ライブメモ:挫・人間ツアー 福岡 | 人間でいたい

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愛と平和



ライブに行くのが、趣味なんです!
と、わざわざしゃべくりたい訳ではないのだが、職場の人たちにはライブに行くのが趣味な人と認識されている。

だから、週末に出張で大きなキャリーケースを持ってきたならば当然、「土日にどこか行くの?」という話になる為、白状せざるを得ない。

新入社員を交えた複数名の社員と雑談する時間があった時に、どこのライブへ行くの?という話になった。
好きな音楽を人へ教える、
それは腹をみせる猫さながら、信頼の証。
確信が持てない他人へのそれは、
まず、匂いを嗅ぐところからなのだ。

こういう時、とりあえず「クリープハイプ」、「女王蜂」あたりを出すのだが、
今回は誰も知らない...という状況になってしまった為、正直に「名刺用で伝える好きな音楽です。」と伝えた。
すると、先程「King Gnuが好き」と話していた新入社員の彼も「表用のやつっすね〜」と言っていて、コイツ、できる.........!!!!と高揚。
また時間が経ったら教えようという話になった。

(ちなみに、尊敬する女性の上司は最近旦那さんの影響で打首獄門同好会にハマっているらしい。武道館でライブする位だから、表用でまかり通ると言えばそう思える部分はあるけれど、その方の普段のイメージからは想像がつかない変化球だった為、もしかしたら私が話しやすいように勇気を出して話してくれたのかも...!と思い、「ざ...」が喉から出かけたが、止めた。その方に筋肉少女帯の話をしたら、知らないから調べて聴いてみるよと言って下さった。本当は他人に腹をみせることなど容易い、愛され可愛い猫チャンになりたい。でもそんな...野良猫みたいでは、本当に良いのか?という思いが寄せてはせめぎあい。)

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4/13(土) 福岡
早朝4時に起床し、
ホテルから出るシャトルバスへ乗って、空港へ向かう。
車窓からみえる港の朝やけを横目に、詩人や画家はこういう朝から生まれたのかもしれないと思いを馳せる。澄んだ空気は、何故だか後悔を呼び覚ます。

絶対にアレが食べたい...
と頭に思い浮かんだ福岡飯がある。
以前、福岡へ行った時に予定数終了で食べられなかった飯。



デデン!
「博多シーフード うお田」の明太いくら玉子焼き丼。飯も勿論美味しかったが、漬物とお味噌汁がとにかく、めちゃくちゃ美味しかった。
シングルのカップリング曲がA面を上回って刺さる時のような、あの感覚。
出汁の甘さと、旨み。ツルっと喉を滑り胃袋へ落ちていく筍が、最高だった。

ライブまでは、公園で本を読んだり喫茶店へ行ったりして過ごした。



あんこのガトーショコラ、
優しくてどこか懐かしい味。
シナモンスパイスがアクセントになって、印象に残る美味しさだった。
見た目はずっしりぎっしり、食感は少しひんやりとしていてしっとり、優しい甘さで心身を癒しながらザラザラとした舌触りがあと引くあんこガトーショコラ。
...こんな女に、なりたい。決めました。目指すは「あんこガトーショコラのような女性」。

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煌々と降り注ぐ陽射しを浴びながら
福岡UTEROへ。

この日の下川くんは何か、とにかく...すごかった。まるで、劇画タッチのアニメを観ているようだった。

下川くんの産まれ育った地、九州。
そして、挫・人間の生まれた地、九州。

歌っている曲の全てに、そのルーツが刻まれているのかと思うと、込み上げるものがあった。

「このままでいたい」、からの「夏・天使」...
泉から溢れる透明な水に触れているような、ときめき。大切な人と過ごした時間を、こういう風に思い出すことができるということ。
それは、これからを生きる上での希望となり、祈りとなる。
変わること変わらない日々の中で、
ただ失っていくばかりのように感じる日々の中で、今という時間のかけがえのなさを噛みしめる。バスの車窓からみた朝やけの中にずっといたいと感じたことと、今を重ね合わせる。怖がらなくていい。また、出あえるから。

「人間やめますか?」を聴けたのも、嬉しかった。初めて、挫・人間のライブへ行った日の夜を思い出した。

「絶望シネマで臨死」からの「未来・挫・フューチャー」の入り、かっこよすぎる...!!
ライブって最高ンゴねぇ

ソモサン・セッパで始まって未来・挫・フューチャーで締めるの、物語性を感じる展開でアツい。

そしてこの日のアンコール「下川」は...

下川最強伝説!!!!!!

福岡で...挫・人間が生まれた地、九州で除霊を体験できるとは.....!!

下川くん「犬、わんわん!猫、にゃーにゃー!ゾウさんパオーン!俺...𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢」

メッセージの伝え方が、いちいち...かっこいい。
そうだ。人間の鳴き声は...「𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢」!!
愛があなたを幸せにするんだ!!!

ヤンクミに「変身」した下川くんも、良かった。
変身...
新入社員が、まばゆい眼差しで私の話を聞く姿を見て、怯み逃げ出したくなると同時に、このままではいられない、と感じたことを思い起こす。
誰かと生きるということ、それは、自分が自分のままではいられないことだ。それは悲しいことではなく、誇りに思うべき。
けれどやっぱり...怖いのだ。人と生きるという責任は。だから、「変身」する。強くありたい。
君が望むのならば、ヤンクミになりたい。

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ライブ後は、博多ラーメンを食べに行った。


「豚骨カプチーノ」と称される、
博多一双のラーメン。
これがまためちゃくちゃ...うまい!!!
汁まで全部、飲み干してしまった。

ラーメン屋から出て、
夜風に当たってふらふらと空を見る。
このラーメン体験が、堪らない。

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ライブメモというか、
メチャナガ日記になってしまった。

大阪のライブメモは、また!