ハブ・ア・デストロイ | 人間でいたい

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愛と平和


ビーグル犬にハマっている。
先日、
夢に茶色のビーグルが出てきて頭を撫でた。
すべすべの綺麗な犬だった。
あの幸せな感覚が忘れられない。

ビーグルの動画を見漁る。
とにかく元気いっぱいでよく飛び跳ねる、走り回る、はしゃぐ。か、可愛い…!!
タレ耳のソイツは、はしゃぎすぎると耳が裏返ったりしている。口元がたぷたぷしている。爪でフローリングの床をカシャカシャと鳴らす。とってもとってもチャーミング。森の声楽家と呼ばれていて、体からポップコーンの匂いがするらしい。

いぬわんたんも原型はビーグル犬だと気がつく。
そうか、私はビーグルを愛す運命だったのか。

それにしても、そのはしゃぎようは凄まじく、
「犬と一緒に眠る」ことができない、
ご主人のお出迎えでマスクを剥がし逃亡する、
など、行き過ぎた動画も数々見受けられた。

...感じる。
心臓が飛び出る、みたいなリズム。
止まらない愛のビート。疼く衝動。
そう、これは.....













―――――「デストロイ」

ダ!!!!―――――











♪~始まりそうだよ 終わりなき時代へと
僕をこの場に 置き去りに.......

中学2年生の頃の「デストロイ」の神、
阿部真央のギター音が鳴り響く。
そう、この胸騒ぎ。この衝撃。

デストロイな生き物と言えばお馴染みの
ウォルト・ディズニーの「スティッチ」もそう。私はスティッチも、大好き。

そうか、私、
「デストロイ」を感じたかったのか.....!!!

しかし、実生活においては「デストロイ」と程遠い日々を送っている。
例えば、はらわたが煮えたぎって火傷寸前までヒートしていても、トイレの壁ひとつ殴れないタチだ。愛を叫ぶことすら、力任せの日々だ。凡庸な理性だ。
そんなデストロイは精々、納豆を勢いよくかき混ぜるといった具合に収まってしまう。

ビーグル犬。
彼らのデストロイは、音楽だ。
そのビートは常に地を震わせ、心躍り、𝑳‌𝑶‌𝑽‌𝑬を身に纏う.....
完敗である。

彼らのデストロイを讃えて――――

朝からZsaszのライブDVDを購入‼️‼️
会社帰りに、山内マリコ先生の書籍を2冊購入‼️‼️‼️
北海道チーズクリームはんぺんを購入‼️‼️‼️‼️
「湘南ドライカレー」を‼️‼️‼️‼️‼️

―――ビーグル、万歳。

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実際、なかなか元気が出ない。
今日は上司とランチへ行って、
「ツアーとかが一段落しちゃって...今週末はライブがないので、家のたこ焼き器でベビーカステラ焼こうと思うんですよね。」と話したら、
「それ、だいぶ面白いね。」と言われた。
人が元気がない時に、側で面白いと言ってくれる存在はありがたい。

気が緩み、他人へ心の内を話すと大体「すごい考えるよね!」とか、「考えすぎないほうがいいよ。」とか言われて生きる人間としての格の違いを見せつけられた気分になって余計に病む。 油断してはならない。

とりあえず家の掃除と衣替えが急務である。
負けるな私。胸を張れ。
Born to lose, Live to win、
黙ると普通以下なのだから。
吠えまくって噛みついて振りほどかれて泥水はねまくって砂利舐めて擦りむいて、笑われて笑って笑われて、生きるのだ!