2025年9月16日、ロンドンのウェストミンスター大聖堂で行われたケント公爵夫人キャサリン妃の葬儀に出席されたキャサリン皇太子妃のファッションについてです。








Catherine Walker
Beau Tie Coat in Black

2021年のフィリップ殿下の葬儀で着用されたCatherine Walkerのコートドレスを着用されました。




CHANEL
Mini Flap Bag in Black Lambskin
2023年頃から使われているCHANELのバッグ




Jane Taylor
Pillbox Halo in Black
このピルボックスハットは、テクスチャードクレープで作られ、後ろにはサテンのリボンが付いています。キャサリン皇太子妃は、前面にベールを追加しています。

2022年9月14日、国葬の5日前にウェストミンスターホールでエリザベス2世女王の棺に弔意を表した時と同じJane Taylorのピルボックス帽を着用されました。



キャサリン妃がケント公爵夫人の葬儀に選んだジュエリーは4連のパール・チョーカー「ジャパニーズ・パール・チョーカー」。





1975年にエリザベス女王がフィリップ殿下と共に来日された時、真珠が好きなエリザベス女王は伊勢神宮を参拝後に、世界で初めて真珠の養殖に成功した三重県鳥羽市のミキモト真珠島を訪問されました。
その後、王室御用達の老舗宝石商ガラードに日本政府が記念に贈った真珠を使ったジュエリーの制作を依頼。やがて中央にダイヤモンドを配した見事な4連のチョーカーが完成しました。

1983年のバングラデシュ訪問(左)と1995年マーガレット・サッチャー元首相の70歳誕生日を祝う晩餐会でチョーカーとブレスレットをセットで身に着けたエリザベス女王

4連パールのチョーカーに合 わせて、4連パールのブレスレットと、 それに合わせた留め具も作られました。 


その後はダイアナ妃にも貸し出されましたが、キャサリン皇太子妃に受け継がれました。


エディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀、エリザベス2世女王の国葬、とブラックフォーマルで着用のイメージがありますが、祝賀行事でも着用されているものです。

キャサリン皇太子妃が初めてこのチョーカーを身に着けたのは2017年11月20日、エリザベス2世女王とエディンバラ公爵フィリップ殿下の結婚70周年記念晩餐会でした。

キャサリン皇太子妃は2021年のフィリップ殿下の葬儀以来、エリザベス女王の国葬など重要な場面でこのチョーカーを身に着けました。リメンブランス・デー2022、スコットランドでの戴冠式、カタール国首長の歓迎式典、コモンウェルスデーサービスとブラックフォーマル以外の機会にも着用されてきました。


なかでも、2022年女王の国葬時に思い出の品として首につけ、深い哀悼の意を表したのはとても印象的で、多くの人々の記憶にも残っていることでしょう。


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