飲めなくなってきたとも言える。
そして、酒は私の数少ない友人の一人だと、確信するに到ったように思う。
立原正秋先生は、私の尊敬する小説家の一人です。
小説家に先生の称号を付けるのは、星先生と立原先生だけです。
立原先生は、酒を愛した、最後の鎌倉作家としても知られています。
その立原先生の小説、随筆に書かれた、酒・料理をまとめたのが下記の本です。
酒を人生の友人にするつもりなら、一読して損はありません。

著者: 立原正秋文学研究会
タイトル: 立原正秋食通事典