若い頃から、執筆活動をやってます。
と、言っても20年以上やって売れたのは一本だけです。
専門はショートショートですが、さすがに才能がないなと諦めて、SFからSMまで手を伸ばしましたが、やっぱり駄目です。
そこで再び、ショートショートに回帰しました。
久しぶりに、こんなネタ考えましたが、うまくオチません。
誰か、オチ考えてください。
――ニュースになったから、ご存知かもしれませんが、アメリカでペットのクローンが成功したそうです。
そこで思いついたネタです。
ペットを失った主人が、愛猫をクローンで蘇らせました。
姿形から性格までそっくりな愛猫の復活に、主人は喜んだものの、年老いた主人は、自分がなくなってからの愛猫の行く末を心配した。
そこで、死後、自分自身をクローンで再生して、愛猫の世話をさせた。
と、ここまでは順調だったのですが、うまいことオチません。
これもお蔵入りかな。
と、思ったところで「見知らぬ親友」(ショートショートの名手です)から、アドバイスがありました。
――以前、映画「影武者」からこんな話を思いついたことがあります。
互いの存在だけを頼りに慎ましく暮らしている老夫婦がいます。
一方が先に死ぬことになるのですが、例えばそれを夫だとすると、
彼は残された妻が悲しむのを案じて、子供たちに、自分の死を絶対に妻に知らせないように頼み、自分の影武者(等身大の人形)を作らせます。
妻の方は老人性の痴呆が始まっているので、その影武者を本当の夫だと思って、夫の死後も以前と変わらない暮らしを続けます。
身の回りの世話などは近所に住んでいる子供たちがしてくれる設定です。
で、今度はその妻に死期が迫ってきたとき、妻はやはり子供たちに頼んで自分の影武者を作らせます。
もちろん、残された夫が悲しまないようにするためです。
かくして、夫も妻も死に、残された二つの影武者だけが「サイレント・ランニング」を続ける、
というオチですが、どんなもんでしょう。
やっぱり一枚上手であった。
しかし、クローンネタって、創作意欲掻き立てるんですけど、問題が二つあります。
一つは、ショートショートの枠にまとめるのが難しい。
二つめは、ストーリーの自由度が高まりすぎて、まとまらない。
以上、二つです。
従って、何か制限をつけないといけないと思うのです。
例えば、クローンは地球上では三分しか生きられない(カラータイマーが点滅すると危ない)とか、指輪型生命維持装置が必要だが、長い間つけていると精神に異常をきたすなんてのはどうでしょう?
えっ、どこかで聞いた話ですって。実は、私は阿部敦良のクローン(本物は酒飲み過ぎて、とっくに死んでます)なので知りません。(これはひどいオチじゃ!)